片割れ chap.10 #7

(注意)BL表現あります。ホミンちゃんです、宜しくお願いします。












______C.side______







もしこれが去年の今頃だったら、

そうはならなかったと思う。




僕たちは始め十分注意していたし、ユノは僕に奉仕してくれると早々に自室へ戻ってた。いやそれから後だって一緒に床に入っても僕が早朝抜け出たり早めに起こして貰ってたりして自室へ戻ってた。





一日一日、

ユノと少しずつ積み上げてきた毎日は僕たちを着実に深く親密にさせ、警戒心を落とし、


いつの間にか自室の鍵の存在を忘れ、ペアの持ち物ができ、二人だけで居る日は同じベッドに潜り込むようになった。

お互い時間を自由に使っても、眠りに落ちる瞬間、または目覚める瞬間一緒に体温を感じることが必要になってた。

起き出すぎりぎりのその時まで、心を溶かし、そのままのお互いを見つめ合った。













僕たちにとってこの一年は、そういう時間だった。
















______Y.side______








おかしいと言われれば、おかしいんだと思う。
掴んでくわえたこの指先を、俺はずっと昔から知ってたんだから。


「大人になったなぁ……」


咥内から外してまじまじ見ると、細いだけだった少年の枝葉は端正に節くれ立つ指へと実った。


「手は小さいままだけど…尻も小さいし。細いし……でも腕の筋肉はついたよな。……毛も生え揃ったし。俺より高くなっちゃったし」

「な?なになに……?」

「本当にいい男になったなって。これからもっと凄いことになるんだろうな」

「……自分だって完璧なプロポーションのくせに」

「チャンミナの手料理のおかげ♪」

「いや、モトの話……」


あからさまじゃなく、いつもそっと情を返してくれる君が好き。

検査するように身体の部分部分に触れてなぞって観察しながら舐めて、戸惑うチャンミンを楽しんだ。

チャンミンは大胆に襲ってくる時もあれば汗さえ恥じらう時もあって毎回中身の分からないおもちゃ箱みたい。
でもそれがいい。わくわくする。

今日はどんなチャンミン?

肩を吸ってくる唇が熱く震えてる。丸い頭を少し俺の方に押しつけてねだると、心得ている舌はさらに懸命に動いて鎖骨まで這っていく。骨をしゃぶるように舐められると腰が疼く。
小さな掌は跨がってすでにチャンミンの腹を押していた昴りとタマを擦って快感を授けてくれる。


「……っ、ぁ。チャン、ミ」

「気持ちいい?」

「はあ、、キスもしたい…」

「ん」


下から進入してきたチャンミンが、右へ左へ傾きながら俺の咥内を舐め取ってゆく。絡めた舌も歯も唾液も吸い込まれて、胸が盛り上がるほどの気持ちよさに電流が駆け巡った。下半身から我慢汁が垂れて、身体は赤裸々にチャンミンを欲しがる。


「え、なんか早くない?…朝だから?」

「いや…早くチャンミナとシたくて…っ」


素直に欲求を口に出せば滑らかに長い睫がばさばさと羽ばたく。当たってくすぐったい頬をこする内に「やだあー♪」って身を翻して逃げ出そうとするから肩口を掴んで引き擦り戻して。もう飛べないように、チャンミンの背中を押し潰した。細い腰と形の良い尻が揺れて笑う。


「切羽詰まってるユノ見るの、楽しい…っ、くくっ」

「そう……。悪い、もういい?」

「どうしよっかな~♪」


この焦して喜ぶ悪戯な横顔も、二人になった時だけの馴染んだ話し方も、産毛に乗る玉のような汗も、微かに腰を浮かせて許しの合図を寄越す尻も、どれもこれも俺の神経を刺激して仕方ない。
あやしいまでに艶ややかな瞳に捕らえられたら、もう適わない。


「挿れるから…っ」

「早く……」


だって知ってるから。昔から。
チャンミンの目が綺麗なのは、心が綺麗で美しい証拠。
目は嘘をつかない。

ゴムを被せた自身にローションを塗りまわして、チャンミンの後ろにあてがえば、ゆるゆる誘われて、きつい締め付けを感じながら根元までみっちり飲み込まれた。
小振りのすいか程しかない引き締まった尻に限界まで勃起した俺が全部挿いるんだから、感動すら覚える。
あったかくて、気持ち良くて、心地良い。


「はあ、、なんか落ち着くぅ……」

「ちょっと…!落ち着かないでー、動いてー、」


くすくす笑い合って、唇を重ねて、また笑って。湿る汗に濡れて吐息を落として。挿れたまま動かない俺を詰るチャンミンに反撃したくて、奥を一回ぐるっと抉った。


「…っ!ぁ、」









弟だったのにな。ごめんな?











顔をしかめて感じ入るチャンミンに、全身で欲情するんだ。






「チャンミン……」

「…っ」


それがいいと言う、生まれたままの名前を耳元で囁くから、


「堪えてるの可愛い…。でもちゃんと声出して。俺を呼んで」


世界で最も素晴らしい声を聴かせて欲しい。


「ユ、ノ……」


後はもう、動くがまま。
うつ伏せのチャンミンをさらにベットに埋め込むくらい突いて引いて押して抜いて。多い被せた重みを気にしてなんていられない。
背骨に沿って流れる露に何度も口づけしながら貫き続けた。


「チャンミン、気持ちいい?」

「ん…っ、ユノ、ユノ、ぁ、ん、ユノ、キス…っ」

「こっち向いて」


初夏の日差しが俺たちを包んでる。
反転して現れた火照るチャンミンの顔が妖艶だ。
足を開かせて、腕に掛けたまま、また挿れて。


「…ああ…っ、」


堪らない。声が漏れる。

浮いた両の親指にダンスたこができてるのに気付いて、気持ちまでいっぱいになった。


「……お前よく頑張ってる」

硬化した皮膚の膨らみにキスすると足を引っ込めるから、無理矢理捕まえてくわえて舐った。


「本っ当恥ずかしい…っ」

「なんで……全部見せて」


全部が見たいし、全部が欲しい。
まるごとあげるから、まるごと頂戴。


「チャンミン、舌」

「…ふう、ぅ、ユ、んんっ」


さっきの勢いが消えた弱々しい咥内も好き。だけど好き過ぎて加減もできない。
息が詰まるほど責めたてて咽せてしまったチャンミンに謝ると、「でも気持ちいい…」ってまた求めてくれるから。
なんだか元気のないモノは自分で持たせて、上からも下からもチャンミンのナカに挿いった。

力いっぱい。
晒した本性のまま。

かなりの時間。



「ユ……、死ぬ、、ぁ、ユノ…っ」

「は…っ、あ…、悪い…っ、痛かった?」

「違う、はあ、はあ、はあ…酸欠で、死ぬ……」

「はあ、はぁ、ごめん……。チャンミン、上に乗って…加減掴めない」


ふらふらしてるチャンミンにばしっと叩かれて笑われて、また笑える。俺に跨がって起こしたチャンミンの身体から幾重もの汗の筋が流れて降りてきた。その流線と散りばめられた水滴が熱い朝日を浴びてきらきらひかる。


「……チャンミン、あんまり気持ち良くないか?」

「は?」

「なんか、あんまり勃ってないし……」

「いや……なんか、、大丈夫。ちゃんといいし」

「そう?」

「うん」


萎んではないけど勃起してるとまでも言えないモノが腹に乗せられててちょっと不安。扱きながら腰を突き上げると、気持ち良さそうにしなってチャンミンは後ろ手に俺の太腿へ掴まった。
仰け反って嬌声を上げるチャンミンの全てがヤバい。


「あ!あ、あ、あ、ぃ…っ、あ、んん、っあ」

「チャンミン、呼んで?」

「あ、い、ん…、ユノ、」

「チャンミン」

「ユノ、ユノ……、ユノヤバい…っ、、」

「…チャンミン」







快感





興奮





衝動





チャンミン







「ごめ…っ、ちょっと俺もう……」


目眩がするほど我慢したけどもう限界。休めばいいのに止めることもできない自分が情けないけど、痙攣したみたいに異常な締め付けを感じてしまって離せない。


「…っ!悪い、先に…」

「イった…!!」

「え??」

「出た……」

「…あ、、、本当…」


確かに白濁は飛んで白く咲いてた。だけど手から伝わる感触ではまだ全然勃ち上がってなかったのに。吐き出す直前の脈打つ感じもないまま、粘り気のない体液が溜まってる。


「あれ……」

「…………たぶん、、…………ナカでイった…っ」


跨がったまま、繋がったまま、チャンミンは俯いて手の甲で顔を隠してたけど、


「チャンミン……」


泣いてるように見えて暴れる腰がやっと止まった。


「ユノ、、」

「……」




妙な気分なんだ、最近ずっと。



チャンミンの性別も性能も未来も奪っておいて、


「……もっと」

「……」


それが嬉しいなんて。
愛しいなんて。
胸を張りたいだなんて。


「もっとシて。……また、ナカでイけそうで……。イきたい……」




ごめんな




「…………騎乗位のまま?体位変える?」

「ううん、これがいい…」









ただ本当に







「もっと感じて、チャンミン」













チャンミンと一つになりたかった












片割れchap.10
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コメント

  • 2017/03/19 (Sun) 11:48
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