後悔なんてしない~初エッチ編~ chap.2

(注意)BL表現ございます。ご注意下さい。








玄関のドア越しから、

今にも怒鳴り散らしてやりたいサエズリ達が、僕達の鼓膜を通り抜けていく。





「居ないんじゃない?」

「声しなかった?」

「支店長居ないってことは絶対シム君とこだろー。鍵開けっ放しだし」

「シムさん留守じゃん」

「でも休みは荷解きで掃除するって言ってたよ?」

「2人してお昼寝してるんじゃない?」

「きゃー萌えるぅ♪」「きゃー萌えるぅ♪」

「女子本当そういうの好きなー」








「……」

「……」


萌える以上のこと今シてるんで、帰ってもらっていいですか……?


「……ちょっと、まずいな…」

「……ですね」

「服すぐ着て!」

「え…でも…っ、!」

「いいからっ」


かばっと立ち上がったユノさんは、股下まで下がったズボンを急いで直してチャックしてる。膨れ上がったモノをぎゅうぎゅうに納めて、「なんか上着貸して」って側にあったチェック柄のシャツを取って腰に巻いた。結び目を中央に寄せて、確かに見た目は誤魔化せてる。


「チャンミン、ごめんな?」


サイドボードに置いてるティッシュを数枚取り出して僕の下半身をざっと拭いていってくれた。


「びちょびちょ。笑
俺も我慢できるかな。笑」

「……」


ユノさんは笑わせようとしてくるけど、うまく笑えない。
でも始めは僕だってちゃんと笑って仕方ないよねって言ってたんだよ。プライベートの時間帯だってそりゃ削れちゃうよねって。新しい赴任先で日本人の社員もいるし人間関係も一から築き上げないといけないし。



でもさ、、、




「……むー。。」












毎日ってどゆこと!?


休日まで!?


え、ちょっとおかしくない!?



いやおかしいよね!!?




確実に愛されてますよね!?この人!!




もれなく全社員から!!!






「……やっぱ社宅って面倒ですね……」

「うん……韓国では一人暮らしだったから、まさかこんな事になるなんて思わなかったな……でもまだ不慣れだし、今はここにいるしかないな……」

「ですよね……」


丁寧に僕のパンツとズボンも着せてくれながら、ユノさん狼はすっかり鳴りを潜ませてしまった。


「日本に慣れたら、ここ出よ♪」


乱れた髪をお互い直し終わると、ちゅっと音をたてたキスを与えてくれて、僕を玄関へ促した。


「はあ……」


住所を聞いた時は昇天しそうなほど嬉しくて。同棲みたいな隣同士の部屋にいろんな妄想が膨らんで。もうずっと一緒じゃん、やばい僕!ってニヤける顔が治まらなくって。


「……はいはーい」

「あー!やっぱいたぁ!はぁ、今日も格好いいですね、シムさん♪」

「遅いじゃないですかぁ~何してたんですかぁ!?笑」

「……シム君休日も綺麗っすね…ぁ、じゃないじゃない…支店長います?」

「…居ますね……すいません、ちょっと連日慣れないことばかりで疲れて二人共うたた寝しちゃってました……」

「きゃー、やっぱりぃー!」

「何ですか、そんなの俺らに言って下さいよぉー。お二人のこと全然サポートしていきますから!」

「……どうも。心強いです……」


おめーらのことだよ……


「おー、今日も来てくれたの?ありがとな♪」

「あー支店長、寝癖あるー。新鮮ー!可愛い。笑」

「支店長、今日おやつパーティーしましょうよ。日本の流行ってるおかし皆で集めてきたんで」

「おお、甘いの好きっ。ありがとう♪」

「夜はどうします?鍋とかにしましょうか?」

「そうだな、いいな鍋♪チャンミン何鍋がいい?」

「……」


全然……2人の時間ない……。


「僕は、…すいません。本当にちょっと疲れてて、風邪かもしれないんです。皆さんに移すと申し訳ないので、ユノ支店長の部屋でやってもらっていいですか?」

「チャンミン…」

「え、シムさん大丈夫?」

「病院行きます?」

「いえいえ、寝てれば治ると思うので。笑
心配して頂いてありがとうございます」

「じゃあ、調子良くなったら何時でも支店長の部屋来て下さいね?たくさん食べるものはあるので♪」


おめーの部屋じゃねーだろ


「はい。笑」

「……みんな、先に俺の部屋入ってて。寒いし。俺ちょっとチャンミンから借りるものあるから」 

「「「「はーい♪」」」」


集団行動の何が楽しいの?この人達…

 
「……っ、」


あーダメ。汚い言葉がどんどん出てくる。

一旦閉ざされた扉を確認してすぐ踵を返した。
こんな自分をユノさんに見られたくない。


「チャンミン!」


あんなにあんなに耐えた片想いだったのに。実った途端、一気に浅ましくなってしまった。人を憎むようになってしまった。

醜い、僕。

なのにベッドに潜り込んだ上から、優しい重みが僕を包む。


「チャンミン……誕生日も、本当は何か用意してくれてたんだよな?本当にありがとう、……行けなくてごめんね?」


右も左も分からない東京で。韓国語のガイドブックを読み漁って、日本に詳しい友達にも電話で何度も相談して、男同士だからお洒落過ぎなくてでも汚くもないイタリアンのお店の予約を取ってた。異動が決まった日に韓国から国際電話を掛けて。
ようよう聞き取りあえる会話で、シンプルにでも豪華にって伝えて、必死すぎて電話口に笑う声が聞こえたけど、とにかくそれだけはお願いしますって伝えて。
それで夜は部屋に戻って、「僕が抱かれます」って言おうと……。


「……仕事しろって話ですよね……うぅ…っ、」

「チャンミンは仕事ちゃんとこなしてるだろ?俺が引っ張って日本連れて来たんだから胸張れよ。……泣かないで……俺、お前の涙弱いんだ……」


でも2月6日はオールの飲み会になった。ユノさんの誕生日を祝いたい人達で溢れてた。平日なのに。週明けなのに。ユノさんを奪いあう執念すら感じた。


「……う、う″…ちゃんと、闘わないど…っ」

「え?タタカ?」

「……っ、、」


予約したお店は当日キャンセルした。電話を掛けると、熱意に感激したと特別なケーキと特別に仕込んでくれてた料理もあったらしい。平謝りしてお金を支払うと言ったけど、「幸せなお祝いをされたらそれでいいのです」と断られた。日本人のホスピタリティーにこちらが感激した。カラオケボックスの、廊下の片隅で。


だから何だ。
こんな事で泣いてる場合じゃない。


「…んっ、」


でも、今は……
かなり半端にされて下半身が疼く……
 

ユノさんに内緒で開拓してしまった、





僕の身体




「すいません……違うんです。自分が情けなくて……っ、いいから早く戻って下さい。本当に、落ち着いたらそっち行かせてもらいますから……」

「本当に?」


頭を布団の中でこくこく振って泣き虫な僕を隠したのに、「もう…なんでこんなに可愛いの……」って力強く布団越しに抱き締められるから余計泣けてしまう。


「僕から行くので。本当に気にしないで。そっちで待ってて下さい」

「じゃあ、待ってるからな?」


頭だけ出して「絶対行きます」というと、とてもほっとした顔のキスを額に授かった。


これは奇跡なんだ。
ユノさんに愛想つかされたくない。







ガタンと閉まる音が響いて、ユノさんは僕の部屋を出ていった。起き上がって、ユノさんの足音を追う。




「ユノ……」


落ち着いても、涙が滲む。







数歩聞こえて、次は玄関の開閉音。隣からわっと賑やかな歓声。ユノさんの返事も微かに聞こえる。
素直に安堵で力が抜けた。
しばらくは誰もここへ来ないだろうから。


「……よし」


ユノさんの部屋へ行くにしても、一回ヌかないと。こんな状態で何時までになるかも分からない集まりには行けない。もう疼いて仕方ない。

ベットサイドの引き出しから簡易式の鍵を外して、どぎつい玩具達とローションを取り出した。


「どれにしようかな…」


僕は本当に、この2年間アホみたいなオナニーをしてきた。

ユノさんとセックスしてるみたいに。
ユノさんに何されても悦べるように。

 



絶対に、言えないけど。





ローターはもちろん何種類もあるし、尻栓も尿管ものもけっこう試した。前立腺を自分で見つけた。ディルドを使って後ろでイける時もあるし、猿ぐつわとか鞭とか一人じゃ使えなかったけどとりあえず揃えてる。

でもやっぱり付き合える事になって頻度が高くなったのはバイブレータ、の極太のやつ。いざって時に痛くて挿いりません、止めて下さいなんて死んでも言いたくない。


「やっぱ、もうちょっと拡張した方がいいかも…」


タオルをベッドに敷いて、汚れないよう全裸になってからローションを手で暖めた。すでに半勃きのモノは置いておいて、蕾に指を一本挿れる。

ユノさんにさっきまで舐められたトコ。


「…っ、すご…、舐めっられ…たっ、、」


壁越しに、ユノさんと皆の声高な笑い声が聞こえる。


「…ぁ、ユノ……、ゆ…っ、」


二本目を挿れて、慣れたところで指を抜いた。

付き合い出してからのオナニーは、彼の名前を呼んでいいことにした。それまで「ヒョン」としか口に出さなかったけど、付き合ってるし、それはきっと許されるんじゃなかろうかと自分で勝手にそう決めた。
まさかオナニーする時「ユノ」って呼んでいいですか?なんて本人に聞くほどまだ狂ってない。ま、一歩手前にかなり近いけど。


「普通サイズから…」


標準の太さの竿模型を尻の後ろの入り口に位置調節して。


「ん、はあ…、」


突きだした尻の後ろに少しずつ挿入していく。けっこうすんなり挿いるソレ。自由がきく分、バイブのスイッチを入れて振動させながら腹側を探って前立腺を刺激する。


「は、ひ…っ。ゆの、ぃぃ…、」


こんな風にバックで突かれたら、どんなになっちゃうのかな。
フル勃起したモノがゆらゆら揺れながらカウパーを撒き散らしてて、ユノさん…って頭で思うほどてろてろ垂れてゆく。


「ユノ…ユノ…、ぁ、ぁ」





分かってる
ド変態だって



でもユノさんを受け入れたい。
僕たちはまだセックスしたことがない。

ほとんど会えなかったし、エッチなことする時も手でしたりフェラし合ったりしてイってた。
お互いノーマルで、今まで女の子としか付き合ったことないし、他の男になんか欲情しない。だから、どっちが受けてどっちが攻めるのかなんて決まってない。

だけどふざけたキスがきっかけで、先に恋に堕ちたのは僕の方だから。

ユノさんは酔うとキス魔になるし付き合う前はピンサロも行ってたから、たぶんかなり性欲が強いんだと思う。


「挿れ、…て、っ」


男根なんて挿れられたことないから本当は凄く怖いけど、玩具で色々やってきたからたぶん大丈夫。ユノさんに、やっぱり男は気持ち良くないって思われたら振られるのかな。


「……おっきい方、挿れよ…」


今の自分が一番気持ち良くなれるサイズを手離して、極太に交代する。ユノさんのサイズに近いものだけど、ちょっとまだ挿れて苦しい感じがある。


「ぐ…っ、ぅ……ふ、う」


ローションをよく塗って、思いっきり息を吐いてそのタイミングで後ろに挿入してゆく。あまりの存在感に自分で動かそうとはまだ思えない。振動もできない。挿れてアナを拡張する、そんな感覚。


「はぁ、はぁ、」


さっきまで元気にしてた僕のモノも違和感を感じたのか少し萎んでる。右手で扱いて奮い起たせると、まあなんか前の気持ちは良くなる。四つん這いがしんどくなって、膝立ちに変えて。極太バイブが抜けないように左手で抑えながら右手のピストン運動に意識を集中する。


「ぁ、イ、き…っ、そう…」


ユノさんに早く挿れてもらいたい。
本当は今すぐ愛し合いたい。


隣から聞こえる笑い声に虚しくなりそうになるけど、いつも妄想してたユノさんはすぐ頭の中に出てくる。


「あ、ふ…っん!ぅ、…っ、、ぁ、」





好き。


好き。





大好き。


 


「も、っ」





後ろにユノさんの竿全部挿れられて、前はユノさんの手に弄ばれて。そんなことされて気持ち良くなっちゃう自分設定。


『え、もうイくの?前も後ろも俺のそんなに気持ちいい?』

「は…っ、だめぇ、ら、っ、ぃい!」







頭の中で火花が散る。
急速な射精感がせり上がる。





「は、ぃく…っ!」


「チャン、ミン……」


「え」




「…………」






後ろの正面が、



 



「………へ…ぇっ?」












振り向けない。









次の更新は~……とにかく今日です!。゚(゚^∀^゚)゚。アイラブホミン❤
後悔なんてしない
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