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片割れ chap.10 #24

(注意)BL表現ございます。18歳未満の方、ご注意下さい。










______C.side______








ユノは僕を





怨んでいるだろう








僕がユノにあんな状況であんな事をあんな態度で言われたら、きっともう何も考えられない。
激昂してユノを刺し殺すかもしれない。


「……、、」


でもユノは翌日きちんと遅れることなく打ち合わせに来た。目も合わないし合ってもすぐ逸らせるし指先一つ触れなければ名も呼ばれず、ただ「おい」と言って僕を呼んだけども。

その次の日からはいつも通りのユノに戻ってた。
スタッフさんとは笑って話す。日常会話は僕も極力混ぜてくれる。レコーディングもフェスやライブの打ち合わせもよく話し合って褒めたりしてくれる。

とにかくきちんと一日を過ごしてた。
だから僕もきちんと日々を過ごした。


「…んーーー、、、」


ぼやけた覚醒が身体の重さを主張する。瞼を開ければまた今日が始まる。

今日は引っ越しだ。
今夜帰る場所はこの自宅でも宿舎でもなく、キュヒョンの暮らすスジュの宿舎と同じマンション。


「……」


起きたくない。ユノに会いたくない。
シーツに身を包まれてこのまま、深い眠りに沈んでいたい。


「…~ん、ぉ兄ちゃ~ん」




それでも今日は来る。
朝は来る。




「お兄ちゃ~ん!十時よお~!」

「……。やばっ!!」


もう事務所へ向かう時間。ベッドから飛び出してリビングに向かう間に朝食とシャワーの優先順位を考えるけどどちらも時間を取るのは難しい。


「母さんごめん!もう行くから!今まで色々ありがとう、父さん達にも宜しく言っておいて!」

「あらー?まだ九時だったわ♪お母さん、間違えちゃったわ♪」

「…え!?」


シム家の永遠の少女がとぼけて笑う。


「まあ起きれて良かったじゃない♪ゆっくりシャワーでも浴びてらっしゃい♪その間に朝食用意しておくから♪」


そう言えば、宿舎生活を始める前、中学校へ通う僕を母さんはいつもこんな風に起こしてくれてた。その頃は十五分とかの時差だったけど、学生の朝の十五分は肝が冷えるほど貴重。


「…ははっ。また騙されたぁ~」

「お兄ちゃんは昔から変わらないわねー♪」

「……入ってくる」


変わらないのはユノだ。

純粋でひたむきで情熱的で信じたものを信じ抜く。いつもストレートで直球で、でも辛い感情や体調の悪さは表に決して出さない。


「…あつ……」


今浴びてるような熱いシャワーは苦手で、アイスチョコは毎日買って飲んでる。


「ユノ……」


でも何より甘いのは、ユノ本人。

ある日ふと夜中に起きた時、隣に眠るユノの寝顔を見た。
前は口をぽかんと開けて寝てたのに、僕がからかいまくってるといつの間にか閉じて眠るようになってた。
意識のない時間でも僕の言った事を気にしてくれてるのかなって嬉しくなるのに、天の邪鬼な僕がまたユノにイタズラする。

ユノの口に二本指を突っ込むと唇は簡単に開かれる。楽しくなってそのままユノの舌を挟んだり白い歯をなぞったりしてると寝惚けたユノの舌は僕の指を追いかけて舐めてくれる。そうするともう腰が疼いて堪らなくなって、指を入れたままスウェットとパンツを脱ぎ捨てユノの顔に股がったところでユノが薄く目を開けた。


『舐めて…』


夜中なのに。無理矢理起こしてすぐなのに。
指を抜いて既に勃起した僕のモノを下に向けてユノの唇に当てると、猫みたいにふにゃんと目が弧を描いて抵抗なく僕を咥え込んでくれる。


それを思い出して、浴びるシャワーの中で手を自身に絡めてみると、オナニーなんて久しぶりで何だかユノにされてるように感じる。


「ぁ…っ、っん、」


僕の性欲は全てユノが受け止めてくれたから。


僕をとろとろに甘やかすユノは小さな口を全力で締めて吸ってくるから気持ち良くて思わず腰が引けてしまう。なのにユノの手が尻を掴んでさらに咥内の奥へ押し込めるから痺れて触られてもないのに乳首が立つ。


「ぅ、ん、っ、ぃい…っ…」

『んっ…チャン、』


止まらなくてユノの髪に両手を差し入れて、もっとねだってもユノは底なしに僕へ甘い。


『ユ、、はぁ…っ、…音たてて。じゅぼじゅぼって…』

『……じゅ、ちゅ、ジュ…、…、…、』


言葉以上の昂りをくれる。


「ぅ、っ、ユノ、ぉ…、っ、」


それと同時に後ろの蕾を揉んでまた別の快感を与えてくれるから、ユノの顔の上で開いている太股はがくがく震え出してどうしようもない。


『……シていい?』

『ふ…っ、ん…』


自分からユノに股がる位置を下半身にずらして下着を脱がせて、ユノは上体を起こしてゴムを着けながらローションを用意して。

淫らな、誰も知らない、僕たちだけの時間。


「ユノ、ユノもぅ…っ」


そこまできてもユノはなかなか挿いってこない。
興奮した溜め息を吐きながら僕の上のTシャツをゆっくり脱がせてまず抱き締めてくれる。少し離れて優しくキスしてくれる。またきつく抱き締めてくれて、キスは深い口付けに変わっていく。


「ぁ、…っ、ん」


肩や背中や腕や腹、鎖骨や尻、頬をなぞりながら、左手は僕の限界なモノを扱いて、右手は胸の突起を弄って、後ろを少しずつ具合をみるように指で解されるからもう堪らない。
頭を振って髪を自分で引っ張らないとイってしまう。


『もう、っ…』

『…っ、』


待ちわびたユノは少し強引で。腰を掴んで奥まで一気に沈め込まれる。でも性急さに身体も心も震える。
もう我慢できないって気持ちが伝わる。


『…くっ、ぁああっ、…ぁ、あ…っ』

『悪い…っ、、』

『大、丈夫…、』



「ぃ、れて…っ」



『横向いて寝て』

『んっ』


今度は覆い被さってきたユノに片足を取られて、対角線上の肩に掛けられると思いっきり腰を使って一番深いところから一番浅いところまでユノの太い肉棒がナカを這いずり回す。


『チャンミナ、我慢汁出てきた…』 

『ぁ、ぅ、ごめ……』

『なんで?嬉しいって』


「挿れて、欲しい…っ、、」


どれだけ扱いてもユノは居なくて、後ろに挿れたいものもなくて、でもユノでイくしかない。

だって僕はユノに創られてる。


『もっと感じれる…?手ぇ貸して。触ってみな……』


「はぁ、ユ…っ挿れて…っ」


居ないけど。


『挿いってるのつらい?』


頭を横にぶんぶん振る。
もっとして欲しいから。


「気持ちいい…、ぅ、っ、、」

『チャンミン』


もっと呼んで欲しい。その声で。


『チャンミン、好き。可愛い』


別に可愛くないけど。
ユノに言われると照れてしまう。
何とか可愛く見えるようにならないかと試行錯誤する。
そしてそれは、僕の仕草の癖になった。


『キスしよ…』


僕もすごくしたい。

舌を絡めモノを掴まれ痛いほど一番奥でぐりぐり掻き交ぜられるとユノに捕われてる感じがして、その苦しさがすごく好きだった。


ユノが狂暴なほど激しく突き上げながらまるで壊れものでも触れるように。
そっと僕の、息が上がって乾いた唇を舌で舐めてくれるから訳が分からなくなる。


「ユノ、ユノ、、」


『はぁ、、…っ、チャンミンヤバい……すごい…挿いってるな…っ、』


「ぅんっ!!、、」


最高に高まる。


「、はあ、はあ、、っ……イけた…、、」


どくどく出てくる精液がそのままお湯にさらわれ流れて行く様を見ながらどっと安心して溜め息をついた。

オナニーも久しぶりならユノの挿入なしでイくのも久しぶりで、最後はナカでイく感覚を何回も味わったまま終わっていたから自分の身体が今どうなってるのか正直分からなかった。


「……あれスゴかったな、」


『イく』というより、『堕ちる』という感覚。
ジェットコースターの一番上から真っ逆さまに落ちる時の浮遊感。恐怖に近い快楽もユノに導かれて真っ逆さまに堕ちて行った。


「……」


たぶん、


「女の子は……もう無理だろうな……」


綺麗で可愛らしい大好きな女性達。
観賞して愛でる熱帯魚のような存在。それ以上は求められても僕は快感を追求できない。


「もうソッチじゃないし……」


かと言ってユノ以外の男になんて欲情しないししたくもない。そんなの考えただけでゲロ吐ける。


「……どこにも行けないな……」


ユノ以外はいらなかったから
ユノ以外は捨てた



僕はこれからどこへ行けばいいんだろう








「はーい。出来てるわよー♪」

「ありがとう…」


これからまたしばらく食べられない母さんの朝食を咀嚼しながら、こんな朝でも美味しいと思える「お袋の味」に感謝する。


「お兄ちゃん、今日から一人暮らし。頑張ってね♪」

「……うん。同じマンションにキュヒョナも居るし、楽しみ…」


向かいに座ってにこにこ僕を見つめてくれる母さんはやっぱり穢れなき少女だ。母さんの純粋な励ましに声のトーンはどうしても下がっていく。


「ユノ君は宿舎に一人で残るの?」

「さあ、そうなんじゃないかな…」

「寂しくないのかしら?ずっとお兄ちゃんと一緒だったのに」

「……そんな、、もう大人なんだから大丈夫だよ…僕もゆっくり一人の時間が欲しかったし…」


そうだ。ユノの純粋さは母さんにどこか似てる。純粋な人に僕はとことん弱い。


「そうなの?だってお兄ちゃん、ユノ君のこと大好きだったじゃない」

「……、」


一瞬息を飲んでしまったけど違う違う。これは「普通」の意味の好きだ。


「…、まあ…うん、好きだけど…」

「なんで宿舎出ちゃうの?」

「それは、だか…」

「ユノ君が心配じゃないの?」

「…ぃや、その…」

「ユノ君より大切な人がいるの?」

「……っ、」


そんな風に畳み掛けないで欲しい。
ユノより大切な人なんているわけない。

僕はもういっぱいいっぱいで、うっかり目頭が熱くなってしまって。これを流したら絶対まずい。変に思われる。
額を擦る振りをして左手で両目を見られないよう隠す。


「頭が痛いの?」

「別に…」

「チャンミン、人と話す時はちゃんと目を見て話なさい」

「……」


母さんの言うことは絶対。やっぱりユノっぽい。顔を上げて母さんを見ると変わらない柔らかな笑顔があった。


「お母さんに何か知って欲しいことはない?」

「……」


言えないよ。


「なんでこの前あんなに部屋で叫んでたの?」

「……仕事、で」

「そうだったの?てっきり失恋したのかと思っちゃったわ♪お母さん」

「…いや…っ…」

「そうだ♪じゃあお兄ちゃん恋人がいるのよね?近い内に紹介してね♪」

「…っ、、」



もうどこにも行けない
ユノしか居ない
でもユノはもう居ない
 


「……してくれないの?」

「…もう、その人は、、」

「何かお母さん達に分かって欲しい事はない?例えば…、そうねぇ~…♪」


  


だけど僕の全ては

生涯ユノのものでしょう、なんて

 



「お母さん達に海外旅行プレゼントしてでも、どうしても分かって欲しいこととか」


「…っ」
 









スヨン…!!!










「ごめんなさい…っ!」

「うん」





シム家の女性は最強。









「僕たぶん、……結婚は…、、…っ」





僕はそれだけしか言ってない。















母さんがどう解釈したのか




どう受け取ったのか























「誇るべき子供が泣き叫んでね、味方にならない親に私はなりたくない」










片割れ chap.10
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コメント

  • 2017/04/14 (Fri) 21:04
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  • 2017/04/14 (Fri) 21:27
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  • 2017/04/14 (Fri) 22:17
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  • 2017/04/15 (Sat) 00:18
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  • 2017/04/15 (Sat) 21:34
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  • 2017/04/23 (Sun) 15:01
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