【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.1~















約束したんだ


顔の見えない天使と













何度も通った遊園地

目的地はいつも君

見つけては機会を伺って
毎回渡したラブレター

声の出せない君の
お辞儀するジェスチャーも可愛いくて


「俺が顔とか体型とかで好きって言ってるわけじゃないの、それは分かるよね?」

「どうしても、なんか、惹かれて」

「性格!君の、性格に惚れた!」

「一度でいいから。二人で。……ちゃんと会ってみたいです!」

「絶対好きになる自信があります。っていうかもう大好きですし」


数えきれないくらい口説いたね
俺の好きなクマのぬいぐるみもプレゼントしたり


君はその度、俯いた
俺がきっと、怖かったよね?





夏の夜。蒸し暑い風が頬を撫でた。
ちょうど20時の。観覧車の前のベンチに。
そろそろ帰ろうとしてた。

ぼんやり近付いてくる君が見えて、
夢みたいに幻想的だった。



そっと手渡してくれたメモ。
ごめんね、実はその日に無くしてしまったけど。
今でも俺は思い出すことができる。
頭の中で何度も読んだ幻の返事。











あなたのことが好きになってしまいました。
どうするんですか?責任とって下さい。(笑)
明日、この時間。ここに来ます。
私を見つけてみて下さい。
そしてできたら、恋人になって。






















そして次の日、君は来なかった。

そしてもう二度と、姿さえ現さなかった。




あれからずっと俺は待ってる。





毎年8月18日、20時。
観覧車の前で。








































「ユノ~、お前そろそろアガッていいよ。チャンミン君来る時間だろ?」

「あー……」


ヒチョルに言われて店内の壁掛け時計を見上げると、確かにチャンミンと約束した時間が迫っていた。
今日はお互いの仕事帰り、一応デートという名目でナイトシアターに行く予定だけど、タイミング悪く今夜のうちのカフェは繁盛してる。


「まあ…大丈夫大丈夫。あいつはコーヒーでも飲ませて待たせとけばいいって。オーナーの俺が今店抜ける訳にはいかないし」

「いいって。久しぶりのデートなんだろ?楽しんでこいよ、愛しの彼氏と♡」

「ば…っ、声が大きい!!別に愛しくねー。てか、お客様に聞こえるだろっ!」


ひひひ♪と、イタズラに笑うヒチョルの口を焦って抑えつける。モゴモゴもがいてる親友、兼、うちの店長を後ろ手に辺りを見渡せば、幸運にも夜の軽食を楽しむ客の中で俺のプライベート話に気付く人間はいなかった。
レジの前に佇む一人を除いては。


「ユノの愛しの!彼氏☆参上おぉ~♪」

「……お前な、、」


どっと疲れる。。
ピースサインの間から丸い大きな目を覗かせペロッと舌をだして肩を竦める姿は、まあ可愛いけどもぶりっ子感満載。っていうかいつもヘラヘラふざけるし、全体的になんていうかもう雰囲気全体がチャラい。

初めはこんな奴だと思わなかったんだよ。
本っ当に騙された!涙


「見ての通り、今日店混んでて忙しいから。映画無理」

「ええー!?アタシすっごい楽しみにしてたんだけどお!」


そしてゴリゴリの、、、ゲイ。


「うるさいっ。店でおネエ言葉使うなって言ったろっ。お前、署では普通に喋ってるんだろ?」

「当たり前じゃん、刑事がナヨってたら箔がつかないでしょ」 

「うちの店でも普通に喋れよっ」

「やあよおー。なんで勤務外にまで男言葉使わなきゃいけないのぉ。それにここダーリンのお店だし♡」

「分ーかったから!とにかく今日は無理っ。コーヒー出すから大人しく待ってろ!」

「ちぇー、仕方ないわねぇ」

「悪い……なるべく早くアガるから」

「……ま、別にそんな観たい映画じゃなかったしー♪じゃあビールとチーズの盛り合わせで許してあげるっ。今日はお家デートに変更ね♡はい、お泊まり決定ぃ~♪」


もう少しだけでも隠して欲しい。
俺たちが付き合ってること。
こいつはそういう嗜好だからいいかもしれないけど、俺には体裁がある。
ゲイと付き合ってても、俺は断じてゲイじゃない。ノーマルの矜持は捨てられない。


それに   


「…っ、それでいいからもう。ほら、座れ」


一瞬よぎった約束は飲み込んだ。
お喋りなチャンミンになるべく話し掛けられないようテラス席に誘導して、ヒチョルはキッチンに押し込んで。
ホールとレジはスタッフのミノとバイトのテミン、シウミンで回す。

オーダーと会計が落ち着いてようやくテミンは、チャンミンが来店してる事に気付いたらしい。


「ちょ、ユノヒョン!チャンミンさん来てるじゃないですかぁっ♪って、なんで外なんです?」

「暑苦しい奴にピッタリの席だから♪」

「ウソだーw。あんな目立つところに座らせて。ただの彼氏自慢ですよね?w」

「はあ!?」

「あー皆見てる見てる、チャンミンさんのこと」


テミンの指差す方向に目を移すと、ガラス越しのチャンミンは長く細い足を優雅に組んで何らや分厚い本を読んでる。夜でもやはり暑そうで、少し顔面は汗ばんでる。こくんとビールグラスを傾ける。喉仏が動く。
そんなチャンミンの向こう側で、道行く女の子達が目で追ってた。すぐにキャーキャー騒ぎだして楽しそう。
店内に目を戻すと食事を楽しむ女性客達もちらちらテラスを眺めてる。

チャンミンは本当、黙ってたら完璧な美青年。
でもゲイだからむしろ女の子の熱い視線に困ってて、だから俺は虫除け&性欲処理のためにたまたま選ばれてしまった、というだけ。


「しかもユノヒョンも超絶イケメンっ!あ~本っ当に絵になる二人だなぁ♪」

「ミーノーヤー……。ったく。。お前ら二人共、面白ろがってるだけだろ。止めなさい、大人をからかうのは」


今度はミノも寄ってきてテミンときゃっきゃと騒ぎ出してしまった。しかも気が合う二人は俺の言葉でも止まらない。


「いやだって、チャンミンさんなら男でも好きになっちゃいますって!あの美しさは凄い。綺麗は正義!ユノヒョンの気持ち、分かります!」

「ミノ…!ちょ、声!ってか所詮男だしそれに…」

「イケメンカフェオーナーとモデル級刑事の一目惚れの恋なんて本当にドラマみたい!」

「テミン…!そんな一目惚れとか、そういうのじゃないから…!偶然のたまたまっ。成り行きなのっ、俺たちはっ」


恥ずかしい。男同士なのに祭り上げられて。
チャンミンが来ると皆すぐこれだから対応に困る、ホント。


「いいじゃん、男でも。俺はユノに恋人ができてホッとした。昔のお前は、マジでヤバかったから。狂ってたもんな」


いつの間にかヒチョルまでキッチンから出て、本物の苺を潰して作った苺スムージーを手渡してくれた。


「ユノが生身の人間を好きになれて、本当に良かった……」

「ヒチョル……いや…っ、あの子も…」

「着ぐるみ着た顔も声も分からない女よりイケメンのゲイの方がよっぽど現実的」

「……」


顔も声も分からない、

キャラクターものの着ぐるみを被った
イベントスタッフに恋をした。








約束したんだ



どんな外見でも好きになれる







恋人同士になろうって








「お前まさか……まだ忘れてないとか言うかなよ」

「…………忘れられない」

「はあ?」

「チャンミンも知ってるし。てか、その子が見つかるまでって期限付きで付き合ってるだけ、俺らは」

「何それ。馬鹿か、てめーは」

「悪い、店落ち着いたから帰るわ。ヒチョル、後よろしく」


思いっきりスムージーを吸い上げてチャンミンの方を見ると、俺を見てたのかケラケラこっちを向いて笑ってた。
手で『もうアガれる』ってサインを送って、脱いだエプロンをヒチョルに預けた。でもヒチョルは納得いかないって全身で怒ってる。


「よく知らないけど、刑事ってすげー忙しいんだろ?こうやって時間作ってお前に会いに来てさ。可愛いと思わねーの?」

「いや、あいつもそんな真面目に付き合ってるって感じじゃないの。あんな風に軽いのも俺がちょうどいいだけ」

「ええー???」

「お疲れ様。締め作業、頼むな?」


店のドアを開けると遠くに国立遊園地の賑やかな光が見える。小高い丘にある街に建てたこの俺のカフェは、あの遊園地を眺めるため。



忘れられるわけない
今でも運命の人だと思ってる



首を曲げると、テラスの少階段からチャンミンが降りてくるところだった。といっても数段しかないからすぐ俺の隣にくっついてきたところで、二人で歩き出す。

やっぱり映画間に合うかな?と腕時計を確認したら当に半分は終わってる時間だった。
チャンミンは本当に忙しいから、次いつ行けるか分からない。
……ちょっと悪かったな。。


「おっ疲れさまぁ~♪ああ、いい気分♪ミノ君からワインのボトルサービスで貰っちゃった♪」

「ミノめ……」

「あとヒチョルさんからはソーセージの盛り合わせとパスタ2皿もっ。明日ユノからお礼言っておいてね?」

「ヒチョルめ……」

「あ!シウミン君からもビール何杯か!」

「誰の店だ、ここはぁーっ。涙」

「違うわよ、皆奢りで出してくれようとしたんだけど、払いますってごねてたら結局他の常連さんが全部払ってくれたの♪アタシ人気者だわぁ♪ぶふふふっ」

「……イラッ」


皆、チャンミンに甘過ぎる。
いや確かにイケメンだけれども、そんなに溺愛することなくない!?
ミノが言った「綺麗は正義」って言葉が浮かんで、消えた。


だって酔ったチャンミンは、色っぽい。


「……またそんな熱っぽい、とろんとした顔して……。飲み過ぎたんじゃないか?」

「ね♪ユノご飯は?」

「さっき裏で食べた」

「じゃあ帰ったら、すぐできるね♪今エッチしたら、すんごい気持ち良さそう♪」

「……ズルッ」


シャツが肩から抜けてずり下がる。
欲情してしまった自分を見事棚に上げられる。
なんで俺こいつと付き合っちゃったんだろう?涙


「今日どうする?正常位?バック?ねえ、どうするどうする!?」

「……」


そうだ、言いくるめられたんだよ。
色々イロイロ、色んな理由を捲し立てられて、
(確かにな……)って納得しちゃったんだ。
そしたらもう、あれよあれよという間に試されて……。


だから断じて、
男がヨくなった訳じゃなくて!!!


「っ、」


だから突然股間を触ってくるのは勘弁して欲しい。涙


「あれ、想像しちゃった?ユノ、ちょっと勃ってるけどw」

「…っ、早く帰ろっ」

「久々だもんね~♪2週間ぶりくらい?いっぱいシようね~♪」
  
「はあ……もう。はいはい!はいはい!頑張りますっ!」

「やったぁ☆ふふふ♪」


ふざけてるくせに顔を真っ赤にして口元を隠しながら笑うチャンミンを可愛いって思っちゃいけない。
こいつはソウイウコトがしたかっただけのただの性欲の塊で、俺には運命の恋人がいるんだから。





俺だけは溺れちゃいけない









チャンミン帰ってきましたー!!!涙
そしてごめんなさい、少しこの物語を連載する方向です。できたらこのユノとチャンミンも好きになって頂きたく、今日のチャンミンをTwitterで追いかけてると嬉しくて嬉しくて、欲が出ました。
8月18日の二人に是非お付き合い下さい!

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コメント

  • 2017/08/19 (Sat) 11:48
    No title

    りょうちゃん、嬉しくて嬉しくて欲が出たのね?
    ナイスッ 欲! (笑)
    うん、もう既にこの子達のこと可愛いと思ってるよ♡
    嬉しくて嬉しくて仕事中に泣けて大変だったmamでした。

  • 2017/08/19 (Sat) 19:57
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  • 2017/08/20 (Sun) 10:50
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