片割れ chap.10 #2

(注意)BL表現ごさいます。ご注意下さい。あとすいません、현명환さんの読み方が分からなかったです、ごめんなさい。_φ(TдT )ここでは「クマCQ」とさせて頂きますが、どなたかご存知の方いらっしゃいましたら教えて下さい!後日、修正するかもですっ。













______C.side______










身も心も、ユノに預けた




「え、チャンミナ本当?本当にいいの?」


僕は人見知りだし、自分の空間や時間を大事にしたい。だけどホジュンさんを住まわせたいと言われて、何も言わず賛成しようと思った。
ユノには「表へ出ていく強さ」が仕事にもプライベートにもあって、それで問題が解決できるかどうかは別として、向かっていく。そういう姿勢を見習いたい。
大丈夫。ユノが言うなら、きっと何とかなる。





そしてユノは、僕の身体を縛った。
漠然と、手を後ろに回して両手首を…とか予想したけど、体育座りの状態から右は右、左は左で、コードの紐をぐるぐる巻きにされた。
手首と足首を纏められたヘンテコでやらしい縛り方に顔から火が出そう。
でもユノらしいなと思う。
踵を握って羞恥を逃がす。


「来年!」

「ぇ」

「来年は絶対。俺が何かプレゼント用意しとくから」



「……」






なぜそうしたのか自分でも分からない。




「……だ、から…………、」








ユノの言葉で、火花が咲いた。






不自由な身体を前のめりにして転びそう。膝をぺしゃりと内股でシーツに落として、首を亀のように突き出しユノの半勃起したモノへしゃぶりついた。
「冗談だって」、なんてまた素直になれない事ばかり言う自分の口を塞ぎたかったのかもしれない。


「ぅぁ、チャンミナ……っ」


もう人間じゃない気がする。
ユノの、上擦る声に浅ましさが増す。荒い吐息に淫らさが濃くなる。
わざと卑猥な音をたてながら咥内に含むモノを舐め吸った。踝(くるぶし)から動かせない手の呪縛に興奮して、僕自身も両腿の間から勃ち上がる。



こんな自分、誰にも見せられない




「はあ……やば、気持ちい……」


ユノだけ。
ユノだけに捧ぐ。

股間に頭を突っ込んで、必死で同性のモノくわえて勃起して。腹を空かせた犬みたいに卑しい僕。そんな僕を撫でてくれる貴方だから委ねられる。


「キスしたい、、チャンミナ離れて……」


貪欲な僕はとどまらず。ユノの言葉を無視して貪っていると両手で顔を挟ませて強制終了されられた。引き離された口から唾液がてろんとこぼれて、僕の名残惜しさを物語った。


「…っ、はあ、、お前初め……あんなに泣いてたのにな……」





誰にも指図されず、天の邪鬼な自分を逸脱し、自分ですら認めたくない本性を

ただ一人に暴露する。







「ユノ……」






言わなくても、





分かるでしょ?


僕がどれほど貴方を愛しているか









「チャンミン…!」

「んっ」





甘噛みのようなキスで枕へ沈められたら後はもう、傷が残らないようにだけ。意識を紐へ置き去りにした。

温かい重みと下唇から滲む鉄分の味を感じてやっと、さっきの火花の原因が分かった。


「ああ、……そっか」

「なに。どした?」

「…ふふっ。……なぁんでも……」













『来年。来年は絶対』


変わらない未来への約束が、爆発するほど嬉しかったんだ。

























______KUMA.CQ.side______








「結婚したい……」



「ふははっ、ユノは結婚願望昔からあるもんねぇ。まあ今は忙しいし、もう少し先だね」

「……できないんだけどしたい……」


頬杖をついてぼぉーっとチャンミンの方を眺めるユノが、本物の溜め息をついたようで切なくなった。チャンミンはスタッフと楽しそうに和気藹々と話してる。


「どうした?チャンミンにいい子でもできて羨ましいとか?」

「……」

「大丈夫だよ~。ユノにだってすぐ素敵な子が現れるさ」


野外撮影の早朝、夏にはまだ早いと言わんばかりの冷たい雨に覆われて、ベンチコートの上からユノの肩を擦って温めた。
撮影の待ち時間というのは意外に長く、被写体となる人間はさぞ体調管理が大変だろうと思う。
そんな心配セキュリティの仕事ではないけれど、ユノだからこそ。僕はユノをどんな形でも守りたい。


「いらない。チャンミナいるもん」

「えー?もう少し弟離れしたら?ははっ」

「それよりクマちゃん、最近チャンミナ色々考える所があるみたいだから。ちょっとした空き時間はセキュリティ外れてあげて」

「え、いいの?」


ユノとはこれからも長い付き合いになるだろう。
2009年の若くしてぼろぼろになったユノを目の前にして、自分の命に代えても守ると決意した。

ユノの身体、体調、精神、大切なもの。
必ず守ると誓ってる。


「でも実は俺も心配だから……できたらクマちゃん、距離空けて見といてあげてくれない?」

「それじゃあセキュリティの意味ないよ。僕も世間に顔が知られちゃってるし、何かあった時すぐ対応できないじゃない」

「いや、そこをなんとかっ。チャンミナもちゃんと考えて行動できるコだし、ただ見守ってくれたらいいから」

「うーん……」


拝むように愛嬌を見せて僕を見つめるユノには申し訳ないけれど、セキュリティ業界に見守るだけでいい、なんて言葉は存在しない。
瞬時の判断力と対応力を常備して、最悪のさらに最悪な状況を想定しながら依頼人を警護する。
それでも何かあった時は、僕自体この業界から抹殺されるだろう。


「言い方は悪いけど……、ユノちょっと…」

「ユノヒョン、ちょっと見て下さいよっ」

「んー?」


ドラマじゃないんだからそんなセキュリティ引き受けられない、と言おうとしたところでチャンミンが近寄ってきた。

チャンミンはユノの隣に膝をぴたっと寄せて座ると、頻りにスマホの画面をスクロールさせて髪型がなんたらとユノに相談してる。ユノはユノで話を聴いてるのか聴いてないのかチャンミンの横顔を見てる。とても穏やかな顔つきで。


「今ヘアメイクさんにこれも合うって言われたんだけど、どうですかね?」

「チャンミナは何でも似合うって。今の黒髪も格好いいよ?」

「いやいやでもでも、癖っ毛だしペンの皆さんも飽きちゃうだろうしっ、うーんっ!!」


ぎゅーっと瞼と歯に力をこめてはにかむチャンミンの髪の一束を揺らして、ユノの腕は流れるように背もたれに。チャンミンの背中をそっと守るように伸ばされてる。
おまじないのようなこの守り方こそ、チャンミンが精神的に最も安心してこれた方法なんだと思う。

ユノがチャンミンを守ってきた。チャンミンが恐くて怯える時はユノが手を引いて移動したこともある。嘘のような本当の話。


「そう言えば今年、髪染めてないよな?」

「そう。ああ~どうしましょう~っ」


TOHOSINKIのサセンは、命がけで彼らを追いかける。
彼らが外にいる間中、ずっと。ずっと。
精神的な恐怖を感じないわけがない。ノイローゼになる。

タクシーに莫大な金を払い、無断駐車させ、赤信号を無視させ、追い越しさせ、逆走させ、リアルタイムでどこに二人がいるかブログにアップしてる裏サイトが何十とある。
ということは、過激なアンチも私生活の情報を掴んでる。


「……そう言えばしばらく日本だね。ゆっくりして来てね、二人とも」

「いやーっ、それが今回宣伝する曲の振り付けが激し過ぎて正直やりたくないんですよぉ」

「振付師の人にも激し過ぎてごめんって謝られたもんな……」

「あの人にマジ、恨みを抱いたっ」


そう言いながらもチャンミンは上機嫌に、その日本人振り付け師の癖らしいファイティンポーズを真似して、ユノはそれを見て高らかに笑う。二人は本当に楽しそうで。話題はすっかり日本の仕事や飲食店の話になった。
雨なんて忘れるくらいチャンミンの瞳と歯がきらきら輝いて、ユノはまじろぎもせずチャンミンを微笑みながら見てる。

もう、海外でしか二人はほっとできないのかもしれない。

そう思うと、寂しい。
でもこうやってまた笑って二人が居ることこそ奇跡で、一番大変なのは二人だから。
何とか安心できる環境を作ってあげたい。


「ユノ、さっきの話。できるだけ考えてみるけど期待しないでね」


やっぱり選択肢は崩せない。
セーフティだ。
セーフティにチャンミンに付く。
ユノのような精神的な守り方はできない。
僕は物理的にチャンミンを守るしかない。


「……クマちゃん、ここだけの話なんだけど」

「うん」

「俺チャンミナと付き合ってるから」

「は?」

「……ユ、」

「このコ俺の恋人だから。だからクマちゃん、……お願い」


「…………」






さっきの愛嬌とは違う。
ユノの、瞬きもせず僕を見据える瞳がズルい。その狡猾さは計算されたものでない、からズルい。


血より濃い絆の男達がさらに愛し合えるのか?
僕は仕事を飛び越えた感情で献身して箍(たが)が外れてないか?


「クマちゃんが頼りなんだ」

「……ユノヤ」


正しいかどうかなんて分からない。ただこれ以外の道はないと、貫く光に先導されて。

 



「……分かった。必ずやる、約束する」





決心してしまう


あの2009年の時と同じ






「ありがとう、クマちゃん。良かった良かった♪」

「……」

「大丈夫。チャンミナが心配するようなことは、何もないから」


状況を飲み込めていないであろうに、何も言わずただ涙袋をぷっくり膨らませて佇むチャンミンの愛らしさにぞっとした。やんちゃな雰囲気はがらっと消えて、気品すら漂わせ出した大きな瞳が一切の性別をくらませていたから。

そして肉厚の口元からはただ一人の名を。
ゆっくり、漏らす。




「ユ、ノ……」






あ……











マズい








惚れそう












「…………っ、」




それほど官能的だった。
あの可愛いかった少年が。




「まだ口の中、痛い」

「噛んだとこ?どれ、」

「ん」


ユノは半開きにされたチャンミンの咥内に人差し指を差し入れて、下唇の内側を丹念に揉みなぞる。


「あ」

「ここ?」

「ん」

「あー、ちょっと腫れてるかも。ごめんなぁ?」

「ん」


引き抜いた指は濡れて、咥内から覗く舌の先端は艶かしい。


「……そういうの、外では止めときなよ」

「え?」「……くくく…っ」


ユノはきょとんとして、チャンミンは腹を抱えて声なく笑った。
















 




この二人、本当にデキてる














片割れ chap.10
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コメント

  • 2017/03/02 (Thu) 19:12
    No title

    えちシーンよりクマさんとの会話のシーンの方がエロいって、
    レベル高い。

  • 2017/03/02 (Thu) 22:48
    管理人のみ閲覧できます

    このコメントは管理人のみ閲覧できます

  • 2017/03/19 (Sun) 08:55

    72******* 様

    まじで頑張りました!
    ありがとうございます~。涙

    • りょう(ゆのっぽん) #-
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    • 編集
  • 2017/03/19 (Sun) 08:57

    ま* 様

    そうなんですね!
    ありがとうございます!とても助かりましたっ。

    今くまさんから変えようかなと、検討中です。
    どうしましょうかね( ≧∀≦)ノ

    • りょう(ゆのっぽん) #-
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