片割れ chap.11 #20

(注意)BL表現です。ご注意下さい。


























どろどろに舐め合って、重なって股がって巻き付いて食い込んでのめりこんだ。

チャンミンと溶け合ってる

完全にくっ付いてしまって、取れない。みっちり満たされて、舐める肌や見える肌、触れる肌が自分かチャンミンか分からない。
完璧の意味をいくつも知る。
経験したことのない飽和感。なのに、


それが何故か、懐かしくて






「そうだなぁ…どうしようかな」

「アクロバティックなこと考えてる?ふふっ、」

「ん?あはは、チャンミンしたいの?」 

「いやユノなら考えそうだと思ってっ」


朝日の報せで我に返ると、俺は俺で、チャンミンはチャンミンだった。別々の、一人一人の人間。
そっちの方が信じられない、残念。でも目の前でムーっとしてるチャンミンが面白いからやっぱり別々の人間で良かったなって思う。微かな明かりを吸収した瞳が最大限に輝く。


「やっぱいいな、お前……」

「……何それ」


チャンミンの睫毛から指を動かして身体の稜線を沿ってみる。沿ってみたくなる。
顎のラインや喉仏、鎖骨、乳首を一周して肩へ流していく。ゆっくり、ゆっくり。目で追いながら。腕も血管も指先も手相も。
何が見えるって訳ではないんだけども、目には見えないものが見えそうで。


それがどこか、懐かしくて


「、っ、」

「くすぐったい?」

「ううん、気持ちい…っ、」

「ふ。なぞってるだけじゃんっ」

「だ、って…、、ぁ、」

「っ、もう…、、何なの…本当にお前は…」

「んん、、…っ」


何がそんなに感じるのかくるくる身体を捻って悶える姿に身体がかっと熱くなる。
洗面所の時もそうだった。俺の全神経がチャンミンに反応を起こす。
漸くつま先まで指を滑らせ切ると、チャンミンは快楽を耐えるように足の指から身体まるごと小さく丸まってしまって堪らない。
今度はその折り畳まれた足を強引に割って俺の欲情を晒した。抑えなんて効かなくていつもチャンミンに無理させる。

引き寄せてキスすると唇が気持ちいい。ひとつの違和感もない。自動的に抱き込んでさらにチャンミンの咥内へ向かう。


「ん?」

「え…?」

「なに…何か怪我したか?」

「え?」


鉄分。
さっきまでなかっただけに敏感に感じる。


「血の味する。ちょっと見せて」

「いや、いいって…」

「見せろって」


それでも嫌がるからまた舌を入れてイヤイヤしてるチャンミンの咥内を探った。


「んー、、……舌の、先っぽ?」

「んー…」

「舌噛んじゃったのか?いつ?」

「さぁ……」

「さっきまでなかったろ?」

「……」

「……」


何にも言わないチャンミン。
痛いと文句も言ってこない。
なんかおかしい。理由を知りたい。


「…舐めればいいのかな、ちょっと舌出して」

「口の中にあるんだから舐めても変わらないでしょ…」

「いいから。べっ、てして」

「いーっだ!」

「い、じゃない、べっ!」

「……はあ…」


諦めて出してきた舌にはぽつぽつ歯形の赤い点が滲んで、重症ではないにしても明らかに痛そう。


「何?どうしたの。チャンミン…」


傷が和らいだら繰り返し聞いてみようと思いながら、口の中に招き入れてそれをやんわり吸う。


「ん、」


沁みるのか短く呻く声がかわいそうだけど、鉄の味は止まらない。緩やかに、少しずつ、チャンミンの血を飲んだ。


すると途端に、


「、、」


俺の中で猛烈な愛しさが押し寄せてきてしまった。喉がひくついてヤバい。口を開いて短く息を切った。


「はっ、、…」

「ユノ?」

「…あ、ぃや、もういいと思う……」

「……うん、」

「………ごめん、一人でヌいてくれる…?俺シャワー浴びてくるわ……」

「は!?」

「出る準備、しないと、、」


泣きそうになった。

俺はこれから、毎晩こんな風にチャンミンを一人で想うんだろうか。
隣に横たわるチャンミンは自分の人でも何でもないのに。俺はちょっと今日だけ楽しみたかった相手でしかないのに。二人で居ると勝手に一人で盛り上がって陶酔してしまう。
勘違いする。我が儘になる。頭のおかしい奴になる。
ベッドから降りようとすると腹にチャンミンの腕が回ってきた。


「まだ時間全然ありますって…っ。2、3回はできるよ?ユノ、しよう?僕したい」

「何言ってんの、お前……マジで節操ないんだな、知らなかったわ…」

「…、、、ユノが…最近イってないって言ってたから……すいません…」


回数のことを言われて咄嗟に、ああ俺がいいんじゃなかったよなって現実にうまく対応できない。悲しそうな顔は欲情してるだけなんだろうに、呼ばれてるみたいに惹き付けられる。
勘違いする、俺は。都合のいい時だけの相手になんてなれない。簡単に扱えない。割り切れない。


好きだの欲しいだの求めて











愛し過ぎた









チャンミンを






「何か、、動画とか雑誌見るんだったら安心して。俺向こうのソファーで仮眠させてもらうわ。とりあえずシャワー借りるから」


やめなきゃいけない。
この中毒から抜け出さなきゃいけない。
正常に戻らなきゃいけない。

力の抜けた腕を腹から外して、進み出そうとするのに再びチャンミンに手首を取られる。


「、…、何……」


腕だけ上げたうつ伏せのチャンミンの顔は見えない。うなじ辺りの刈り上げがとても美しい。さっきキスした黒子が見えた。


「すごいのは…?ユノでイきたい……」

「っ、、」


呼ばれる。磁石みたいに引っ張られる。
離れたくないし離してほしくない。
でも違う。片割れでも運命でもない。
惑わされてるだけ、誘惑されてるだけ。
それでも振り返る俺は本当にどうかしてる。
外は太陽が昇り始めてる。


「じゃあ、舐めるから…ここ座って」


ベッドサイドに座らせたチャンミンは笑ってた。好き。抱き締められてホッとする。何故…。でもやっぱりな感覚。
とにかく楽しんで。
膝まずいてチャンミンを見上げた。

楽しく終わりたい。これが最後。
俺はもうチャンミンとこうならない。


「俺の舌のテクニック知ってるだろ?なーんて、あははは!!恥ずかしいっっ」

「クローバー1葉から4葉作れますもんね」

「あはーはーっ♪そうそうっ!」

「でも、…ユノとセックスしたい」

「っ、……いや、だから……、、」


呼ばれて、抗えない。すぐにチャンミンの中に堕ちてどうしようもなく求めたい。止まらない。
止まれるものなら始めから止まってた。


気が狂うんだよ、これ以上は

俺たちのカタチは完璧だった、だから


「ユノ、もうここに来ないつもりでしょ…?」





チャンミンとの記憶を消す





「うん……。こういう関係は良くないしもう来ない、宿舎にも来ないで。でも、また皆で食べに行ったりとか。な?そういうのいっぱいやろうな?メンバーなんだから」

「……」


何も答えずに微笑むチャンミンの目を朝日が透かした。とびきり透明度の深い茶色の、慈愛に満ちた、清廉さ。金色の髪によく映える。

これしか言えない。馬鹿みたいに。





最後まで。












「サランヘヨ、…チャンミン」


「ぇ、、っ、ん…」





チャンミンの腿を肩に担いで、裏筋をぺろんと舐めてから咥えて吸った。そういえばこれ男性器だったな、なんてこと今さらながら思い出す。
性別を越えた性だったから。
気にもしなかった。


「ユノ…っ、、しよ…!」

「俺もしたい…!」


立ち上がると同時にチャンミンを押し倒して、頭を抱え込んだまま性急なキスを押し付けた。ゆっくり離して腕の中に居るチャンミンに胸の内で懇願した。
今だけ思いっきり愛して欲しい。
お願いだから、チャンミン。


「……普通のにしていい…?」

「ぶっ。いいですよ、そうしよう?」


何の工夫もない、仰向けのチャンミンも覆い被さってる俺もそのままで、でも正常位がいいなと思って。ローションを足しながらチャンミンに大事なことを聞いた。


「俺が…チャンミンに告白したのっていつだっけ?」

「へ……」

「チャンミンのカルボナーラ食べ損ねちゃった時」

「……再始動前の……11月」

「そっか」

「うん……」


チャンミンを好きだって気付いた11月。







俺の世界が変わったあの時から

今目の前に居るチャンミンまで



全部消す。





「チャンミン、これが最後だから」

「うん…」

「ユノっていっぱい呼んでくれる?」

「うん…」

「……ナカで出していい?」

「うん…」

「何だよっ、やけに大人しいなっ」

「ゴム使ってたのはあんたが使うって言ったからでしょーが、僕は別に良かった。妊娠するわけでもないし」

「いやっ、それはチャンミンが腹…」

「ねえ、僕目隠ししたい。何でもいいから」

「え、やだ」

「やだじゃない、する」


元気になってくれたのはいいんだけど、チャンミンの目は見たい。そう思うのに、ささっと俺の下から抜け出してスタスタ、バスタオルとハーフタオルを持って来てまた下に潜り込むチャンミンに笑える。本当に面白い。
自分でタオルを敷いてタオルで目を隠して俺の首にまとわりついてきた。


「はい、どうぞ」

「、あはははははっ!お前やっぱりいいなっ」


俺たちはどこか違う。やっぱり正反対で。
でもそれが俺たちのカタチだった気がしてた。


「チャンミン、ありがとう…」

「ふ、…ん、ぁ、っ…ユノっ、」


慎重に蕾へ押し当てて、ぷく…とナカに挿ると心地いい。引き込まれるように落ち着く。気持ちいい。高まる。求める。何かを。呼ばれる。


「…っ、チャンミンっ、、」

「ユノ、ぅ、ユノ、ユノ…っ」




それが何故か、懐かしい




「ユノ気持ちいい…っ、んっ、は、っユノ」

「俺も…あぁ、すご…、、チャ、ミ、っ」

「ユノぉ…、ぁ、」

「チャンミン…っ!」


数時間愛撫し合ってた身体はすぐ大波に乗って、ちょっと早すぎて焦る。止めれない動きをできるだけ緩めながら手を恋人繋ぎにして、もう片方の手でチャンミンのモノを扱くと声がさらに甘く咲き変わった。ちろりと出た舌がセクシー。股関節の柔らかい足が淫ら。壮絶に興奮する。


「あぁぁぁ、、ぁぁぁ、ユ、ノ…、ぅんんっ」

「何…ゆっくりなのがいいの?」


空いてる手で目隠ししたタオルを押さえながらがくがく頷いてるチャンミンが新発見。でもこれも消さないと、名残惜しい。

もっと一緒に居たかった。


「っ、一緒に、イけるか…?」

「ユノもう…っ、ユノ、ユノっ、」


痛いくらい握り締める手

すぐに汗を流す肌

今は見えない綺麗な瞳

チャンミンのナカ





何故か懐かしい


なぜか





「ユノヤバい、ユノもうイくもうイく…っ!、」

「チャンミンいいよ、、俺も、チャンミンっ」






同時に白濁を飛ばせて嬉しくなった。こんなことでも楽しいなって思える気持ちを最後に、


























俺はチャンミンが好きだった





その1年9ヵ月の軌跡を

















なかったことにした。






 
 
片割れ chap.11
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コメント

  • 2017/06/09 (Fri) 04:37
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  • 2017/06/09 (Fri) 07:29
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  • 2017/06/09 (Fri) 07:45
    No title

    でも、片割れだよ?

  • 2017/06/09 (Fri) 07:49
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  • 2017/06/09 (Fri) 18:46
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  • 2017/06/09 (Fri) 22:49
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