後悔なんてしない chap.7












ユノヒョンが居なくなる
ユノヒョンが居なくなる
ユノヒョンが居なくなる



『片思いが叶わないならせめて、仕事のパートナーとして認められたい』

ユノヒョンに一時期彼女ができた時も、結婚するのかなって息を潜めて怯えてた時も、その一心でとにかく頑張ってきた。別れた時は申し訳ないけど、信じてもいない神様に感謝した。
交渉が難しいと言われた案件も、そんな小さな契約しても意味ないと言われた案件も、一つ残らず全力で取り組んで形振り構わずやってきた。
ユノヒョンと違って、僕はスマートに生きられないから。

売れてる営業マンは帰れと散々ユノヒョンにも注意されてきたけど、売れてない社員より残業しまくった。帰っても一人虚しくオナニーするだけだし。ユノヒョンに誘われない休みは休日出勤もしてた。仕事の虫だなって周りの奴らには笑われて、追い上げに焦って虐めてくる社員もいて、でもそんなもの全然気にならなかった。









ユノヒョンの隣に立ちたかったから








そのユノヒョンが居なくなる。


「あ……っと、え……?」





焦った



そりゃ焦る






新しいデスクに座って、一人で無意味な声しか出せない。



だって、僕のすべてだから




「……ユノヒョン…」














「んー?チャンミン何か言ったかー?」


僕は泣きそうになってたんだと思う。大の大人が情けない。
けどそれくらいの「好き」が僕に詰まってる。
近付いてきたユノヒョンが本気で心配してくれた。


「おい、どうした?調子悪い?顔色めちゃくちゃ悪いぞ!?」

「ちょっと……仕事疲れですかね」

「今日帰るか?お前今期の目標はもう達成してるからいいよ。一課に来たからって張り切る必要ないぞ?休めよ」


今日どころかずっと休みたい。ユノヒョンの居ない場所には、頑張る意味がない。








もう、意味がないんだよ






「いや、……飲んだ方がリフレッシュできそうなんで、終業時間まではいます……」

「じゃあ、夜一緒に飲み行くか?」

「はい」

「……ぷっ、本当夫婦みたいにずっと仲いいっすね、二人は♪」

「だろう?ギュ羨ましいか?でもだめー♪今日は夫婦水入らずでゆっくり飲もうな、チャンミン♪」

「はい。笑」


こんな冗談さえ未だにすごく嬉しい。
部署も住む国も違っても、ユノヒョンと年に1、2回は会えると思う。でもそれじゃ耐えられない。ユノヒョンがここから居なくなったら僕はダメになるだろう。



ユノヒョンが居なくなる







































するか?



























告白


































定時であがった僕たちは、いつもの飲み屋じゃなくて、ワインが取り揃えてある僕の好きなレストランへ入った。ユノヒョンがどこでもいいよって言ってくれて、もし告白するなら少しは雰囲気があって、ユノヒョンもけっこう酔えるほど飲めて、それでいて話す会話が他に聞こえない程度の賑わいがある所がいいと思ったから。

こういうのを、打算的って言うんだな…


「お疲れさまっ」

「ユノヒョン、お疲れ様です」


赤と白のワインを両方頼んで、好きな方を好きなだけ飲もうって乾杯した。


「こうして交互に飲んだ方が、味の違い分かって楽しくないですか?」

「確かに面白いな♪でも酔っぱらいそうだな、これ。笑」

「いいんじゃないですか?明日は休みですし、とことん呑んじゃいましょう♪」


どうぞ思う存分酔っぱらって下さい。

酔っぱらってあわよくばマチガイを起こして欲しい。それか僕の告白を断っても、覚えてなければ有り難い。


「ふっ…、…くくっ」


僕、必死し過ぎ

自嘲が漏れる。


「良かった、チャンミンが元気になって。本当さっき心配したわ」

「あ……すいません……」


この人は、僕のどす黒い欲望や計算なんて、疑ってもないんだろうな……

純粋なユノヒョンを目の前に恥ずかしくなる。


「お前とは長い付き合いになったな?2年半くらいか?本当にありがとうな」

「いえいえ、とんでもない。僕の方がお世話になりました。可愛がって頂いて、本当に感謝してます」

「チャンミン、本当によくやったよ。すんごい優秀だった、俺もびっくりするくらい。俺と一緒に日本行かない?連れて行きたいわ」


行きたいに決まってる


「僕も行きたいって思いますけど……一課に上がったばっかりの僕が、、異動希望なんて出しても通らないと思います……」


僕も考えた案だけど、どう考えても難しい。いくら昇進したと言っても大企業のSMTカンパニーの中で意見が通るほどの力はない。


「俺が出してやるよ」

「え、本当ですか?」

「うん。でも一課で課長を目指したいって考えもあるだろうから、少しの時間だけど考えてみろ」

「は、い……」


課長職なんていらない。ユノヒョンが言えば異動希望は通るかもしれない。ただ、ユノヒョンが人事に言ってくれればの話。










今日、告白したら



この話はなくなる。










「……」

「何だよー、今悩むなよ。笑
今日は楽しく飲んで、また別の日に考えな?」

「……ですね」


時間がない。師走で会社自体忙しい。ユノヒョンの引っ越し準備もあるはず。忘年会で夜ももういつゆっくり飲みに行けるか分からない。




告白して木っ端微塵になるか


言わずに付いて行ける可能性にかけるか





「……今夜しか

「え?」

「いえ、何も……」












ユノヒョンに告白するなら






今夜しかない















後悔なんてしないC
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後悔なんてしない chap.6












忘年会から1か月後、いつかは結婚するだろうと思ってた彼女に、男のユノヒョンを好きになりましたと、……正直に、打ち明けた。


「…………、、どうするの?ユノさん、……ゲイでも何でもないんでしょ?」

「ね……。……どうしようかね……」


どうしようもない。
告白するわけにもいかない。
サラに罵倒されて笑われるしかない。


「馬鹿じゃん、、チャンミン、馬鹿だよ……」


突っ伏してそのまま動かなくなったサラを、本当に何でこんな事になったのか、不思議な心地で見詰めてた。
ただ「気持ち悪い、最低」とサラに言われる覚悟をしてたのに、サラから出てきた言葉は「チャンミンがかわいそう」って台詞で。


惨めだなと、思った。


「サラ……本当に、ごめんね、、」

「私のことは……っ、もういいから……。自分の心配もちゃんとしてあげなさいよ、馬鹿っ……」


こんないい子、離して、












叶わなくて、





傷付いて、






それでもユノヒョンの傍に居たい








なんて








「うん……、僕って本当に馬鹿」





サラは泣いて、僕も泣いた。







僕とサラは別れた。



















15階のエントランスドアを開けると、皆の目の前で盛大に、ユノヒョンがギュを抱き締めてた。男らしくて体格のいいユノヒョンの背中で、線の細いギュはほとんど包み込まれてる。朝っばらから見る光景じゃない。


「よくやった!!本っ当にでかした!!マンション一棟超大型契約、おめでとう!!!」

「課長苦しい…っ、でもありがとうございます!!たくさんフォローして頂いて、チョン課長のおかげです!!!」


ギュもユノヒョンを抱き締め返して、出社してた周りの社員も拍手喝采。ユノヒョンはギュを抱き締めたまま、頭をがしがし撫でて、ギュもヒョンの肩に埋まって本っ当に嬉しそうで。


「…………誰にでも…っ、」


この人は本当、誰にでもこう。

誰にでも触れる。誰にでも優しくする。
誰でも褒めて、誰でも抱き締める。











それでもユノヒョンが欲しい





「……おはようございます!!」


僕に気づいてもらえるように、できるだけハツラツとした声で挨拶した。ユノヒョンから離れたギュが僕に気付いて飛び付いてきた。


「チャンミン、おはよう!!」

「はは、ギュおはようっ。凄い契約したの?おめでとう!」

「チャンミン、おはよう」


そう言ってまた僕の二の腕にふうわりと触れてくるユノヒョンに、僕の高鳴る鼓動が伝わりませんように。


「……ユノヒョンって、よくセクハラで訴えられませんよね?べたべた人に触る自覚ありますか?お?笑」

「お、上司に反抗する気かお前~。笑」





言えないなら、せめて






「『 "力"に屈したら男に生まれた意味がねェだろう。おれは決して人生に"くい"は残さない』、なので。笑」





後悔なんてしないように





「ポートガス・D・エース!『ワンピース』!!」

「はい♪今日も一日よろしくお願いします。これから僕も契約挙げたら、またキスして褒めて下さいね。笑」

「あはーはーはー!可愛い奴め♪」






こんな風に笑って頭を撫でられる



一番近い人間になる

















そう決めてから僕は業績を上げて、ますます目を掛けてもらって、たくさん抱き締められて、たくさん冗談のキスをユノヒョンとした。僕の昇進で三課、二課と上がる度、ここまでやるか?ってキスもされた。


「ん、……っ、ちょ、ユノヒョン舌入れすぎ、ですって……」

「あんまり可愛くて♪さすがに引いた?」

「……。いや、もう慣れました。笑」





もっと、キスして欲しい





もしかしたらって期待してしまうこともあれば、やっぱりなってひどく落ち込むこともあった。辛くて泣きながら帰ったこともあった。
そんな夜はユノヒョンを想って一人慰めて。

もしエッチできたらユノヒョンはどっちがいいのかな、とか。僕は好き過ぎてどっちでもいいな、とか。やっぱり僕が受け入れる方かな、とか。万が一の時にちゃんと入るようにしといた方がいいかな、とか……。


あるわけないのに


覚えたての中学生みたいに、馬鹿みたいに自慰の体勢や仕方だけどんどん過激になっていって。


「……は、ぁ……っ、おもちゃ……挿れてみよう、かな……っ、ヒョンの、つもりで……」


誰にも知られないからって、本当に馬鹿で。
本当に本当に最低だなって自分を責めながら眠った。









苦しくて


嬉しくて


悲しくて








言いたくて



言いたくて
















言えなくて

















2年経った。















二回りした12月の始め、僕に投資営業部一課の昇進が決まった。
荷物を抱えて中央スペースに向かう、ユノヒョンのところに向かう。
ずっとずっと行きたかった目標の場所に向かうと、ユノヒョンが新しく設置された僕用のデスクに寄り掛かってて、目が合うとニヤリと笑った。












ドキリとする。













どこまで想えば、解放されるのか









「一課へ、ようこそ」

「はい」


ユノヒョンはSMTカンパニーの海賊王みたいな人。今日から僕は、その仲間(クルー)になる。
いや仲間なんてまだ足りない。ユノヒョンの唯一の相方にまでなれるよう登り詰めてやる。


「誰よりも成果を挙げてユノヒョンの右腕になれるよう精一杯頑張りますので、これからもよろしくお願いします」

「あははっ、ありがとう。嬉しいわ。でも右腕なんかじゃなくて一課の課長を目指せよ。チャンミンにならできるから」

「……は?」













はずだった。











「俺もお前らの頑張りのおかげで昇進が決まったんだ。海外拠点本部の幹部支店長として。年明けから日本に引っ越すから、あと1ヶ月だけだけど、よろしくな?」


「…………え?」



















そこから先は、覚えてない。












本っ当にすいません……。
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KYでごめんなさい!!!










りょうです、こんばんは!


広島から帰って参りましたー、とっても楽しい夏休みになりました。


んで、すいません……。。


本当に、本当に、さっき知ったんです。













……っ、、(*ToT)
↑泣いています、暫くお待ち下さい。








やってしまった。







こんな素敵な情報があがっている中、めっちゃキツイパラレル書いとる……(ランキングのポチ競争を無視するような今の展開)

しかも1週間で終わってないじゃねーか……







「ユノ……まじやってられません、僕」「……」










本当に申し訳ございません。







本来、リアルなお二人で気持ちがうきうき……いや、それ以上に感涙してるような時期に、

ホミンホ小説をわざわざ読んで頂いてる方の気持ちを暗くしてどうする……!Σ(×_×;)!

という気持ちがあまりにもありまして、ちょっと謝罪記事を出しました。





















ジーザス!!!











ジーザ……ス……?え……








ジ……あ、あ……鼻血垂れそ……っちょ……ヤバいって……緊縛、は……(赤)








やだ何この色気たまらない~~~っっ❤❤❤(未亡人チック)













すいません、これでも反省してます。↑この画像でか?(ユノちゃんとお世話してるのね、今もかな?別にアリノママでいいのに……(悔)、いや事務所から言われたのか?チャンミンからか?ま、いいや、あろうがなかろうが、美しい)







とにかく!!涙

今皆様、非常に萌えたぎってるところに水を指すような場面ですいませんでした。



それが言いたかったんです。



もう少しでパラレル終わりますので、そしたらまた通常運行しますので、よろしくお願いします。









(画像内、一部除いてお借りしました)
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後悔なんてしない chap.5

(注意)BL表現出てきます。





















気付いた気持ちは
















どうしようもなく
















ユノヒョンが好き
















血気盛んな男達が呑んだ後に考えるのは、大抵下世話な内容で。夢と希望を買いに行く。宴会場を出た男だらけの集団は、当然のように歓楽街へ。


「お!あのコかわいい!」

「あっちのお姉さんがタイプ!」

「胸おっきいコがいいな~♪」


一度認めてしまった気持ちは、ダムの決壊のように溢れ飛び出て、制御が聞かない。

好き。好き。どうしよう、本当に好き。ユノヒョンが好き。大好き。

大分呑んだユノヒョンを心配して介抱するフリをして、少しおかしいくらいずっとユノヒョンの隣に居た。ふらふらあちこちへ楽しそうに進むヒョンの半歩後ろをずっとくっついて歩いていると、集団からいつの間にかはぐれている事に気付いた。ユノヒョンと僕、二人きり。
願ったり叶ったりのシチュエーションなのに、緊張感半端ない。
だって好きだって、さっき確信したばかりだから。


「あー…呑んだぁ」

「お、疲れ様です……っ」


声が上擦って、ドキドキして、震えて。

ヤバい、心臓鎮まれ……っ


「……飲むとさ、なんかムラムラしてくるよな?」

「え!?」

「セックスしたくなるのはもう男の性だなぁ」

「あ、まあ、そ、、ですね……っ」


心臓が飛び上がって痛い。
ユノヒョンからエッチな言葉がすらりと出てきて、興奮して、想像してしまいそう。もし、もし気持ちが通じてユノヒョンと付き合えたら、ソウイウコトだってしちゃうんだ。
頭が沸騰する。


「ピンサロ一緒に行くか?」

「あ……」





……女の子、か…………





「よし、スッキリしよ。チャンミン行くぞっ」

「……はは…、、僕は、いいです……」

「あはは!何でだよ?ヌキたいだろ?」





やば……





「抵抗あるか?女の子もプロだから心配するなよ」

「いいですいいです。笑」





泣きそう……





「んー、じゃあ30分くらいで戻ってこれるけど、チャンミン待ってるか?それとも帰る?」





ココロガ





「あ、っと……帰ります。すいません。笑」





コワレソウ





「そっか!チャンミン、彼女いるもんな。悪い、誘っちゃって。タクシー代出すから早く帰ってあげな」





ゲンジツニアタマヲ





「はは……大、丈夫ですけど……」





ブンナグラレテ





「ユノヒョンは……彼女作らないんですか?」





ジブンデ





「欲しいよー。でも今は仕事優先でいたいし、出会う機会もないからなぁ」

「……でもユノヒョンだったら、……っ、女性からも男性からもモテそうですよね?笑」





ソノキズヲエグル





「ははっ、さすがに男は無理だな。笑」

「ですよね。笑」






グチャグチャニ












僕の心はめちゃくちゃで、そんな事には微塵も気付いてないユノヒョンはいつも通り優しくて。タクシーをわざわざ停めて、いらないと何度も断ったのに身銭を切ってくれた。


「じゃあ、お疲れ様。良いお年を」

「お疲れ様です、良いお年を」


ユノヒョンが僕を「可愛い」と言うのは、ただの部下としてで。キスも男同士だから冗談以外の他意はなくて。それ以外ある方がおかしい。
当たり前だ。疑いようもなく。










流れる光の景色が綺麗

僕の不憫な情念が汚い









重い足を引き摺って部屋に帰ると、ほの暗い照明だけを残して、サラは寝室で床についてた。近付くと本当に就寝してる彼女を確認できて、僕はすぐにトイレへ向かった。

やってはいけない事をするために

スラックスとパンツを脱いで、便座に座っても、まだ理性はあった。


「……ダメ……だ、…………」


絶対やっちゃいけない。

格好良くて、
優しくて、
面白くて、
一緒に居たくて、
憧れて、
触れたくて、
もっと触れたくて、好き




好き



ユノヒョン、好き




好き




「……もう、本っ当に、……好き……っ」






ちょっとだけ、思い出すくらいなら





誰にも見られてないなら








気持ちが抑えきれない。
目を閉じて、少しの間だけ咥内に入ってきたユノヒョンの舌を思い出した。稲妻に、頭の中で火花が散った。幸せで幸せで。




熱い









ユノヒョンの味







ぬるぬるして







一瞬絡めて








「……っ、」


そこまで思い出すと、自動的に僕の手がモノを包んだ。すでに半勃ちで、見なくても2、3回上下に擦ると完全に勃ち上がった。


「ヒョン、ごめんなさい……!」


それからはもう感情のメーターが振り切れて。ユノヒョンを想って、ひたすら扱いた。


「あ、、あ、ヒョン……は、あ……ヒョン…」


『ユノヒョン』と名前を出すのだけを禁忌にして。
ユノヒョンともっとキスして、触って、舐めて、またキスをしたら、どんなに気持ちいいんだろう。何でもできる。ユノヒョンのきっと舐めれる、いや舐めたい。ユノヒョンのモノくわえたい。
想像すると、カウパーが今までにないほど溢れて、扱いてる掌に滑りを足した。


「あっ…、、やば……っっ」


想像が止まらない。次はユノヒョンが僕のモノをフェラしてくれる想像。その画だけで限界がきた。


「だめ、だめ……っ、もう出る……っ」

『だーめ。もうちょっと頑張ってみな?』


想像上のユノヒョンはちょっとイジワルで


「う、あ……っ……ヒョン……ヒョ、ンー……っ」

『そんなに気持ちいいの?』

「いい!……いい!ヒョン……っ、もう、」


僕は狂うほど嬉しくて気持ち良くて


『いいよ、飲んでやる』


最後はやっぱり優しいユノヒョン


「……くっ…!!!」


体をブルブル震わせながら、どろどろの白い精液を全部吐き出した。

初めて、ユノヒョンを想って、イった

急速に血液が頭から下がっていく、年末の寒さがやっと肌に伝わる。冷静になる。冷静に、サラが眠ってる隙にユノヒョンでオナニーしたんだと、心の中で言葉にして表してみる。






気色悪い




僕、最低……














「僕…ふっ……まじキモ……っ、、……っ」


















夜の闇に、涙を隠した。












後悔なんてしない
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後悔なんてしない chap.4












それは小さな彼女の冗談だった。

サラは面白がって、それからもユノヒョンのことを話す度、「やっぱ好きなんでしょ?」「嫉妬しちゃうなぁー♪」なんてコロコロ笑いながら話を聴いてくれる。そして僕はやっぱり笑いながら否定した。






僕がユノヒョンを好き?

いやいや、ないでしょ

確かに憧れてはいるし、
人として大好きだなって思うけど

違う違う、

まさか、そんなわけない






そもそもユノヒョンが

僕を好きになるわけがない







そんな報われない恋












悲しすぎるじゃないか



















そんな問答を心の中で繰り返しながら、極寒の季節になった。

年末最終出勤日に、中央スペースのユノヒョンの前に呼ばれてた。背広を脱いだカッターシャツに紺のベストとえんじ色のネクタイがよく映えて見える。パソコンを見つめる切れ長の目が格好いい。僕に気付いて柔らかく婉曲する瞳が綺麗。


「チャンミン、お前もう、基礎知識はついてるし商談ロープレ(接客ロールプレイング)もかなりできてるだろ。アポイント取りだけじゃなくて、そろそろ一人で接客行ってきな。ヒョジェもサポート役に回すから、来年からバンバン契約取ってこい」

「はいっ、分かりました。頑張りますっ」


うわ、嬉しい


「ははっ、嬉しそうな顔するよな?チャンミン、分かりやすい」


一人前の営業マンと認められたようで、ユノヒョンに認められたようで、思わず上がる口角を手の甲で隠した。


「すいません…ふふ、本当に嬉しくてっ。頑張ります!」

「お前俺よりデカイのに本当に可愛らしいな~」

「あはは、ありがとうございます。笑」

「今日の忘年会は無礼講で楽しんでな?夜の飲み会まで、残務ラストスパートでよろしく!」

「はいっ」


突然僕の右側に、覗きこんでくる顔が現れた。ギュだった。


「うあっ、なに。笑
びっくりするだろ、ギュ」

「チャンミン、うちの忘年会初めてだろ?めっちゃ面白いから!本当に無礼講だから皆飲んでくれるよ、楽しもうな?」

「うっそ、すっごい楽しみ!」


「おい、まだ就業中。切り替えろ」


ユノヒョンにぐるりと睨まれて、僕とギュは一目散にデスクへ戻った。







そして、

数時間ほど待ちに待った忘年会は、




問答無用の大宴会、だった。








「社長ぉぉ~!!飲んで下さい!!!」

「次長!次長!あれ次長どこ行った!?トイレ逃げられた!?」

「会長もう帰られましたよー」

「嘘だろ!?」

「監査部長、じゃあ代わりに飲んで下さい!!お願いします!!!」


完全体育会系ノリの、男だらけの大宴会。煩すぎると女性社員から文句が出た数年前から、女性は女性で高級ホテルのディナーが慣例らしい。それでさらに拍車がついて、幹部を巻き込んだ無礼講、皆呑むわ呑むわの大騒ぎ。


「ヤバ!!楽しすぎる……!!!」

「だろ~♪」


ギュや他の仲間で自然と集まってひたすら飲み続けた。その会場にいる皆ひたすら呑んでて、僕はアルコールが死ぬほど大好きだから良かったけど、就職採用時に『年に一度はシコタマ呑める方』ってのを採用条件に入れた方がいいんじゃないかと本気で考える程だった。

ユノヒョンはあまりお酒が強くないのは聞いてた。一緒に飲んだことはあったけど、こんな飲み方の宴会で大丈夫なのかなと辺りを見回すと、真っ赤な顔をしたユノヒョンを中心に大盛り上がりの雰囲気でひとまず安心。
両隣の社員と肩を組んで、大笑いしてる。ただ大笑いしてるというか、はしゃいでるというか。セットの乱れた前髪がどことなく艶っぽく可愛らしく見える。


「チョン課長!まだ飲んで下さい!飲みが足りてませんよ!」

「うー……そんなカワイイコト言うやつには……、、こうしてやるっ!!」


ユノヒョンが、飲みを煽った社員の頬にキスをし始めた。


「うわぁー!チョン課長、出たぁ!!」

「お前にもしてやる!」

「ぎゃはははは!毎年恒例のっ!!」

「俺の反撃開始だぁー!!」

「逃げろ逃げろっ、ふひゃひゃひゃ」


「……」


大爆笑の中、固まる僕に、ギュが腹を抱えながら教えてくれた。


「くくくっ……チョン課長って、飲むとキス魔になるんだよっ。話したことなんて殆ど忘れてるし。本当子供みたいだろ。笑」

「へー……」


次々ほっぺにチュウをしていくユノヒョン。
された奴らは、「ウエーっ」って叫んでるけど、顔は嬉しそうじゃん……。
キスされたいのか笑いを取りたいのか、自らユノヒョンに近付いてる奴もいる。
日頃からスキンシップが激しいユノヒョンは、パーソナルスペースがない。可愛がられてるからって、僕が格段特別なわけじゃないと改めて思い知らされる。


「な?めちゃくちゃ面白いだろ!?」

「……」


面白いか……!?
なんか気持ち悪い。男同士であんな事してるユノヒョンが気持ち悪い。冗談にノリきれない。


「……そんなわけない」

「え?」

「ないないないない」

「何ー?」


どうしても目で追ってしまうユノヒョンを見たくなくて、手元のビールをがぶ飲みした。











あるわけない








まさか



違うって





シム・チャンミン、しっかりしろ







僕にはサラがいる



そうだ、プロポーズだ、
プロポーズしなきゃ、








変なこともう考えるな






もし気付いたら






















絶対後悔する


















「チャンミン♪」

「え……」


呼ばれて顔を上げると、赤ら顔のユノヒョンがすぐ傍にいた。と認識した瞬間には、頬にキスされてた。
皆に触れたユノヒョンの唇。


…………キタナイ……、、



「今年はよく頑張ってくれたな?お疲れ様!」

「……はい」

「あははっ、チャンミンここは嫌がるか笑うトコだから♪」

「……そうっすか」


ユノヒョンと話したくなくて、その場を離れようとした。


「だはははははは!!課長!写メ撮るんでチャンミンともう一回お願いしますっ!笑」

「……っ、ギュ!」


僕は全力でギュを睨んだ。





















だって、後悔したくない


















「お、写メ撮るの?」





背中から








楽しそうな


ユノヒョンの声と








なぞるように






這うようにユノヒョンの手が





僕の肩を掴んだ





「写メ撮るんだったら、やっぱこっちだよな?」



顔を両手でがっちりホールドされて、


ユノヒョンの唇が僕の唇を押し付けた。




「んー!んーー!!……っ!」
























稲妻が
















「はいっ、ありがとうございます御二人共♪」ってギュの台詞を合図に離れたユノヒョンを僕はもう、





僕は、もう




「舌ちょっと入れちゃったな♪」


「……っ」





僕はもう、



違う目で見てた









どうしよう

どうしようもない


どうしよう



























ユノヒョンが好き













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後悔なんてしない chap.3










仕事は確かに忙しかった。だけど、皆が言う程辛いとは思わなかった。


「ユノヒョン、お疲れ様です」

「ただいま、外暑かったぁ。チャンミン、飯もう食ったか?」

「まだです」

「よし、じゃあ行くぞ」

「はい。あ、ユノヒョンセキュリティカード持ってますか?」

「……あはは、忘れそうだったわ、ありがとう」

「はい。笑」


ユノヒョンはよく昼ごはんに誘ってくれたり、休日遊びに連れて行ってくれたり、会社の上司とは思えない型破りの課長だった。ユノヒョンと居ると楽しくて笑えて、仕事のスキルも上達する。僕は尊敬して感謝した。

周りから、「チョン課長とシム君って本当に仲いいね」「イケメン同士で付き合っちゃえばいいのに~。笑」「眼福!二人見るだけで幸せ感じるぅ♪」って冗談が嬉しくて。
「え、俺らもう付き合ってるんだぞー。な、チャンミン♪笑」で笑えて。

「ふふ、僕もう彼女います!」

「そうだった!フラれた!」

「「「課長!私、立候補しますよ!」」」

「あはーはーはー!!」


慕っている上司に可愛がられて、周りに一目置かれて、くすぐったくて嬉しくて。どれだけ仕事内容が大変でも、こんな環境手離せないと思う。





資産運用としての不動産を扱う仕事に、僕は夢中になった。何より仕事らしい仕事、人に誇れる仕事、人にバカにされない仕事。SMTカンパニーなら、どこに紹介しても恥ずかしくない。


「人事の推薦だったんだけど、じゃあシムはアポイントのプロなんだな、そりゃうちの会社も欲しがるわけだ」


残業につきあってくれたヒョジェニヒョンが、感心したように僕を誉めてくれた。誉め上手のヒョン、今までなかった環境だけに、改めて有り難みを感じる。


「いえいえ……結局、商品説明するための会う約束を取り付ける仕事、、と言うか、電話営業です。後の訪問や商談はできません。一日中ずっと室内で、決められたセリフを喋るだけで……アルバイトでもできる内容なんです……今は忙しいのも、本当楽しいんです」


時刻は午後九時。就業時間は六時だけど、何もかも詰め込まないといけない僕は、ほぼ毎日この時間。あとは業績の上がってない社員しか残ってない。
休日も会社に来て、投資物件の運用の仕方、融資の計算方法、基本的な一人でも学べるものを覚えていった。

そんな中で、定時ぴったり、颯爽と高級ブランドのスーツを翻しながら帰って行くユノヒョンがクールで格好良い。休日出勤もしない。


「上がいると下も帰れないだろ?ユノは残務があっても定時であがって自宅処理してるよ」


ヒョジェニヒョンから真相を聞いて、さらに格好いいと思う。僕もいつか、そんな人間になりたい。


「そろそろ終わりにして帰るか?」

「あーもう少しやって帰ります。明日はユノヒョンと『バットマン』の映画観に行くんで、今日中にやれるとこまでやらないとっ」

「あはははっ、お前ら本っ当に仲いいな!『バットマン』か~。いいな、俺も行きたい♪ユノに行っていいか聞いていい?」

「え」







なんか……、、





「何だよ、嫌か?」

「いえいえ!……ヒョジェニヒョンは直属の上司なので、、やっぱり緊張する時もありますし……」

「まだ緊張してるの!?いいよー、そんな肩肘張らないで。じゃあユノに明日のこと聞いてみるな?」

「…………はい」







なんか、嫌だった。










「チャンミン二人で行きたかったの?本当に彼氏みたいだね、いいなぁ~羨ましいっ!笑」


さすがに疲れて深夜に帰って来て、なんかイライラが納まらなくてサラにヒョジェニヒョンの話をした。誇れる仕事だけに、最近よく会社の話を聞いてもらうことが多くなった。


「彼氏って……僕ホモじゃない!僕が付き合ってるのはサラだから~。涙」

「あははっ、冗談冗談♪」

「ユノヒョンは一緒にいて、楽しくて面白いんだよ。本当に尊敬できる人だし、誉められたらめっちゃ嬉しいし」

「うんうん。チャンミン、彼の話しかしないよね。分かってる分かってる。笑」

「えーそんなしてないよ。してるのは仕事の話だよ?」

「あはは!全部『ユノヒョン』との話しかないのかってくらいしてるって」

「え~??」


会社の話をしてたろ?


「明日の映画も……別に二人だから嬉しいって訳じゃなくて、もともと明日の約束のために、休日出勤しなくていいように詰めて仕事してて、それでヒョジェニヒョンも来るってことになって、予定が急に変わって、、それでなんか予め決められてないことが起こったから、ちょっとイライラというかモヤモヤしただけだし……」










今思えば、





サラの言葉が






きっかけだった










僕は気付いてなかった。







「ねぇ、チャンミン。もしかして本当にユノさんのこと好きなんじゃない?」




「あはは!ないないないない!男なんて好きになれないって!ははっ」

「そう見えるよ?」

「あるわけないって!サラやめてよー。笑」







僕は気付いてなかったんだ。













サラ、何で言ったの……












後悔なんてしない
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後悔なんてしない chap.2












「でさぁ、約束した昼ご飯どうなったと思う?」

「うーん、意外と楽しかったとか!?」


サラのイタズラっぽく笑いながら答える姿に、逆に笑いそうになる。だって楽しいどころじゃなかった。


「チョン課長の部下とか僕の直属の課にも声かけてくれてて、結局20人くらいの食堂ランチ!凄くない!?」

「えー!!何それ!そんなの見たことないっ」

「だろー?色んな人達と一気に仲良くなれてさ、良かったよ。明日の出勤から本格的にスーツも着て行くけど、だいぶ気が楽♪」


何より強面のチョン課長が面白くてネタが尽きなかった。
きりっとした黒目に整った顔立ち。それに合わすような普通の黒髪が、お洒落な髪型の社員達の中で逆に目立って最も洗練されているように見えた。
それなのにおどけて皆を笑わせてくれるし食べ物は溢しまくるし財布は忘れるしで、皆から「課長残念過ぎますよー!」って大笑いが響いて、食堂のおばさんから怒られたほど。
でも結局課長のツケでって全員分の食事代を食堂パスできるのはチョン課長くらいだってこれまた皆で大笑い。
チョン課長の部下で僕と同い年のギュともすぐ打ち解けられた。


「シム君、初めに会えたのがチョン課長でラッキーだったな!すっごい楽しい人だからこの人♪」

「ぷっ!ですね。笑」

「おい、楽しいだけじゃなくて尊敬できるをつけろよっ。課長課長!俺一応、課長っ!」


慌てる課長の姿にまたもや大笑い。

だからフロアに戻った時、



度肝を抜いた。








「一課、、の課長……ですか?」


「ユノって、すげーだろ?あれで精鋭部隊の長(おさ)だもん」




僕の直属の上司になる四課のチェ課長が昼飯を詰めた腹を撫でながら、鼻高々に話し掛けてくる。

一課は営業部の花形。
そんなの誰でも知ってるけど、まさかと思った。チョン課長は可愛がってやるのにって言ってたけど、新参者の僕なんかがとても入れる課じゃない。
フロアの中央を贅沢に陣取ったスペースで、定刻になった途端、「はい、集中!」って手を一度パンっと叩いて響かせてからパソコンに向かったチョン課長を呆然と見た。さっき一緒に食事してた先輩達が、その号令で機敏に動き出す。ギュの目付きもギラリと変わって、「行って参ります!」といの一番に外へ行ってしまった。


「ユノは昔っからオンオフの切り替えが凄いんだよ。下の奴らもそういうとこ尊敬してる。もちろん一課が売上トップだけど、効率良く動くから休日出勤なんてほぼないしな」


チェ課長はチョン課長と同期入社時の同じ年ってことで、初めから仲良くしてたらしい。
でも彼自身も立派な課長職に就いてるし、短髪を上げてセットされた赤髪がよく彼に合ってる。素直に伝えると、素直に嬉しいと返してくれるところに、ほっとした。
この人の下なら、長く働けそうな気がする。


「でも俺は課長ってガラでもないし、ヒョジェニヒョンって呼んでくれ。四課の皆そう呼ばせてるから」

「そうですか、分かり」

「じゃあ、俺はユノヒョンって呼んでくれな?」


また被せるような物言いに振り返ると、ニコニコ顔のチョン課長。四課は窓際の少し寂しい奥まったスペースにあった。
チョン課長の座る一番見晴らしの良い席からはだいぶ離れてる。


「ユノ~、お前こんなとこ来てないで早く戻れよぉ♪」


とか言いながら嬉しそうなヒョジェニヒョン。確かに、こんなに格好よくて面白くて仕事の出来まくる親友持てたら怨み通り越して、嬉しいか自慢しかないと思う。


「だって俺の部下、皆アポイントで外出中。やることないも~ん♪」

「おー、勝負案件の資料もう纏めたの?早いな」


さすが一課の精鋭部隊。売れてる営業マンは、社内に居ない。課長クラスにでもなれば案件の処理だけで忙しいかもしれない。



「だからシム・チャンミン頂戴♪」

「え…」






ドキッと、した。







「なに言ってんだよ、シムはお前の暇潰しのオモチャじゃないのっ」

「ヒョジェの所だけ新人来てズルい!」

「……(あぁ、増員要請ってことか…)」


やっと意味を理解したのに今度は肩を抱き寄せられて、何だか変な感じ。ヒョジェニヒョンのこと笑えない。男同士のスキンシップは嫌いだけど、なんせこのフロアで一番偉いボスに初日から気に入って貰えたのは、やっぱり嬉しい。


「先程はごちそう様でした。皆さん集まって頂いてびっくりしました。あの……僕の初出勤をご存じだったんですか?」


近くで見るチョン課長の顔は男らしくあり女らしくもある、不思議な顔立ちだった。

妙に、雰囲気のある人。


「いや?ほら、お前私服着てたから。新人来たみたいだから一緒に昼飯行くか聞いたら、皆ついてきたんだよ」

「それユノと飯食いたいだけだろ、皆。俺もだけど。笑
うちの会社、成果主義だから営業部は特に辞めちゃう人間が多くて入れ替わり激しいんだ。だから新人なんていちいち覚えてられなくて、初出勤のコには分かりやすく私服で挨拶してもらうのが習慣なの」

「なるほど。そうだったんですね……」


けっこう大変そうな会社だな……居場所が無くならないように食らい付いていかないと。
だけど僕の心配を余所に、チョン課長が少年のようにキラキラした目を細めて、「大丈夫、シムはなんだかやっていけそうだし。分かんない所あったらいつでも聞いて」と言ってくれるから、それだけで励まされる。


「はい。チョン課長、ヒョジェニヒョン、よろしくお願いします」

「何度も言わせない。俺も『ユノヒョン』、これ決まり。分かった?」

「あ、はい……ユノヒョンお願いします」

「よしよし♪」


また頭を撫でてくるユノヒョンに、僕はすっかり懐柔された。不安そっちのけで、やる気を取り戻せた。むしろ普段の僕よりも、ハキハキと過ごせた気がする。






ユノヒョンのおかげで、転職初日から、良い形でスタートできた。










「へぇー、『ユノヒョン』ってすごくインパクトある方なのね?」

「うん、初めはビックリしたけど、とにかくすごくいい人。ヒョジェニヒョンも仕事できる人なのに全然威張ってないし。僕この職場で本気で頑張ってみるよ」

「期待してるね♪そういえば今度の休み、何の映画観に行く?」

「あ!!……ごめん!」


すっかり忘れてた……


「ん?」

「……次の休み、ユノヒョンとギュ達がバーベキューするの、ついていくことになっちゃったんだ……」


また被せるように誘われて決定した。だけど行くメンバーはランチで会った人達ばかりだし、何より面白そうで、僕がとても楽しみになった。


「え~。うーん、じゃあ仕方ないね。仕事関係の人が今は優先だもんね。また次ね♪」

「うん、ごめんね?この会社で落ち着いたらサラにも話したいことあるんだ。とにかく頑張るから……見てて」

「……分かった。待ってる」


僕の気持ちが伝わったのかな?
サラは少し顔を赤らめながら、笑顔で快諾してくれた。

サラの作ってくれた晩ご飯は、今夜も美味しかった。












ギュはギュ。苗字なしですいません……。ヒョジェは赤髪ダンサーさんのイメージでーす。
後悔なんてしない
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後悔なんてしない chap.1






























「帰りは何時ごろになりそうなの?」

「んー、初出勤だから定時通りじゃないかな?」

「そっか、じゃあ私の方が遅いかも。帰ってきたら感想聴かせてね?」

「おっけ」

「じゃあチャンミン行ってらっしゃい!初出勤ファイト♪」

「ありがとう。サラも気を付けて仕事行ってきてね?」


受注元の会社へヘッドハンティングされたのが二ヶ月前。下請け会社の社員だった僕は二つ返事で飛び付いた。なんせ給料がいい、優遇がいい、保証がいい。イエスと言わない理由がない。


「サラにも……そろそろ、プロポーズしないと……」


大学卒業の時から付き合って三年目。お互い部屋はあるけど、だいたいどちらかがどちらかの部屋へ行って暮らしてる半同棲状態。はっきりしないと男じゃない。


今日から勤めるSMTカンパニーは大手不動産会社として、知名度抜群。最寄り駅を降りると迷うことなく本社にたどり着いた。駅の改札口目の前に立ちはだかる、20階建ビルまるごとSMTカンパニーのものだから。


「でかっ」


小さなビルのフロアを借りて経営してた前の会社と全然違う。
自然と握り拳を作った。
高揚する。これからこのビルに勤めるキャリアに僕はなる。

吹き抜けの広すぎるエントランスを抜けて受付に向かう。どこに何があるか探して迷う方が格好悪い。


「おはようございます」

「おはようございます、今日から初出勤のシムと申します。投資営業本部はどちらになりますか?」

「15階になります。持参されたセキュリティカードでフロアのドア全て開閉可能です。後ほど確認をお願いします」

「分かりました、ありがとうございます……あの、」

「はい」


やっぱり気になる……。


「実はまだ御社のことをあまり存じ上げないのですが……、本当にこのような身なりで差し支えないのでしょうか……」


採用担当からの話が未だに信じられない。


「はい。初出勤は軽装の私服で構いません。髪型も個人に任されております。スーツはどうぞ明日以降の着用をお願いします」

「……はい」


確かに周りを見ると金髪だったりアシメントリーだったり、かなり個性的な髪型のサラリーマンが多い。
そういう僕だって茶髪のくるくるパーマにしちゃったけど。ただ私服なのは僕を含めて数人しかいないじゃん。
半信半疑のまま高速エレベータに乗って、教えられた15階で足を進めた。

一面ガラス製のドデカイ自動ドアに『 Investment Sales Division 』と特設ライトで表示されてる。何もかもがスタイリッシュ。

ドアの向こう側からこちらに向かってくる男の人が目に入った。


「……かっけぇ」


クールな雰囲気の格好いい人。僕と同じくらい背が高い。
たぶん、いやこれから上司か先輩になるであろう人より先にドアを越えてはいけない気がして、そのまま直立で控える。
カードを通して出てきたその人の目線が僕に刺さった。

冷たそう、コワ……っ。


「お、おはようございます……」

「……『未来の海賊王の仲間(クルー)がよ、、情けねぇ顔すんじゃねぇ』」

「ぇ……」


わ、ワンピース…………??


「えっ、と……もしや……ルフィ、ですか、、……?」

「お!分かってるじゃん♪なんだノリいいな、お前」

「いえ、ふふ…『ワンピース』なんて皆知ってますよ」


僕の大好きなマンガだし♪これは譲れない!


「おー♪笑うと可愛い!!なんだよ~めちゃくちゃ緊張した顔してるからこっちが焦ったわー」


気……使ってもらったの、かな?


「あ……すいませ」

「でもまあ初日はやっぱり緊張するよな?」


なんで初出勤って……?


「は?あ、、そうなんで」

「あーこんないいコだったら俺の課来れば良かったのに!めちゃくちゃ可愛がってやったのに!」


俺の課ってどこ!?そもそも知らないっすよ!


「え?あ、課の希望までは聞かれ」

「お前昼飯どこで食べたらいいか分かんないだろ?良かったら一緒に食べない?」


いきなりご飯の話!?その前に仕事内容だろ!?いや食べるの大好きだけど!


「あ、あの。その前に」

「初日のやつに飯代なんて払わせないから!俺の奢り!な?」


……決定、なの?


「じゃあ、昼休みにここ集合な♪」


決定……してしまった。僕全然喋れてないけど。。


「えっと……分かりました。よろしくお願い…っ!」


また言い終わらない内に、その名前も知らない人に今度は頭を撫でられて。


「パーマ似合うな?めっちゃ癒される♪」





いろんな意味で色々衝撃だった。
初めから。















ただ強烈な人だなって、思った。
初めは。


















1週間で終わりますように……。いや終わらせます!
後悔なんてしない
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夏休みはパラレルへBump☆









こんにちは、りょうです。



東京は台風が来て大変ですね。

大変なんですが、私これなら1週間ほど帰省しますー広島ですー♪


ポクには関係ないよ~ばいば~い♪






で、ちょっと一旦「片割れ」も1週間ほどお休みしてですね、パラレルホミンホ書いてみようと思います。




なぜかと言うと……、、


親の前で東方神起の資料や情報開けないから、です。

皆さん、想像してみて下さい。

久しぶりに帰ってきた子供が、東方神起の画像見ながらずっとずっとニヤニヤもんもんうんうんしながらパソコンかスマホに張り付けている姿を……♪
















ついに頭沸いたかと判断される。→周りに相談される。→治療を勧められる→来年起き上がる東方の神々に会いに行けない。→それはヤだぁぁ!!涙





の、判断です。
ご了承下さい、察して下さい。。涙






で、何のパラレルかって?














うん、まだ決めてない





「ねぇ、ユノ聞いて?あの人まだ何も話考えてないのにパラレル書くとか言ってるよ?パボだね?」「うん、でもポクらには関係ないから~ダイジョブダイジョブ♪」









なので、、


広島戻ると色々やらなきゃいけないこともあり、もしかしたら全く書けずに終わるかもです。
そしたら、パラレルはなしで「片割れ」進ませます。








それでも書けるなら、、遊び心エロチック心を入れて、やってみようと思いますので、ユノチャンミンのリアル感無くなったらごめんなさい~💦









でもまあ、チラ見くらいなら読んであげてもいいよっていう方は、是非お付き合い下さい♪





よろしくお願いしまーす(о´∀`о)







りょう(ゆのっぽん)



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片割れ chap.7 おまけ









この世で一番、恐いものがある












良かった、まあ普通に間に合ったな……。

秋のLA公演に向けて事務所で打合せ予定だったのに、寝坊した。急いで来たかいもあって、むしろ少し余裕を持って到着できた。


「ユノヒョン!!」

「おう、カイ」


打合せ場所のミーティングホールの前で、新しいグループの子達が立ってる。


「あの、ユノヒョンにご報告がありまして!来年僕達このメンバーで、エクソというグループでデビュー決まりました!!!」

「知ってるよ♪マネヒョンから聞いてた。おめでとう、これからは一緒に努力していこうな?」

「はい!来年はユノヒョン達と同じ舞台に上がらせてもらいますので、よろしくお願いします!今回のLA公演も頑張って下さい」

「ん、ありがとな?ルハンも頑張ってね」

「は、ははははい!!!体はあまり丈夫じゃないんですけど、、前から言ってますが、僕本当にユノヒョンに憧れてるので!!何とかヒョンみたいにパフォーマンスできるよう頑張ります!!」

「あっはっはっ!ありがとう、またな?」


エクソがわざわざ報告に来てくれた。練習生で悩んでた時を知ってるから本当に良かった。

部屋に入ると、スジュのメンバーが目に入って、自然とそちらに向かう。


「ユノおはよう、時間ぴったり」

「おう、ユノヤ~♪」

「ユノヒョン!アンニョーン!」


「お。皆、お疲れっ」


ドンへとシウォンと手を合わす挨拶を交わして、二人の間に座った。


「おい、なんか格好つけのユノ・ユノモードに入ってるじゃん」


さすがドンへ、鋭い。


「あはーはーはー!!さっきそこで新しいグループの子達が挨拶に来てくれてさ♪」

「ユノペン多いからなー、ヒョンっぽくしたかったんだろ?」

「バレたか♪」


シウォンが笑いながら肩を叩いてきて、3人で和気あいあい。やっぱり落ち着くこの仲間。


「でもいいもーん♪俺とユノ似てるってチャンミンに言われてるし♪しかも俺は大企業みたいな豪華なイメージ持たれてるけどな♪セレブセレブ!」


やっぱり落ち着かない……。


「言うな!だってお前本当にセレブじゃん!ズルいわ!!」

「ユノ中小企業みたいなアイドルって言われたもんな、ぶふっ」


彫りの深くて男らしいシウォンが楽しそうに笑う。それを見て、やっぱり俺はシウォンを大丈夫なんじゃないかと思う。信じたいと思う。
人の心なんて自由なのにな。


「……もう、ちょっかいはかけないでくれない?シウォンには協力して欲しいんだ……」


その言葉を放って、シウォンを困ったような笑顔にさせちゃう俺の方がズルいかもな。


「努力するよ」

「できたら、そうしてくれ……」

「何々?何の話?」


ドンへが面白そうに聞いてきたけど、さすがにここでは伝えられないと思って、次話し合える予定を聞いて終わらせた。




こういう事がこれから度々出てくるんだろうな。そしたらまた俺は牽制して、それを繰り返すのかな……。

そう考えると気分が滅入る。


それが恐い。






だけどこの世で一番恐いのは……、、










「あれ?ユノ、チャンミンは?シウォン見たか?」

「いないな?ユノと今日別?」

「あー、今日はもう一人の新しいマネージャーの車で来るって。別々の仕事も増えてきたし、車の中で挨拶がてら来るらしい。でもすぐ来るぞ」


スマホが震えて、チャンミンからのメールがちょうど着た。


「チャンミナだ。到着メールかな?」


液晶板のメッセージを確認する。













俺が一番恐いもの。

















『ヒョン、アレはないんじゃない……?』





「ヤ、バ…………」









アレってどれ!!?


俺なんかしたっけ!?
いやいつも何かしてるけど!
さすがに部屋散らかし過ぎた?
ゴキ◎◎出ちゃった!?
食べたものそのままで外出たこと?
そりゃ出るよな!?
まずいよ、チャンミンめっちゃ嫌いだよな?
それとも昨日のこぼしたピザそのままにしたこと?
まずいよ、これはまずいよ、さすがに!
あれ違う?
そうか!洗濯か!?
洗濯物出さないこと?
いつもだろ、そんなの!
いやいや俺が悪い!
溜めすぎか?溜めすぎだよな、確かに!
あ、歯磨き粉今日上から出さなかった!
それか?やっぱそれなのか!?
まだあるっけ!?
今日のこと?
いつのこと?
今日だとしたらあと何!?
今日忘れ物他にあったか?
チャンミンと何か約束したか?
チャンミンに言われたこと忘れた?
チャンミンの言うこと俺何か無視したか?





「ユノー?」

「ヤバい……、、チャンミナが…………めっちゃ怒ってる…………、、、」


心臓が縮み上がってる、のが分かる。


「ドンへ、、、どうしよう……、」

「はあ?」

「まずいよ、ヤバいよ、本当に……。チャンミナが『ヒョン』って言う時は本っ当にまずいんだよ……」


ドウシヨウドウシヨウドウシヨウドウシヨウナニニオコッテルノナニガゲキリンニフレタドウシヨウドウシヨウドウシヨウヨクワカンナイケドトニカクメッチャコワイ!!!!!


「はああ~?お前いっつも『ユノヒョン』か『ヒョン』って、呼ばれてるだろ?」

「違うんだよー!まあ、色々いろいろあって二人の時は『ユノ』って呼ばれてて、それは今度話すけど!とにかく『ヒョン』はまずいんだってぇぇぇーー」

「……ユノ?……とりあえず落ち着こ?さっきの格好いいユノが微塵もいないぞ?」

「こいつ完全に尻に敷かれてるな……」

「うるせーシウォン黙ってろ!この文章短いのがさらにヤバいんだよ!一文でぽんとくるのが最大級にまずいの!!」

「え、尻?どゆこと?」

「あーーまじ何か分かんねーー、どうしよう!!」


頭を抱えてもう一度考えてみるけど、やっぱり分からない。

















それは始め、心地よい風だった。







伏せって苦悩してる俺の頬に触れる風。



風という名の気配。




気配。







人の気配。








見上げるとそこには、、、




「チャンミナ……」


「ヒョン……」











オワッタ








「何で……、、靴履いたまま部屋にあがった……んですか?靴でそのまま家中歩いて回ったろ…回りました、よね……?」

「え、……それ?」

「汚ない……非常識すぎ……意味分かんない、何で…ですか……、、」


静かな、凍るような、冷たい、チャンミンの低い声。


「え、っと、、確か……財布忘れて、外出て……面倒だから、靴脱がずに取りに戻ったんだけど……」

「脱いで下さい……、それかそのまま行って……、僕が後から持って行けましたよ……?」



でもさ……、、




「あのさ?」

「はい?」



「そんなに……悪いこと、なのかなって」


「……はい?」




「靴履いたまま部屋入っても……、別にそこまで怒ることじゃないだろ??」



「…………」



「……チャンミナ?」


「顔も見たくない」


















チャンミンの沸点が未だに分からない。



そこから結局一日中無視された。
プライベートでは一切話してくれなかった。











チャンミンの『ヒョン』って、







世界一恐い











ありがとうございましたー♪
片割れ7M
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片割れ chap.7 #21










___Y.side___










最後はありがとうって気持ちが何とか伝わって欲しくてチャンミンを抱き締めようと思ったのに、「殺す気かぁーーー!!」って胸を突き飛ばされて、ベットから転げ落ちた。


「……寒っ」


チャンミンから離れちゃうと、突然秋の寒さが汗ばんだ肌に突き刺さった。


「ちょっと。大丈夫?」


汗だくのチャンミンが笑いながらベットの上で見下ろしてくる。

すごく綺麗だ

釣られて笑える。
挫けそうな今日が、笑える日で終わっていく。


「おま、やりやがったな!」

「うあっ!」


ベットの上のチャンミンに飛び乗って羽交い締めにするように抱き締めて。少し冷えた身体がまた暖かくなる。笑い合って。
何だろう、胸が苦しいほどの幸せ。表せない。

噛み締めるようにチャンミンの身体を包んだ。チャンミンの股の間に片足を挟むと、チャンミンの太股が小刻みに痙攣してるのがやっと分かった。


「え、足大丈夫か?」

「あんだけ足開いてたらこうなるでしょうが」

「そうなの?じゃあ、休んでてな?先に俺シャワー浴びてくるわ」

「僕、先じゃだめ?」

「いいよ。先入っておいで」


立ち上がったチャンミンがガタガタ足を震わせながら歩いて行く。小鹿みたい。


「本当に大丈夫?一緒に入ろうか?」

「ほっといてー。自分のペースで入るから」


普段ぱっちりとした目を少しとろけさせて、そのままチャンミンは部屋から出て行った。ゆっくりとしたテンポで、台所で水を飲む気配。それからまたドアが開いて「ユノ、水」ってボトルを渡された後、今度こそ洗面所に入っていく小さな音が聞こえた。


「……チャンミナって、格好いい」






何でも一人でできるチャンミン



意志のある綺麗な大きい瞳






やっぱり、まるで……、、












「鹿みたい…」


いつもより長めのシャワーから帰ってきたチャンミンに、思い付いた自分の意見を盛大に発表した。


「チャンミナ、鹿みたい!」

「は?」

「鹿って何でも一人でできそうだし!」

「……」



「だって可愛いし格好いいだろ?」

「目だって鹿みたいに綺麗で大きいし」

「チャンミナ、格好いい!」


チャンミンは初め呆れたように聞いてたけど、それでも聞いてくれてた。


「僕が?ぶふふふふっ」


機嫌がいいみたい。良かったよ、最高の夜にチャンミンが笑ってくれてて。

一人じゃ苦しくなりそうな今日の一日を、チャンミンがひまわり色に変えてくれる。






チャンミンが、俺を




いつだって然り気なく







救ってくれる



















___Manager.side___










「なー、それでここからどうするの?」

「…………」

「チャンミナー?」

「…………」


大会議室を控え室に代えた今日の広い楽屋に戻ると、ユノとチャンミンが一番奥のソファに寄り添って座っているようだった。進んでいくと、何着もの衣装が掛けられた可動式のハンガーラックの隙間から見える二人。顔が触れ合うほど近い距離間に、安心する。

この二人は、グループから離れるってことはないだろうな……


「お前らなぁ、そろそろゲーム切り上げろよー」


「……もう!!そこ邪魔、どいてっ」

「えー俺も見たいんだって」

「やりにくいって、どけ!」


iPadでゲーム中のチャンミンが肘でユノを押し返した。




あ、これは……




「……っ」


ユノがムッとした顔になってソファから離れると、何かを探すつもりなのか、わざわざドア付近に置いてあった鞄を掴んで、中身をぶちまけだした。
寄り添ったりイライラしたり忙しい二人だけど、やっぱりこれも仲の良い証拠なんだろう。


「おーい、イライラしない~。もうすぐ撮影始まるからな?チャンミン、ブラック買ってきたぞ」

「あざーっす♪飲む飲む♪」


ころっとご機嫌になるチャンミンにひとまず安堵した。缶をチャンミンに渡そうとした瞬間、衝撃で缶が滑って落ちた。チャンミンの使ってたiPadまで飛んでった。いや、どちらも吹っ飛んだ。

ユノが尻からソファにダイブして、チャンミンに体ごとぶつかったから。


「おーっと悪い、体が滑ったぁ~♪」

「ユ…!!」




こ、れ、は……




「……っ、ヒョン……」


ユノの衝撃で投げ出してしまったiPadとブラックの入った缶を呆然と見つめるチャンミンが、、……恐い。


「おいユノ!大人げないぞ!」

「違うよー、わざとじゃないよー」


しれっとチャンミンの隣で自分のiPadを起動させてゲームを始めるユノが勇ましいというか、空気読んでないというか。


「……お前、、ゲームオタクの恐さ分かってないだろ……

「……ユノ……ヒョン」


目の据わったチャンミンに背筋が凍った。さすがにこんな喧嘩までは尻拭いしたくない。


「俺……ちょっとトイレ行ってくるから……とにかく、穏便にな?」


そっとそっと二人を置き去りにして、なるべく時間をかけて用を足した後、またそっとそっと戻ったけど、予想通りの大騒ぎ。


「始めっからそっちでやれば良かったじゃん!」

「チャンミナの攻略法見てたんだろ!」

「じゃあやらせてよ!邪魔でできるか!」

「見ないと分かんねーだろ!」


まだ兄弟ゲンカは続いてて、俺が入ったきたことにも気付いてないほど激しい。


「だいたいあんた他のゲームやってたじゃん!」

「見てたらやりたくなったんだから仕方ねーだろ!」

「じゃあもう見るな!」


たかがゲーム、されどゲーム。不規則な休憩の中でリラックスできる必需品の一つ。ゲームの大好きなチャンミンにとっては尚更。


「てか最近突き飛ばすの手加減しろよ!痛いだろ!」

「ユノのせいだろ!」

「ダンスの振りの時も痛てーよ!」


ユノとチャンミンはよく喋る。カメラが回ってない時や二人だけの時の方がよく喋る。軽い溜め息をついて、自分の存在を消しながら、さっきユノがぐちゃぐちゃに放り出した鞄を片付けた。

片付け終わりに漸く険のある声が納まってきて、今度はチャンミンがくすくす笑っているような声が聞こえてきた。
さすがリーダー。
ユノの巻き返しに感心しながら、「さて楽屋を出るのはあと何分後か」と腕時計を確認する。


「そ…なに……たいの?」

「いれたい」


チャンミンの笑い声とユノの優しい声。


「じゃあ丁寧に言ってみて」

「……チャンミナお願い」


何の話?


「あっはっはっ!我慢しろ我慢しろっ!」

「ウルサイよ、お前」


またチャンミンの楽しそうな声。ユノも笑ってる雰囲気。もう一度奥に進んで顔を覗かせた。


「おい時間だぞー」

「お、はーい」「あ、はーい」


すっかりソファとお互いの体にしなだれ掛かって力を抜いてる姿はさすがだと思った。
時間に感情をコントロールしてくるあたりプロ。数日前のイベントでは、チャンミンがユノを気遣った。今日はユノがチャンミンを結局甘やかしてる。

チャンミンの組んだ足に手を添えてるユノは、チャンミンを守ってる姿に見える。


「マネヒョンいたの?」

「お前の散らかした荷物片付けてたんだよ!」

「にゃはははは♪じゃあ行くか」

「はい」






だけど……、、







「お前ら何の話してたの?」


何となくそう聞いた時の、チャンミンの顔が忘れられない。






気だるいように薄く笑う美青年






「……いちごの話ですよ」


「……い、いちご?」









壮絶な色気があった















「……。ユノヒョンが今度ラーメンにいちご入れたいって言うから。……本当あほだわ、ヒョン」


そう言ってチャンミンが髪型を整えながら出て行った。


「……はああぁ??ユノ大丈夫か、お前?」


ユノは笑い飛ばすような大笑いで歩いて行く。すれ違い様、珍しくユノからブラックの香りがした。ただ珍しいだけ、だけど。


「……なぁ、チャンミンやっぱり彼女できたか?あいつはいないって言うんだけど」


確信を持ってそう聞いた時の、ユノの顔が忘れられない。








獲物を捕られまいと唸る虎








「いない。俺聞いてないし」


「そっ、か……」








これ以上踏み込めない空気




















ユノもチャンミンも、何かが漏れてた。







だけど何なのかは、











その時はまだ分からなかった。




















今日も読んで頂いてありがとうございました。chap.7おしまいです。良かったら、今日もポッチンポッチンよろしくお願いします!
片割れ7M
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【予言】一年後、東方から神が起きる

(今日fc2のブログ不具合時に作成しだしたためか、知らずに設定を変えてしまったためか、画像が荒く小さくなっております。ごめんなさい~クリックすれば元の綺麗なものになるみたいです)








こんばんは、りょう(ゆのっぽん)です。

ギリで間に合いました~、今日の記事(^-^;





今日も、ちこちこと「片割れ」を書き進めていました。皆さん、楽しんで頂いてますかね?

そうだったら嬉しいです。
そう思う、りょうです……♪





…………。。。




……、、あれ?




そういえば今日何日だっけ?



えーっと、



チャンミン仕様♪






あ、そうそう。8月18日かぁ~













…………、、








8月18日だと!!!?








「片割れ」なんて書いてる場合じゃねー!
ひどい……。毎日必死こいて書いてるのに。脳内のトンペンがいじめしますよ……。涙













わくわくする……













ついに…………












1年後…………











ユノとチャンミンが、













東方神起として













帰ってくる











一年後の今日







最高にゴージャスな二神







この、↑できたらクリック拡大して確認して下さい。粋じゃない行為でユノに悪いんですが、本っ当に大泣きしてるのが分かります。涙





涙を越えて↑同じくできたらよく見て下さい。この世のものだとは思えないほど、本当に綺麗な綺麗な涙です。涙










ぎゃぃやああぁぁああ~~~~!!!!










やだもおぉぉぉおお~~~~❤

















違うっ!!!





違うんです!!!
ただ私は本当に純粋な一ファンとしてですね、わくわく!していたかったんです!!!














この二神が悪い。(感涙)







いやいやメンバーだから!
仕事仲間だから!!
ないない、こんなイケメン二人が仲良しなだけでも御の字なんですっ。

皆さん、淡い(危ない)期待はやめましょう。















うん、仲良しさん♪










えっ?……と、、……ユノ……??
(何だろう、すごくどきどきする……)












チャ…………ミ……、、、
(何だろう、すごくきゅんきゅんする……)









違う違う!ただのコンセプトなんすよ。
男同士ですしね。

そりゃ照れますわな(^-^;























幸せそうだな、おい












格好いい男のブレックファーストですね?(*´ω`*)
















嘘だろ、おい













いかんっ、雑念なんて今日は捨てよう!!










待ち遠しいですね?

でも、わくわくしますね?


来年の今日、東方神起が帰ってきます














最後にチャンミンが言ってました。(すいません、ざっくりいきます)

「僕たちがいない2年間の間に、皆さんにも生活の変化があるでしょう。今のように情熱的に僕たちを応援し続けるのは難しい。自分の生活に集中しなけばならない。決して悪い意味でなくて」



「僕たちは皆さんの愛しい姿が決して忘れられないので、またこのステージに戻ってきます。変化があっても、また僕たちが皆さんの活力であったりビタミンになれたら嬉しいです」








むしろ、変化してくれ。


お互い共に変わりゆく生活を過ごして




その先で、僕たちまた会いましょう







そういう意味なんだと思います。






めちゃくちゃ格好いいです。

東方神起の動画や過去記事漁ってうはうはしてる場合じゃねーです。ちゃんと自分の人生しっかり生きていけ。そういうトンペンが素敵でしょーが。と、言われてるようで……、、



ちょっとごめん、自分の人生頑張ってくるわ!(/≧◇≦\)←ウハウハしてニヤニヤして、時間が過ぎていくダメペンりょう





あと1年



もう1年です









皆さんは、二人に胸を張って「おかえりなさい」と言える方ばかりだと思います。






私にはまだ胸を張れる変化がありません。だから、愛情表現としてのトラ☆シカ号を頑張って走らせます♪何の意味もないですが。。愛のみです。(°Д°)



夢特急トラ☆シカ号



コメント下さる方の中で、「ユノがユノらしい」「チャンミンがチャンミンらしい」「二人に感じる」「愛を感じる」って言って下さることが何度かありまして、それだけで本当に嬉しいです。てか何度も読み返して泣いてます、一人で勝手に。←痛すぎるだろぉ??本当なんだじぇ?


他の作家様ももちろんそうだと思います。皆さんも私も、本気で愛を込めてブログを作ってますので、良かったらまた思い出してトラ☆シカ号にも来て頂ければ嬉しいです。













だから……








家でやれ❤❤❤









東方神起、再々起
2017年8月18日







(画像、一部以外、お借りしました)
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片割れ chap.7 #20

(注意)BL表現です。よろしくお願いします←何が?最近注意書き、雑ですね……すいません……。内容はっ!いつも渾身ですので!←
























今までいかに




手加減してもらってたのか




思い知らされた。









「あ……う……」


声なんて出ない。呼吸できない。熱い。熱と汗が吹き出る。
てっぺんの脳味噌が揺れる、がんがんに揺さぶられて、あれって思った時にはナカに暖かい液が広がってた。
ユノが最後まで出し切るようにゆるゆるまだ動いてる。


「す……、、ご……」


凄すぎた。こんなの、ついていけない。ついていけるようになったら何かがオワル気がして末恐ろしい。


「やばい……生まれて初めてこんなに感じた……」

「そうなの?」

「うん」


……でもまあ、嬉しい気もする。



ユノが、狂った



知らないユノが見れた。


「そうですか……」

「……よし、いけそう、かも」

「ん、なに?」


そう思えると途端に愛しくなる。自然に僕の声も柔らかくなる。
右の肩から二の腕にかけて、ユノの指がゆっくり這う。
ぞくぞくする。


「チャンミナの番ね」

「……WHAT??」


また空気が変わる。


「チャンミナ、いい?」

「いやいやいやいや……」


ユノの荒い息が複式呼吸の薄い息に。優しい黒目が色気まみれの淫らな光を帯びた。







誰もがひれ伏すその視線






舞台に立つユノに似てる












「チャンミナ、いい?」


手首を掴まれて下に引き落ろされて、ユノのモノがまたさらに僕のナカを拓いた。


「んん…!」

「いいって言ったな?」


言ってない、声が漏れただけ。強引。なのに、そこに興奮して勃ったままだった竿の硬度が増す。














だってこんなユノ、






誰も知らないでしょう?













仰け反って晒した喉にユノが覆い被さってきて、ぺろりと舐め上げられる。
僕の身体が痙攣する、びくびくする。
僕喰われそう。


「ちゃんと、感じて」

「あ…、、…ああぁ……」


嘗てないほどじりじり引き抜かれて鳥肌が立つような快感。また入ってくる時の圧迫感。じりじり挿入されて、ユノが奥まで刺さる幸福感。僕の後ろだけに神経が集まったように、すべてを感じる。
ユノの大きさ、硬さ、太さ、熱、支配欲。
何度も繰り返されて、じらされて、堪らない。
もっと強くして欲しい。


「俺入ってるの分かる?」

「う、ん……っ」

「触ってみて」


肩肘をついてもう片方の手を秘部に導かれて。ユノと僕の間に添えさせた。ローションと精液でぬるぬるしてる。人差し指と中指でユノのモノを挟むと、ユノがリズムを出して腰でピストン運動を始めた。

やばい、これ。もろ分かる。


「あ、う、う、は、、」

「俺入ってるだろ?」

「う、は、ん、、…うんっ」


けっこう緩やかな律動だと感じてても、指の間からユノの竿が擦れるスピードは早かった。目眩がする。




ユノが僕のナカに入ってる




突然痺れるような快感が前に走った。
ユノが僕のモノを握ってた。


「ひっ…!」

「俺はチャンミンのものだからな。分かった?」

「……っ!!!」


それだけでイった。2、3回扱かれただけで。触れるユノの掌と言葉だけで。


「あ、ぁ……」


さっきとは違う。完全にユノの目の前で吐精して、言い訳もできない。ユノがいやらしくニヤリと笑ったのが見えて、恥ずかしさで思考回路がおかしくなる。ティッシュで拭いて腹の上にでた証拠を隠滅するために体を捻ろうともがいた。ら、ユノに両手を両手でシーツに縫いつけられた。白濁が恥骨から垂れたのが分かった。


「ユノぉ…っ」

「その代わり、チャンミンは俺のものだから。どこにも行かないで……」



そう言ってまた動き出すユノ。









心も身体も



ユノに捕らわれて







「死ぬ……」





死ぬほど嬉しい



愛されてる証拠だから






「大丈夫、俺より二つも若いから♪」








ユノ、僕どうしよう


















死ぬほど愛してる












ポッチンよろしくお願いします!!もうすぐchap7終わります。
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片割れ chap.7 #19











___Y.side___






握りしめられた手に『出していいよ』って意志を感じて。震えるほど興奮して、チャンミンに引き摺りこまれた。

ここまでしてくれた。
申し訳ないんだけど、愛を感じて、嬉しくて。

変なとこ舐めちゃったし嫌がられるだろうから、触れるだけのキスをした。ら、チャンミンの舌が入ってきて、それが俺の味いっぱいになってて。

吐き気がするほど不味い。
不味くて不味くて。
だからチャンミンが愛しくて愛しくて。
もう絶対離せないと思う。


「ありがとう」

「……別に」


チャンミン越しにテーブルが見えた。俺のスマホに、空になった皿と瓶。


「…………なんでさ、いちご文字なんて急に作ってくれたの?」

「だから余ってたから!」

「そう?」

「……そうっすよ」


オレンジジュースのせいだろ?
心配してくれたんだろ?
勇気振り絞ってくれたんだよな


「……ありがとな。……死ぬほど嬉しいわ、俺」

「ぷっ。些細なことで…ふふ。ユノなんてチョロいっすね♪」




チャンミンは言わないけど





気持ちが高揚してきて鼻歌交じりに、流れる「With Me」を囁いた。チャンミンが俯いて笑いながら、一緒に歌い上げてくれた。

これもう、チャンミンの曲だから。
もう気にしないでね。
気にしてたとしても我慢できないけど。


「なぁ、ちゃんともう一回しよ?」

「……あ~、お皿もソファも片付けないと~」

「えーいいじゃん、明日で」

「よくねーよ」





たぶん今日はとことん



甘いチャンミン





「チャンミナ♪」

「アホでしょ、あんた……。ちょっとひとまず片付けるから……」





ありがとう







チャンミンがいないと




もう生きていけない


















___C.side___








ユノが格好つけた真面目な顔で歌いだすから心がくすぐったくい。顔を背けたら、また回り込んで僕の目を見ながら歌う。
ユノ・ユノになってる。ずるい。

……仕方がないから、僕も一緒に歌ってやろう

だってこれ絶対もう僕の曲でしょ?

今度は「もう一回」って甘えてくるユノ。
そうそう、そうやって今日のことなんて早く癒して。明日からまた頑張ろう?

急いで片付けてる間も、ユノが煩い。
猫と犬の鳴きまねをして僕の気を引こうとするからお腹が痛い。


「にぃーん、にぃーん。うぉん、うぉん!」

「……はい?」

「早くベット行こう、うぉん!」

「あっひゃっひゃっひゃ!!あほっぽい!ユノがあほっ」


ばかでしょ、パボでしょ、裸で何やってんの、この人。

床に倒れこんで大笑いした。悶絶してる僕を「はい、行くよ~♪」ってゴロゴロ転がしてベットにたどり着く。

本当にあほだ、僕たち。
絶対誰にも見せられない。






なのに……、


「チャンミナ……」

「……やらし」

「うん。いい年してごめんな?」


ベットの上にくると次は真剣なユノ。なんでこんなにどきどきするんだ。ずっと一緒に居たはずなのに。
本当この人には敵わない。

もうどうにでもなれというくらい、もうやめてとお願いしたいくらい愛撫されながら、それでも笑わせてくれるユノが愛しい。力が抜ける。ユノを受け入れたい身体。


「……っ、あ……はぁ、、」

「声聴かせて」

「んっ…!」



恋人としての、



「……ちょっと俺の乳首押してみて」

「……っ、へ…?」

「押して♪」

「はい、ポチ」

「にぃーん♪」

「ふははは!パボパボっ!」



友としての、



「明日何時起き?」

「ユノが……、十時。僕昼から……っ」

「俺起こさなくていいから……ゆっくり寝てな?」



メンバーとしての、



「チャンミナ……、、もう、いい?」

「……挿れたい?」

「挿れたい」



男としての、ユノを愛したい。





ユノはユノでいい










「……いいよ」

「あのさ、……ゴムはしなくていいの?腹痛くなるんだろ?」

「…うん、僕大丈夫みたい」

「そう?……じゃあお言葉に甘えて…」

「ぷっ」

「足、俺の肩にかけて」

「ん……」








そのためだったら、





いくらだって僕を拓く

















___Y.side___









チャンミンのナカは半端じゃなく気持ちいいから、堪えなきゃとは思う。思うんだけど突く度に弛緩していくチャンミンにどんどん許される感じがして、どんどん動きが止められない。自制が利かない。余裕ない。


「くっ、…」

「、ユノ……、気持ち、い、い?」

「当たり前だろっ……!はぁ、、」


なんとか動きを止めてチャンミンの足を落とした。裏腿を両手で支えるとだらりと長い足が開脚するから、視覚的にくらくらする。足の付け根にはチャンミンのモノがびんびんに勃ってて、それが何とも愛しくて。というか、興奮。じっとしてられない。


「……っ、もうどうしよぉ、俺」

「な、によ……っ」




心も身体も



チャンミンに包まれて




「……めちゃくちゃにしたい」






ステージに立ってる時のような



意識のない感覚に惹き込まれる




「……ユノ……」



ちゃんとしなきゃと思うのに、
















「そんなユノが見たかった……」



チャンミンには敵わない。



妖しく笑うチャンミンを見て、



















最後の理性が飛んだ。












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貴方は可愛いのかたまり

注意。ガチホミン考察です!!今日は「片割れ」のホミン妄想してると、突然チャンミンのユノさんへの想いがどれほど大きいか一人でうち震えたりょう(ゆのっぽん)の脳内綴りです。

ゆえに順番とか流れとかありません、訳の分からない内容だと思います。許して下さい!!









こんにちは~、また1つ年を重ねたりょうです。



化粧しても厚塗りが見え見えで、明るいところではとても見れるもんじゃない物体になってきました…………んー、感慨深い。。












「大丈夫です、もともと見せれるもんじゃねぇですね……」










……おっしゃる通りです!!!涙







あんたに言われたら誰も敵いませんがな、、


あなたの名前は、そう……














シム・チャンミン










やっべ……

目がクラクラする……

あ、呼吸を忘れてました







なんでなんで?

なんで貴方はそんなに可愛いの?







なんでこんなに格好いいの?








なんでこんなに綺麗なの?






あ、うん?

あ、そうそう、私ね


ユノペン❤❤❤





でも初めて二人の東方神起をみた時は、チャンミンに目がいきました。『格好いいなぁ、この人』って。

ユノはうーん……って感じでした。チャンミンの顔に華があって、きらっきらしてた。(ユノペンさんお願いします!夜道で刺さないで下さい!悪口じゃない、わかって!涙)



で、その後、王者の如きユノ・ユンホのパフォーマンスを観て、『すっ……ごい……』って、なったんですけど。













んでね、私の友達のユノペンさん(腐ってない、至極真っ当なペン)が言うんです。



「始めは皆そうだよね。笑」って……





なんか衝撃でして……






そういう方、このブログに来て頂いてる方でもいらっしゃいませんか?「始めはチャンミンに目がいったけど、パフォーマンスをみてユノ落ち」した方、はい、手を上げてー!!


(あれ……私の周りだけだったらすいません……)






そして思ったんです。



チャンミン、分かってるんだろうな……




なんか申し訳ない気持ち……。






だってもし自分がチャンミンだったら、悔しくないですか?

ユノより僕の方が顔はいい」って分かってる人だから尚更。それ以外のもので、勝てないと思い知らされるようで。






それでもユノをたてる




なぜか?

あー、ヒョンだからか。

年上を敬うのが当たり前だからか。

守ってくれてる存在の人はたてなきゃね。












もういつの動画か忘れたんですが……、
出所が不明でもしかしたら誰か編集したものかも知れませんが……、
恐くて「片割れ」でもはっきりとは書けなかったんですが……、



韓国の動画です。オフショットのようでした。

キュヒョンが控え室か楽屋みたいなところで、チャンミンに電話してるとこの動画でした。

なんかチャンミンの身長の話してたんすよ。


注意:ガセ(編集)の可能性が大です。リアルだと思って読まないで下さい。









…………で、、






ギュ「お前の身長って、今192cmだよな?公式じゃなくて実際の」

チャ「クロッチョ(そうだよ)」














…………え……!!?






………………。。













チャンミン……?



……いやいや、まさかね……



忘れて下さい。








ユノ「チャンミンは僕より背が高いです。だからちょっとだけ僕の靴に敷物を入れることがあります」
チャンミン「ちょっとだけじゃない!いっつも入れてます!」
ユノ「そんなことないです(笑)」
【2011年】



これが時を経て。。










【2015年年始】





そっかそっかー、
ユノは背が高く見えたいのかぁ。

ユノをフォローするチャンミンが可愛い❤(全然嫌味に聞こえない)



でもさすがに座ってる時とかはさすがにチャンミンより低く見えちゃうよね。













ユノ:高い チャンミン:低い

あれ?



ユノ:高い チャンミン:低い(横のモニター確認)
さらに……



ユノ:高い チャンミン:低い




ユノ:前のめり チャミ:所作綺麗に。




ユノ:膝に手をついてる チャミ:試食の動作で身長への意識ちょっと忘れてる




ユノ:猫背 チャミ:忘れてる




ユノ戻る→高い チャミ戻る→低い(モニター確認)


……。




これどんなマジック……??www







あ、ああ、座高か。座高の問題ね。



チャンミンは短足ってことで……









長すぎるわっ!!!






フィギュアかっ!!!二人とも





足が長くて細いっ!!!涙






はっ……何を考えてるんだ私は……

そもそも低いってことは足長い


よく分かんない。マジックだ。

なんだなんだ


何を表したいんだ……










チャンミンは立派な男性です。

最高に格好いいです。


顔立ちや所作は綺麗で美しいですけど、

たぶん確実にノーマルだと思います。








悔しい時は全力で悔しがる。

負けず嫌いの、男らしい人です。









でも、ユノをたてる




なぜか?




なぜ?





なぜ?







チャンミン、なぜ?















…………。




ユノの隣でこんな嬉しそうな

チャンミンみてたらね?














怪我して車椅子のユノを

聖母マリア様のように、慈しむように、

微笑むチャンミンをみてたらね?












ユノのことを

どうしようもなく好きなんだって

分かってしまいませんか?







男としての自分も、


東方神起として歩む決断をした人生も、






すべて捧げてる










この、運命の、


光のような男に









そう思うんです。












ユノは優しい。聖人君子のように。







だからミンホも充分有り得ると私は考えてます。「片割れ」のユノもそうでしたよね?




ノーマルの男が抱かれるって、

一体どれほど勇気がいるんでしょうね






ミンホは有り得る。


チャンミンが望めば、そうなる。




だけど、そうはさせなかった。





チャンミンが。












私はそう思ってます。

















そんな広くて深くて大きな




もしかしたらユノよりデカイんじゃないかってくらい






言葉にすると何とも簡単な










チャンミンの



ユノへの愛を





感じるんです。













そんなチャンミンが可愛い





可愛い




可愛い











可愛い











チャンミン貴方は、



可愛いのかたまり

















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片割れ chap.7 #18

(注意)BL表現です。あまり綺麗で美しい行為ではありません。ごめんなさい。ホミンちゃんです。











___Y.side___








すり寄るように寄り添ってくれたり


翻すようにからかわれたり




猫みたいに気ままなチャンミンを





捕まえて、閉じ込めておきたい







「……俺、最低……」




「え?」


「……。余裕ない…」

「…………嘘つけ」


後ろ姿のチャンミンはそう言ってまた笑うけどさ、まずいって。本当なんだよ。

例えチャンミンが別れたいって言い出しても、絶対別れてなんてやれない。チャンミンの気持ちを無視してしまうと思う。

自室から隠し持ってきたローションを手に垂らしてもう一度チャンミンの昂りに這わすと、身震いしてチャンミンの動いてた手が止まる。ローションの淫靡な音とチャンミンの漏らす声に意識が持ってかれる。曲なんてもう聴こえない。
チャンミンも、もう聴こえないくらい訳わかんなくなっちゃえばいいのに。


「……は、う、う、、……っ、クッ……ション、汚れる……、ぅ、」

「いいじゃん、もう」


でもチャンミンはたぶん気にして集中できないから。
チャンミンの細い腰をソファの縁ぎりぎりまで引いて、四つん這いに近い格好になってもらった。クッションからモノは当たらなくなったけど、膝から下ははみ出す形になる。そのチャンミンの間に立って見下ろす背中が、見事な逆三角形。
完璧なチャンミン。

もっと、もっと、感じて。もっと身体を拓いて。気持ち良くなって。肉体に快楽を刻み込んで、俺も滲み込ませて。
そしたら俺から離れられなくなる?

本当バカな発想。チャンミンのして欲しいこともなかなか分からないくせに。離れられないのは俺なのに。


「なぁ、後ろも気持ち良くなれるの?挿れて辛いだけじゃない?」

「……今言えるかっ」

「何でよ」

「……っ、…」


チャンミンのモノを扱きながら、床に膝を着いて筋肉質で絞まった尻に吸い付いた。びくっと跳ねる姿が腰にくる。
お尻も綺麗で格好いいね。なんでこんなに求めちゃうんだろう。
我慢の限界、けど、チャンミンも気持ち良くなって欲しい。
チャンミン、気持ち良くなって。


「ユノ……だめだ、お尻舐めないで……」

「……くすぐったい?」

「……、、……ぃ……イく……っ」


チャンミンのこういう言葉に一番弱い。その言葉で俺がイったのかってくらいの戦慄が走って、俺の方が訳わかんなくなる。

もっと舐めたら、もっと気持ちいい?
前の手を外して、両手でチャンミンの尻を広げて隠れた蕾をさらして。舐めてなぞって舌を尖らせて差し挿れた。ここまでしちゃう自分に呆れたけど、シャワー後で味らしい味もないし、ナカは粘膜でつるつるしてる。舌が触れる度に、波打つようにヒクヒク収縮するからなんだか人間の神秘すら感じる。


「!!あっ……や……ひ、ゃ、、っ!ユノ……!や、だ……っ、、ぅ」

「すご……いい感じ。指、入れるよ」


爪が気になってたから、指にゴムを被せてチャンミンが呻かないようにゆっくり挿れる。蠢くように熱いナカを解すと、前を弄ってた余波に乗ってかチャンミンは後ろだけで射精した。


「あ?あれ?チャンミナ、イっちゃった?」


さすがにびっくりして、飛び散った白濁もそのままに、チャンミンを仰向けにさせると、「ヤーッ!」とか「汚いだろ!」とか「ノーマルだったのに!」とか「ユノのせいで!」とか泣きそうな顔で怒ってくるから。


「ごめん……でも可愛い」

「ユノ…!」




嬉しいって思う俺はきっと間違ってるんだろうな……

でも……、、




「気持ち良かった?」

「……。……ユノも気持ち良くなって」


表情のころころ変わるチャンミンが、次は困ったように笑う。
精液を吐き出したばかりで絶対気怠いはずなのに、ソファの汚れが気になるはずなのに。
起き上がって俺の張り上がった竿を持ってくわえ始めてくれるから。


「……お前、本当、……ヤバい、可愛い」

「…ん……」









確かに



ここに





愛を感じるんだよ



















___C.side___









何これ、めちゃくちゃいい……っ

どうしようもなく気持ち良くて、でも口が裂けても「もっと」なんて言えない箇所を舌で舐められて。

ユノに。あのユノに。

指がもっと深い所に挿ってくると、ぞわりとした大波の快感が這い上がってきて、僕のモノからそれが放出された。まるで、それがごく自然かのように。


「ぁ……え…?」


頭がぼーっとして焦点が定められないうちに、ユノの驚いた顔が飛び込んできて、今度は頭が沸騰しそうな羞恥が巻き起こる。
後ろでどんだけ感じてるのかバレた……。
自分の失態を隠したくて、一気にユノを責めてしまった。

ユノに、身体の組織を作り替えられてく

だけどあまりにユノが優しく微笑むから。その行為がユノの嗜好じゃないのにやってくれたんだって分かるから。






確かに



ここに





愛を感じる











「ん……」


ユノにも気持ち良くなって欲しい。ユノのモノをアイスキャンディーみたいにくわえて滑らせながら離す、を何回か繰り返して、亀頭からゆっくり吸い付きながら奥までくわえ込んだ。僕ならこういうのされてみたい動き。
ユノはどうだろ?
気持ち良くなって。気持ち良くなって。

願いを込めすぎて没頭する。


「チャン、ミナ、眉間にシワ……すっごい気持ちいいけど、……あんま無理するなよ?」


ユノの親指が眉間を揉んで、そのまま僕の頭を撫でる。


「な?」

「……」


胸から。きゅっ……て音が聞こえた。

もっと、もっと、尚更気持ち良くしたい。
唾液をたっぷり溜めて絡めて、リズムを作って、ユノ自身の根元までシャブった。自分の喉元まで無理して押し込んで苦しくて涙が滲んだけど、それでもそうしたかった。
たぶんこれ気持ちいいと思う。
潤んだ目を悟られないように、ぎゅっと瞑る。


「ん、ぐ、……、……、ぐ…っ、」

「や、ば……ちょ、離せ。こら……っ」


一旦離れて、


「ちょっと、手……」

「ん?」


両手を恋人繋ぎにしてまた深いフェラを続けた。
ユノは優しいから絶対止める。手を握ってそれを阻止した。
男だったら夢見る行為。AV動画観まくった時期もあったから、そこは任せて。


「……っ、……チャンミナ!」

「……」


疲れる、汗かいた、顎外れそう……


「、、っ、……悪い……っ、出る……」


ユノがブルッと震えると、巨大なモノから精液がどくどくどんどん出てきて、僕の口いっぱいに広がった。ぴりっと舌が拒絶するような苦味。青い味。一度に飲み干すと、舌の上のユノ自身が今度はぴくっと反応した。


「んっ……、はぁ、はぁ……」


雨上がりの植物から発せられる独特の匂い。苦くて不味い。だから納得できる。
生命の息吹。


「お前……はぁ、、口の中見せて……」

「……もうないよ」


顎を捕まれて半開きの口のまま顔を上げさせられた。
ユノの目と僕の目が合って、胸が苦しい。狂おしいほど愛しい。


ユノが僕にキスを落とした。
僕はユノの口の中に舌を挿れた。

そのまま転がるように倒れこんで、ひたすら抱き合いながら絡め続けた。







醜いと言われればそれまでのメイクラブで


汚いと言われればそれまでのキスで







「……気持ち良かったっすか?」

「もう、めちゃくちゃ……。チャンミナは?」

「……まあ……っ」

「まあまあか……。俺頑張るわ……」

「……事後に言えるかっ






だけどそれで溶け合えてしまえるから仕方ない


これが僕たちのセックス












それがきっと



僕たちの愛し方なんだろう


















……2回戦、、いっちゃってよろしいでしょうか……?
昨日はポチに誕生日コメント本当にありがとうございました!!嬉しいです~、返事お待ち下さい。誕生日に片割れホミンのエッチ構想(妄想、願望、切望)してました……マンセー!!ヽ(*´▽)ノ♪

片割れ7M
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片割れ chap.7 #17

(注意)BL表現です。ご注意下さい。ホミンです。













僕の脅しを真剣に受けて強張ってるユノが面白くて、笑いながらユノの後ろ首を引いてキスをした。
そんな事できるわけないだろって。なんでこの人はいつも真剣に人の話を聞いちゃうのかな。




ユノって、不思議な人




何度かゆっくり唇を重ねた。
ユノのふにふにの唇、柔らかい。
『さっきの冗談だからね』って気持ちを乗せてチロッと下唇を舐めると、ぬねりとユノの舌と唾液が僕の咥内いっぱいに浸入してきた。

ゆっくりと僕と交ざるようなキスが、ユノと僕の境を無くす。口が一つになったみたいに、感覚が消える。

溶けているような不可思議なこの感覚が恐くて、ユノの両頬に両手を添えて、ユノを確認する。だって、こんなキス知らないから。




こんな人、最初で最後だと思う




「チャンミナ……、キス、気持ちいいね?」


言葉では答えられなくて、ぎゅっとユノを下から抱き寄せた。首筋から、ユノの匂いとソープの残り香の混ざる香りにくらくらする。

横目にユノのスマホを見た。「With Me」のBGMがリピートされている。
こんな失恋ソングみたいに、いつか僕もユノにフラレる日が来るのかもしれない……。過去なんかすでにそっちのけで、次は未来の嫌な不安が浮かんで、不謹慎にも泣きたい気持ちに駆られた。求め過ぎて悲観的になってるのかも。


「ユノ……」


ユノの右耳を甘噛みして、ピアス穴を食べるように舐めた。性急な僕がそうさせる。
早く、早く、ユノが欲しい。


「ユノ、ユノ……」

「チャンミナ、、」


ユノの高い鼻筋に首筋をなぞられて、顎を舐められると、堪えられなくて声が漏れた。
いちいち気持ち良い、どんどんいやらしい自分になってる。いつかユノに慣れる時がくるのかな、できればそうしたい。このままだと本気で淫乱になってしまう気がする。


「…あ!」


服を捲られて乳首を吸われて、もう僕のモノが痛くて苦しい。ユノの舌に転がされて、ユノの指が側近筋をなぞって、もどかしいけど気持ちいい。ユノがいい。ユノ。ユノ。


「……、は、ぁ……ぅぅ、」

「……服、脱げる?」


身体を起こしたユノが切なくて。
釣られるように一緒に起き上がって、ソファの上に膝立ちで全裸になった。
情けないけど、これだけで興奮しまくってる。

ユノはゆっくり全てを脱げ捨てて、「背もたれをクッションごと抱えて」って、僕を後ろ向きに誘導する。
余裕のユノが恨めしい。


「そういえば背中の毛、なくなったなぁ。昔あったよな?」

「……成長期だったからじゃん?」

「あー」


間延びした声から、後頭部にユノの口がくっついて、「好き」と言われる快感。脳髄に響く。


「チャンミナ……チャンミナ……」

「あぁ……っ、ふっ……ん……!」


尻を揉まれながら、背中を埋め尽くされるように唇を薄く這わせられて、まだ触られてもないのにカウパーが出る前兆が起こった。
ヤバい。
擦れてたクッションを汚すのが嫌で、慌てて亀頭に右手を添える。恥ずかし過ぎて顔が歪んだ。


「……自分で触りたい?」

「……っ、違うっ!」

「俺触っていい?」

「あ、いや……、ぁ」


尻から移動してきたユノの手に、あっさり濡れたのがバレてさらに居たたまれなくなった。顔面をクッションに埋めて隠れると、ユノが「可愛い」って言うから尚更顔なんて上げられない。


「チャンミナ、こっち向いて?」


耳元にユノの顔が近付いてきて、本当にもうイヤだ。なのに、ユノの手でモノを弛く扱かれて息が上がる。

逆らえない。逆らいたくない。
ユノにされてるだけで半端なく気持ちいい。


「こっち向いて……」






好きだから







「好きだよ」


「……ん、、」







ほら、


また境の無くなるキスをするから









「ユ、ん……」


肩越しのユノに夢中になる。少し上から見下ろしてくるユノが色っぽい、嵌まる、離れたくない。
空いた右手を後ろに回して、ユノのそそり勃つモノを握って、扱き合いながら口から溶けた。


「…っ、ぁ……チャンミナっ……」

「んんー……っ」


もうBGMなんて聴こえなくて、ユノで満たされる。オレンジ味も消えた。ユノだけ感じたい。ユノでいっぱい。ユノも僕でいっぱいになればいい。


「指挿れたいけど……大丈夫か?痛いかも?」

「大、丈夫……っ」


ユノの昂りも凄くて、苦しそうだった。早く開放してあげたい。何よりも精神が蕩けそうなほどユノを欲しがってる。


「……もっとチャンミナが気持ち良くなってから挿れてみていい?俺何でもするから」

「へ、ぇ……?もう、いいって……いいよぉ」

「チャンミナ……もっと」

「……もう。。ユノぉ……」


見りゃわかるでしょうが……。ねだる声が自分でも甘ったるくて恥ずかしい。

もうぐずぐずに気持ちいい。

ユノの厚みと弾力のある身体を感じて、優しさを感じて、格好良さを感じて、気持ちを感じて。








これ以上はもう





骨の髄まで溶けてしまう
















今日、りょう(ゆのっぽん)の誕生日なんですよ~!!良かったら、「おめでとう!」のポッチンお願いします♪(ノ´∀`*)
片割れ7T
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片割れ chap.7 #16










オレンジジュースが消えて、口に含むと、またユノの肉感的な唇が吸い付いてくる。ソファに沈む僕たち。すがるように、ひたすら僕の咥内を求めるユノを薄目で見てた。

この、身体の裏側を引っ掻かかれる感覚。もどかしい感じ。もっともっと与えたい。
僕でユノが癒されるなら、何されてもいい。






ユノのためなら



何でもやれると思えた






だけど、僕の気持ちと行動はバラバラで。


「……っ、……気持ち良くなってきた……」

「それでいいじゃないっすか~♪」


ユノに下から抱きついて、ユノの重味をもらう。落ちてきた身体の昂りを、太股を微妙に動かして確認した。耳元でユノの声が小さく漏れて、嬉しくなる。


「ぅっ…、、待て待て……ちょっと俺、格好悪すぎる……」

「くくく……全っ然。ユノは本当に格好いいっすよ♪」

「……チャンミナ、こういう時だけ『格好いい』って言う……」


拗ねるユノが可愛すぎる。にやけて止まらない。ケタケタ笑い声が押さえてた手から横漏れしてしまう。


「俺からかうの、本っ当に好きだな?」

「ええ、まあ♪」





いつも素直に言えなくて、ごめんなさい




それでもユノの重荷が


ひとつずつ下りたらいい




僕なりの方法で、



ユノの弱さも傷も哀しみも




いつか僕が全部飲み込んでみせる






「お前なー、……覚悟しろよ」


ユノって本当心臓に悪い。見据えられて、シャツの中に手が滑り込んできて、いきなり胸が跳ね上がる。腹筋の溝を撫でる指にぞくりとした。


「…っ、覚悟って何ぃ~?『楽しい思い出』に覚悟なんかいりませぇーん♪」


……毎度のことだけど、こういう時の自分を本気でぶん殴りたい……。。
ユノに愛想つかされる日も近いかも……


「そうだ!いいこと思い付いたっ」

「え?」


突然、ユノががばっと起き上がって何かを探しだした。目の前のローテーブルの上をがさがさ漁ったりソファのクッションをひっくり返したりするから、僕はごろりと転がされてしまう。肘をついて頬を支えながらユノを見守った。なんだかすごく一生懸命。


「……何探してるの?」

「スマホ!」

「……自室じゃないっすか?」

「そうだっ!」


一目散に飛び出したユノが子供っぽくてやっぱり笑ってしまった。この狙ってない純粋さが愛しい、服が乱れっ放しの僕はどうやって待ってろって?苦笑するしかない。
何をそんなに思い付いたんだろう。

すぐに戻ってきたユノはゴムとローションも隠し持ってきた、隠れてなかったけど。けどソファに腰掛けると、スマホを操作し始めるからとりあえず大人しく待ってみる。
……まさかゲームの確率変動タイムとか電話、じゃないよね?


「……」

「……辛くなったら言って、消すから」

「ん?」

「これも『楽しい思い出』に替えたい」

「はい?」


コトリとテーブルに置いたユノのスマホから、






yo uh huh!






頭の部屋の端っこで、まるでしまい忘れた彼女の写真のように存在してる曲が



This song is dedicated to
all the broken heart …


今日は忘れてるだろうと思ってた曲が


been ther and ther mr.


ラジオ放送みたいにボヤけた音質で


Real slow Real slow
R U ready 4 shock


流れてきた。


「チャンミナ……」


ユノは最後に残ってるオレンジジュースを飲み干して、僕に唇から覆い被さってきた。


「ふ……っ、、ん、っ」


ユノが気持ち良さそうにオレンジ味のピンク色の舌を入れてくるから、僕も気持ち良くなる。



しまい忘れた彼女の写真を、
ライターの炎で焼いてくれるイメージ



「もう、気にしないで。チャンミナとの思い出の曲にするからな?」




過去さえ僕にくれると言う


大好きな人








「……次、元カノさん思い出したら、ユノのココちょん切りますよ。いいの?」


「………。は、い……。。」








ユノが本当、



マシュマロよりも甘いから








やっぱり僕は笑っちゃうよ、ユノ














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10000拍手記念
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気が付くとそこは、
いつもと違う電車の中だった。







あっ……路線間違えた……!?


慌てて立ち上がって行き先を確認しようとしたけど、電工掲示板もない、なんだかひどく古めかしい車内に眉を潜めた。




見たこともない車輌。誰もいない

僕ひとりきり




ソウル市内の煩すぎる地下鉄に乗ってたはずなのに、車窓から見える景色は暖かそうな田園風景。




これは完全に、、市外へ出ちゃったな……




どのくらいうたた寝してたか分からないけど、家を出た時すでにぎりぎりの時間だった。
もう間に合うわけもない。


「今日はもう……しょうがないよね……」




今日は仕方ない


行けないんだから







行かないんじゃなくて、行けないんだから








「やった……」



嬉しいっ
心の底からほっとして席にどかっと座り直した。






なんならこのまま終電まで乗って小旅行してみたいかも



突然の開放感にわくわくする。冒険チックで、中学生の僕には刺激的。


「で、結局これ何線……?」



人はいないし終電も意外と近いのかも












ガタン







車輪がレールの継ぎ目を通過する時の音以外の音が聞こえて振り返ると、白髪パーマのおじいさんが一人、前方の車輌から入ってきた。
気にしないでいようと思ったのに、目を向けてしまう。
だって奇抜なピンク色のガウンに、時代遅れのまん丸めがねをかけて、笑わせようとしてるとしか思えない。ステッキをわざとらしい程ガタガタ震わせながらついて近寄ってくるから、申し訳ないけどもう本当に吹き出しそう……っ。


「いたいた♪」

「……え」

「ここ、いいですか?」

「……どうぞ」


おじいさんは僕の隣によいしょと座った。あまりの近さに、観察したくても真意がバレそうな気がして逆にまったく見れない。
少し見えた白髭もコミカルで笑いを誘われる。声は意外としっかりしてた。


どうしようもなくて、おじいさんとなるべく距離が空くように窓にべたっとくっついて景色を眺めるふりをした。





「ぶふーっ」

「……?」




なんか、、僕が笑われてる?




こっちが笑いたいのに、逆に笑われてるようでカチンとくる。でも直視できなくて、振り向いてもおじいさんの足元を見るくらいしかできない。横目でも分かる、おじいさんは僕を完全に見てる。





「……どうかされました?」

「いやいや、ごめんな?あまりにちっこくて可愛いからっ」

「は?」




ヤバい、マジの変質者だ……






一気に緊張して掌に汗が浮かび上がった。
助けを呼ぶにも僕らの他には誰もいないから、車掌室まで行かないと!





「えっと…、昔……君とよく似た、コがいて。懐かしくて思わず笑ってしまった。ごめんね」

「あ、……そうなんですか」





今度は肩の力がどっと抜けた。
知らない電車で知らないおじいさんと二人きり。さっそく帰って落ち着きたくなる。
僕ってやっぱり小心者……。







「すいません、実は僕間違えて電車乗っちゃったみたいで……これはどこ行きの電車なんですか?」

「テンゴク行き」

「はい?」

「天国行き、だったらどうする?」

「……っ」






からかわれてる



なんだこのおじいさん、さっきから。
僕の癪に障るとこばかり突いてくる。
イライラする。






「別にいいですよ」

「ん?」

「今の生活から逃げたかったし、ちょうど良かったです」

「……逃げたいの?」








おじいさんに気まずくなって、また目線を外に戻した。嘘じゃないけど深刻過ぎるかも。

電車から見える風景は、伸び伸びと緑を生い茂らせた田んぼがどこまでも続いてる。どこまでもどこまでも。
本当に天国みたいだ、なんて













「……いじめに、あってるんです……」




ぽつりと、伝えた。






「チャ…君が?」

「はい」

「学校で?」

「いえ、えっと、、芸能事務所に最近入ったんですけど、そこの人たちに毎日嫌味言われて……もう辛いんです」

「そんなに酷いの?」

「そりゃもう。毎日社員さんや練習生の皆にからかわれて、しごかれて、悪口叩かれて!めちゃくちゃですよ、新入りだからって皆僕が気に入らないんですよっ」

「あはーはー!そりゃ大変だねぇ」

「そうなんですよ、もううんざりです!今日もレッスン場でテストがあるんですけど、、もう本当に嫌なんです。次行く時辞めるって言います」





皆嫌い

毎日毎日社員も練習生も僕を見てる

なんで僕なんかに構うの?

そっとしといて欲しい



どうせ僕は何もできない







「俺…わしの知ってる、君によく似たコも
物凄いスターでね?わしのためだけに、ステージの上で歌ってくれたんだよ。いいだろ~♪♪」

「そうなんですか……」


昔のアイドルなんてさすがに知らない。


「気持ち届いたよ、ありがとな……?」

「??はい??」

「あ、違う違う!いや、そのコがすごく負けず嫌いなんだ、自分に対して。周りからショボい奴だって評価されるのが大嫌いなコ。だから一度決めたことは必ずやり通す、本当に偉いコ」

「……そうですか。すごい人ですね……」



ますますへこむ……

僕にそんな精神力なんてないし


あぁ、本当に逃げ出したい





「でもね、そのコが本当に偉いのは、周りの人たちの気持ちもちゃんと汲み取れるって所なんだよ。君の周りの人たちは、本当に君をいじめてるの?彼らは本当に逆恨みしてるのかな?」


「…………」



「君なら、分かるはずだよ」







眺めてる田園風景が歪んで見える。
鼻の奥がつんとして痛い。まずい。






分かってる






本当は、分かってる






からかわれるのは、人見知りの僕を打ち解けさせようとしてくれてるから


しごかれるのは、僕のスキルをあげようと細かく指導してくれてるだけのこと


悪口なんて悪口じゃない。ダンスが下手くそだって、ただ本当のことを言われてるだけ





本当は、分かってる












本当に嫌いなのは……、、






「分かるも何も……、別にもういいんですって。もともと僕は芸能人になりたいわけじゃなかったし」

「ちょっとスカウトされてミーハーな気持ちで入っただけなのに」

「アジアを代表するスターになれって言われるんですよ?訳分かんなくないですか?そんなものなりたくもない」







期待に応えられなくて


ひねくれて逃げ出したい自分















「じゃあ、辞めた方がいいかもな……」


後頭部から決定的なおじいさんの台詞。。


「ですよね……」






窓側の頬に涙が伝った。
こんなことで泣いて、情けない。


泣く必要なんてないのに

悔しいなんて思うはずがないのに



僕がそうしたいのに








「なりたくないなんて、なってから言え」





その通り


僕、格好悪すぎる


ショボい……









「あれ……」


車窓から見えてた快晴がいつの間にか雲行きの怪しい雰囲気になってる。と、思ったら雷が鳴り出した。電車もガタガタと揺れ出した。車窓はヒビが入りそうなほど震える。


「なんか……この電車危なくないですか!?」

「信じてれば大丈夫だよ」




信じてればって……、信じてても事故なんて起きる時は起きるでしょうよ





平然と鼻唄を唄いそうなほと呑気なおじいさんが信じられなくて、


「それより君のことなんだけど、、」

「いや、それより本当にまずいですって!!この電車っ!!!」

「チャンミナが居れば大丈夫」

「僕がいてもどうしようもないですって!何言ってんですか!!?」


おじいさんの顔を睨んだ。






初めて面と向かって顔を見た。






「チャンミ?……え??」




口元からぺろんと剥がれて、今にも落ちそうにゆらゆら揺れる白い髭。



つけ、髭?




丸めがねも白髪も電車の揺れで、おじいさんからふわっと浮いたり着地したりを繰り返してる。















この人は、誰?








「だけどチャンミナが逃げたければ逃げればいい。そんな奴はいらない。ペンだってお前みたいな奴には一人もつかない。スポーツ記者になればいい。まあ、何でも逃げるような奴にはなれないか」


「……何ですって?」



揺れがさらに激しくなってきた。それどころか豪雨が電車を襲ってきて、車内がどんどん水浸しになる。



「それもだめならまた逃げろ。逃げて逃げて、どこまでも沈んでいけ。そういう方がチャンミナには似合ってるよな?」

「ちょっと待って下さい。……なんでおじい…あなたに僕がそこまで言われなきゃいけないんですか……っ」




だけどそれよりも、この目の前の男の人が僕の焦げ付きそうな感情を引き起こす




漆黒の瞳に、煽られる。




「アジアスターなんて無理。チャンミナには絶対無理。お前がスターなんて恥ずかしいから口に出すなよ、お前は地を這うような人生で終われ。犬も食わないような道を進めよ」

「……」







こんな激情は生まれて初めてで




「……どうせ地を這うんだったらね、……ココで地を這いますよ……!」

「ココってどこだよ」

「アジアスターになるって言ってんでしょうが!!!」




制御できない




「これから僕は歌も躍りも磨いてデビューしますよ!たくさんのペンに愛されて韓国一のスターになって、日本や中国やアジア全域を駆け回って!!正真正銘の世界に誇れるアジアスターになりますよ!!!」







僕の、本当の気持ち
















絶叫すると、嵐が




消えた。











「ほらな?」




目の前の男の人は、


「チャンミナが居れば大丈夫♪」


ふにゃっと猫みたいな三日月カーブを作って、笑った。

浸水しかかってたはずの床は綺麗さっぱり乾いてる。外は快晴、曇り雲ひとつない。



……幻覚だった?









「ちょっと、……これどこまで行くんですか?もう駅着きます?」

「降りる駅はないよー。永遠に走るから、これ♪」

「はい?」

「不思議の国のアリスみたいだな♪」




どっと溜め息が出てきた。




何この人、、……





改めて見ると、おじいさん?は、皺がない。おじいさんじゃない。かつらもめがねも髭もよれよれでアホっぽく見えるのに、ガタイは恐ろしいほど良かった。




「あなた……誰なんですか?僕のことよく知ってるみたいですけど……」

「シム・チャンミン」

「……はい。。……すいません、あなたのお名前は……?」

「未来のアジアスター、ユノ・ユノですっ」

「ユ……」


知らない……

韓国外で活動してる人?

ってゆーか、苦手な先輩の名前と同じって所もなんかヤダ……


「もう宿舎で暮らしてるの?」

「……まだ、です」

「トウホウシンキのメンバー決まった?」

「トウホ?」

「あ、いや、デビューするメンバーはもう決まった?」

「……僕以外の人はまだ決まってません」

「あーなるほど。その頃のチャンミナね」

「……」





何がなんだか分からない






「チャンミナはさ、完璧を求めてて歯痒いだけだろ?ちゃんと努力してるんだから、あとは思いっきり楽しめ」

「……楽しむ」

「うん。できることもできないことも楽しむ。俺のチャンミナはそうしてる、すごい格好いいだろ?俺の光みたいな人」

「はい?俺のチャンミナ?」


ユノさんがべろりとつけ髭を剥がした。


「チャンミナは俺の希望」

「ちょっと……」


白髪のパーマかつらも取ると、黒い清潔感のある短髪が出てきた。


「俺の夢」

「き……聞いてます?」


最後は僕の精一杯の悪足掻きだった。
大人の色香が立ち込めてきて、男なのにどきどきする。

古くさい丸めがねさえ外すと……、


「チャンミナは、俺の片割れ」

「……ぅ、そ、、」


端麗な美しいパーツが絶妙に配置された大人の男性が現れた。尋常じゃないほど顔が小さい。
逞しい神々しささえ感じる空気が、辺り一面滲むように広がる。







この人、格好良すぎる






いや、それよりも……!






「すいません、親類の方で……チョン・ユノって人いません!?」






似てる……チョン・ユノ先輩に……


兄弟みたいによく似てる



僕の苦手な先輩のチョン・ユノ






「あはは、バレた?」

「!じゃあ!やっぱりユノ先輩のお兄さんか何かですか!?」

「いや、俺」

「はい?」

「俺がチョン・ユノ」

「お?」

「ほら、『不思議の国のアリス』だから、ココ♪」

「……ユノさん頭沸いてます?」

「あはーはーはー!!チャンミナらしい!!今の!」



明らかに年上の方に思うのは失礼だけど、残念な人過ぎて少し余裕が出てきた。


だけど突然、ユノさんが目の前に膝まづいて僕の右手を両手で包みこむから驚く。
こんな男らしくも美しい人にそんなことされたら誰だって驚く。
誰だってどきっとする。


「な、なな!な何ですか!?頭を上げて下さい!!」

「必ずだぞ」

「え?」

「お願い、逃げないで……」

「……」


やっぱりこの人がチョン・ユノ先輩っていうのは嘘だ。「辞めるなら早く辞めろ」と言われて以来、挨拶をしても未だに反応の薄い、あのつっけんどんなユノ先輩が僕に膝まづいて懇願するなんて有り得ない。


「あと、……ごめん」

「……何ですか?」

「チャンミナのこれから進む道は……全部が全部正しい道じゃ、ないかも……未来のお前は、バカで幼稚で我が儘な俺の傍にずっと居てくれてるけど……それで本当に良いのかな?……本当に、、ごめんな?」




何がなんだか……


中学生の僕には到底分からない


未来の話?確かに馬鹿げてる





だけど何だろう










今、この震える美神を



思いっきり暖めたい






「その……未来の、僕っていうのは……、どんな感じですか?笑ってます?」

「うん。聖母マリア様みたいにいつも笑ってくれる」

「マリアって!あはははは!!そっちが恥ずかしいこと言わないで下さいよっ!」

「笑うなよ、本当だって」

「じゃあ……、『ごめん』じゃなくて『ありがとう』じゃないですか?僕が笑ってるなら、それが正解だと思いますよ」


頭を上げたユノさんは僕を全部包み込むように抱き締めた。広い胸と逞しい腕が心地いい。
おふろに浸かってるみたい




あったかい


すごく、気持ちいい



このままくっついときたい






「良かった……今のチャンミナと同じこと言ってくれた。……無理させてるんじゃないかって、俺ずっと不安だったから……良かったぁ」


僕を包み込む力がより一層きつくなった。


「チャンミナ……チャンミナが居ないと、生きていけない」

「ふ……、、そんな……弱そ、、な人には……見えません、けど……」

「うん。チャンミナしか知らない、俺の弱いとこも格好悪いとこも、全部愛してるって言ってくれるんだよ」







あぁ……有り得ない……

僕がそんな恥ずかしいこと言うわけない



あー、、暖かく、て……ねむ……






「生まれてきてくれて、ユノと出会ってくれて、本当にありがとう」








そうそう、それでいいん、ですっ、て……






「ずっとユノを見てて。早く気付いて。お前の片割れは俺だ」






見つめられて




射抜かれて




逆らえない








ユノさんは僕の顔を指の長い綺麗な両手で挟んできた。手先まで美しい人。






「チャンミン、永遠に愛してます」


「……あ、……い……?」




「また逢おうな」










そうですね



不思議の国のユノさん










ユノさんは僕の額にキスを落とした。






























「チャンドリー!次だぞー!」

「……ん」

「寝ぼけるな、ラッキーボーイ。お前練習期間ないんだから詰めて叩きこめよ!」

「……寝て、ない」

「あははっ、嘘つけ!」


練習生全員が集まる大フロアで寝ちゃった……。また何か言われるかな……。


「おいチャンドリ。ユノ先輩の次もうお前の番だから!まあ、デビュー決まってるラッキーボーイにはテストなんて関係ないと思うけどっ」


何年も練習生をしてる同い年の奴に肩を叩かれた。正面を見ると、一面鑑張りの舞台でユノ先輩がパフォーマンスしてる。それを囲むように事務所の講師陣と練習生が密集してた。
あそこで次は僕が歌って踊る。


「……そんなことない。起こしてくれてありがと」

「寝てたの認めたな!はは、頑張れよ!」


ユノ先輩は恐くて、苦手……。
ダンスはうまいけど、自信ありげで苦手。僕は歌も何も自信なんて微塵もない。


「ねぇ、あそこに落ちてる白いタオル、ユノ先輩が戻ってきたら渡してあげて」

「え、どれ?」

「黒の縞模様ついてるやつ。あれユノ先輩のだから」

「へ、そうだっけ?」

「うん」


ユノ先輩のテストが終わった。
僕は立ち上がって、手足を伸ばす。軽くストレッチをして怪我に備える。


「ふぅ、、……やってやろうじゃん」

「お、気合入ってるね!辞めたいって弱音吐いてたくせに!」

「……夢の中でさ、すんごい美人に『辞めないで!』ってお願いされた♪」

「だはははは!!ばかっ」

「あれ、……おじいさんだった、かな??」

「ぎゃはははは!!!絶対そっちだそっち!」



「そこウルサイ!チャンミン早く前出ろ!」

「あ、はい!すいません!」



前に進んでステージに上がる所で、ユノ先輩とすれ違った。


「お疲れ様です」

「ん」






どんな美人さんだったっけ?


大人の色気がヤバかったんだけどなぁ、忘れちゃった。あの夢もっかい見たい!







女神みたいに美しい人



その人が言うんだから、やるしかない










「シム・チャンミンです!よろしくお願いします!!」

「お♪今日はチャンミン、ハキハキしてていいね!音流すよ!」

「はいっ!」



















『楽しめ』








突然の長い夏休みをとって、本当に申し訳ありませんでした。急きょだったので、、。のんびりですが、またこれからお願いします!!
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片割れ chap.7 #15










深い深い 胸の傷を

ひとつひとつ背負わないで


誰も君を責めやしない

君は君で いればいいさ












___Y.side___








ただ、オレンジジュースを飲むだけ




それだけのこと









宿舎に戻って、冷えた体をまずシャワーで暖めた。自分で余裕ないのが分かる。

手っ取り早くインスタントラーメンを食べようと言って、チャンミンが昨日俺の残した材料の野菜をざくざく切って煮た。

さりげなく買ってきた瓶をテーブルに置いて、ソファに腰を降ろした。


「できたよ、食べるよー」

「……ほーい」


チャンミンが置いたオレンジジュースをちらっと見て、そのまま俺の隣に座った。チャンミンは気付いてるはずで、でも何も言わない気遣いを感じた。

取り分けてくれたラーメンを差し出されて、頬張る。体がさらに温まる。少し体が楽になる。


「うま♪あー、今日どっと疲れたぁ」

「本当によくやりましたよ」

「なぁ、チャンミナ」

「はーい?」

「チャンミナも俺も頑張ったろ?スゴい?」

「ぷ……だはははっ!!はいはい、だから僕たちはよくやった♪」

「だろー?」


くつくつ笑うチャンミンが可愛らしい。また体が楽になる。

だからチャンミンのラーメンにだけどうしても手が伸びる。あっという間に平らげてチャンミンが片付てくれてる間、目の前のオレンジジュースを取って蓋を開けた。

目を閉じて深呼吸する。


どうか震えませんように

どうか冷や汗が出ませんように

どうかパニックに襲われませんように


大丈夫

ユノならできる
ユノならできる
ユノならできる


大丈夫





「ユノ、いちごー」

「へ?」


戻ってきたチャンミンが大皿をテーブルに置いてどかっとまた隣に座った。

大皿には、「YUNHO」と並べられたいちごの周りにチョコアイスがシンプルに添えられてた。


「……嘘だろ」

「はい!?そんなの飲んでないでこっち先食べよ!」


ばっとジュースを取られて、替わりにスプーンとフォークが飛んできた。


「はい、食べるよ!」

「あ、うん……」


全然こっちを向いてくれないチャンミンと「YUNHO」のいちご達。

サインする時ハートマークも頑張らないと書けないほど恥ずかしがりやのチャンミン。





どれだけ頑張って並べてくれたの?




「チャンミナ、……嬉しい」

「別に何もやってないって!あんたがいちご残ってるって言ってたから、洗ってアイスつけただけ!」

「うん……」


にやけた顔を見られて、それからひたすらサムゲタンのダメ出しといちごを買い過ぎて処理に困ると言われ続けたけど、あんまり耳に入んなかった。

ひとつぶひとつぶに、チャンミンの気持ちを感じた。とにかく感じた。




「ごちそうさま!本当に美味しかったぁ~!!」

「何も作ってないって」

「でも美味しかった!!」

「あっそ……」





だから。


だからこそ、





乗り越えなきゃなと腹を括った。






遠くに置かれたオレンジジュースを腰をあげてまた手元に戻した。


「ユノ……」


いきなり泣きそうな顔になったチャンミンを見つめた。19歳のチャンミンと重なる。不安にさせちゃいけない、守りたい。


「オレンジジュース飲むだけ」


オレンジジュース飲むだけ。

トラウマを自力で治した方法はそれだけ。事件当時の似たような場所や飲料水を見るとパニックを起こす弱い精神の自分を捩じ伏せた。


「……そんな戦場に行く兵士みたいな顔しないでよ……」

「あ……」


そんな顔してたの?俺……


「違うんだって」

「ん?」

「そんなに構えなくていいんだって。分かってる?」

「……」

「ユノはもうちゃんと乗り越えてるから」


チャンミンは俺から瓶を取ると、こくんと一口飲んで触れるだけのキスをした。


「ほら」


オレンジの香るキス





もう一度こくんと飲んで、またキスを受ける。


「ほら」


蜜柑味のキス





さらにオレンジジュースはチャンミンの口の中に入っていく。立ち上がったチャンミンが俺に被さってきた。今度は上からキスが降ってきた。



こくん



「ね?」




飲めた。



すんなり。





オレンジジュースを飲んだ。







「もうそんなもの気にしなくていいんですよ」


再びチャンミンの口移しを受けて、確信した。


「……楽しい思い出に替えたらいいっ」












チャンミンに包まれたい





強烈にそう思った。








「……じゃあ、そうする」


チャンミンから奪ったオレンジジュースをごくごく飲んで、今度は押し倒したチャンミンに流し込んだ。





いちごチョコがオレンジに侵食される








甘酸っぱくて




甘い



甘いチャンミン





チャンミンの咥内をぐるりと舌でよくよく味わってみる。


「……美味しい」

「ね?ただのオレンジジュース」




子供をあやすように





この世の誰よりも美しく



柔く柔く微笑むチャンミン












夢中になった。




「もっと頂戴」


「いくらでも」













チャンミンから与えられるものなら



例え劇薬だろうが、猛毒だろうが





歓んで飲み干せる














ポッチンよろしくお願いします!冒頭、東方神起の歌を一部掲載しました。ほとんどの方お分かりでしょうが……クライマックスで最も大きな意味のある要素ですので、一応名前は伏せさせて頂きます。。。汗
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