片割れ chap.7 #14

(注意)ユノの全羅道の方言を、広島弁で表現してます。イメージに合わない可能性があるので、注意して下さい。











___C.side___








誰にも言えない




殺意が沸いた








帰り支度をユノより早く終えて、僕はそっと、マネヒョンの袖を引いた。


「会場の皆さんに怪我はありませんでしたか?何か割れましたね?」

「あー……おう、瓶が割れたんだが負傷者はいない。大丈夫だ」

「マネヒョン、さっきの人まだいるんですか?」

「いや、もう帰したよ。とりあえず騒ぎにならなくて良かったな」

「……良くないでしょうが」

「まあ、そうだな……。あんだけ言われてチャンミンも腹立つよな?お前よくやったよ」






自分にも触れられないほどの熱さが








「……せろ」

「チャンミン……」







体の中で暴れ回る







「謝らせろ!!ユノに謝罪させろ!!!」

「……チャン」

「わざとじゃない?わざとだろうが!!!あの女絶対許さねー!!!」

「落ち着け!!チャンミン!!」





コロシテヤリタイ





「落ち着けるか!!!ユノの前で土下座させろ!!!」

「いい加減にしろ!お前がパニックになってどうすんだ!!!」


物に当たりたくなくて、熱さが抑えきれなくて、左の掌に右の拳を一度だけ殴りつけて呼吸を整える。こんな怒りで怪我でもしたら、それこそ悪意の思う壺。衝撃で左手が痺れを起こした。


「ふぅ……、ふぅ……、ふううぅ……、、」

「……見えてたのか」

「……何がどこに落とされたか確認しない方がおかしい。さっき運営スタッフにも聞きましたよ!どうでもいいからとにかく戻してユノヒョンに謝って下さい……!!」


ユノは昔、飲料水すべてが飲めなくなったことがある。パニック障害になった。


「そんな事しても何も変わらないのは分かってるだろ!?それにユノは強いから。な?大丈夫だから」


何の疑いもなく。番組スタッフから手渡されたジュースを飲んだために。


「強いから何なの?強ければ何しても許されるんですか?そうじゃねーだろ!!ユノだって人間なんだよ!!!」


それは瓶入りのオレンジジュースだった。接着剤入りの。


「分かった!すまん、俺の言い方が悪かった!!頼むから堪えてくれ、頼むチャンミンっ!」

「…………絶対許さない……!」


犯人は番組スタッフに見せかけた、ユノのアンチペンだった。


「チャンミン……、ユノはそんなこと望んでないのお前が一番分かってるだろ?ユノも落ち着いてる、大丈夫だよ」

「……出してないだけで傷付いてますよ、あの人。見れば分かる」

「え!?」


でもユノは自分でトラウマを克服した。メンバーのために。ペンのために。事務所のために。皆のために。自分の夢のために。


それをまた踏みにじるような悪意が




「まずい……か?」


「…………癒します」





許せなかった






「ユノヒョンは、僕が、癒します」











ユノ









二人で過去を





塗り替えよう


















___Y.side___










19歳のチャンミンが

ぽろぽろ泣くから



なんとかしなきゃと





決めたんだ









その日は緊急病院に搬送されて、胃洗浄で体の中を空っぽにした後、ソウル江南の総合病院で意識がはっきりした。

アンチの犯行だとマネヒョンから聴いた時の俺は、……怒りでまた景色が霞んだ。


『なんでワシがこんな事されんといけんのじゃ……!!!』


手元にあった携帯を壁に投げつけ、寝かされてるベットを殴りつけ、興奮すると思わず出る金羅道の方言で、声にならない声をあげた。皮の剥げた消毒臭い唇が現実を叩き付ける。付き添いのスタッフも恐がってどこかに連絡してたけど、そんなの構ってられなかった。


『ふざけるのもええかげんにせーよ!!』

『背骨へし折ってやる!!』



怪我を強行して

病気を強行して

睡眠時間を削って

常に笑顔で

メンバーをまとめあげて

精一杯努力して




これか?






『……くそっ!!!』




バタバタと何人もの足音が近付いてきて、個室のドアが勢いよく開かれた。


「ユノ!!」

「大丈夫か!?」

「なんでこんな……」

「大丈夫ですか!?」


『煩いんじゃ!黙っとれ!!!』


俺は完全に理性が飛んでて、ただ憎しみしかない物体で。俺のパート部分をフォローしあって収録を終えたまま駆けつけてくれたメンバー達にも噛みついた。

十月の真夜中。

外気より冷たい空気が、俺の病室に充満した。


「ユノ落ち着け。皆心配して……」

『分かっとるわ!分かっとるけー……ごめん、、っ、皆ごめんな…っ』


マネヒョンとメンバー達の憐れむような悲しそうな顔も見たくなかった。 現状報告とこれからの活動予定を確認しあいながら、皆泣いたり抱き締めてくれたり怒ってくれたり。

その間も俺はとにかく怒りを発散させたくて、でも誰にも見られたくなくて、一人になりたかった。


「……ユノ、ゆっくり休めよ……。明日精密検査するからな。ご両親にも連絡してあるから携帯は持っておけよ。今日は皆帰らせるぞ?」


マネヒョンが壊れかけの携帯を拾って手渡してくれて、皆の帰りを促して、ほっとした。




のに、



「帰りたくない……っ」


チャンミン。


『……帰れ』

「帰りたくない……」

『……いいから帰りな、チャンミナ』

「おいチャンミン、、ユノは一人になりたいんだ。分かってやれ」

「チャンミンやめとけ……、」

「嫌だ、帰りたくない」

『さっさと帰れ!!!』


我を忘れて、世界中の憎悪を背負った錯覚に捕らわれて、腹がたって納まらなくて。


そしたらチャンミンが、


「ユノヒョン……!」


俺の手にしがみついて突っ伏したんだよ。肩が震えだして、嗚咽を漏らしてそれが大声になって。涙と涙。


チャンミンが駄々を捏ねた。


「ぅぅ、、帰り、ませ、ぇん……っっ、ぅ」



泣きじゃくる子供のように







あの、強くて優しい


チャンミンが。








「ヒョン……ヒョン……っ、」



号泣するチャンミンを見てたらさ、


なんか



俺と同じ傷を感じてる感覚が伝わってきて




チャンミンにこんな辛い想いさせてる自分が

不甲斐なくて




憎しみとか怒りなんてどうでもよくなって





「……ありがとう、チャンミナ」







チャンミンの暖かい肩を抱き締めて



俺は正気を取り戻せたんだよ






悪意を


憎んで恨むのなんて簡単だよな?






優しさで返せることが


本当の強さだって




気付かせてくれたのは










チャンミンなんだ


















「……ふぅ、、震えてないよな?俺……」


掌を確認して深呼吸する。大丈夫、今日のスケジュールは終わったから。




早く帰ろう


オレンジジュースを買って













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小悪魔神起











好きな人とお酒を飲むなら

少しくらい


いちゃいちゃしたい







「ユノ焼酎用意したよー」

「んー」


ユノはあまりお酒を飲まない。好きでも嫌いでもない。でも僕が大好きだから、言えば付き合ってくれる。ユノはビールをほぼ乾杯程度、後は焼酎。


「お疲れ様でーす」

「うん、お疲れー」


僕はいつもビールを冷蔵庫いっぱい用意してる。途中でビールが切れることほど、辛い悲劇はないから。


「んーっ♪ぅまっっ!!」

「チャンミナもうピザ食べていい?」

「うん、食べよ。パスタも開けちゃいましょ」


デリバリーのピザやパスタをリビングのローテーブルに広げて、ぱくぱくもぐもぐゴクゴク口の中に入れて。


「美味しい♪」「美味しい♪」


ユノとソファに並んで座って。
ちょっぴりイタズラしてみたり。


「あれ、ユノ手ぇ洗った?」

「ん?」

「ちょっとちゃんと洗って来て」

「え~…今さら……」


ユノがしぶしぶ席を離れた間に細工。
ピザを取り分ける。


「洗ったよー」

「どうぞ、ユノ」

「ん…………っ、、かぁああらあああ!!!」

「あははははは!!引っ掛かった引っ掛かった♪♪」

「辛いよ~お前何これ!?」

「ハバネロソース、僕のお気に入りじゃないっすかぁ~♪ユノ、飲んで飲んで♪」


焼酎の水割り(絶賛☆濃い目)を素早くユノに差し出して。この流れでぴったりユノにくっつく。


「くあ~……っ」

「♪♪♪」


顔をしかめて、上を見上げるユノが面白い。ハバネロの辛さと勢いで飲んだ焼酎の強さでジタバタしてる姿が子供みたい。顔も一気に赤くなる。ヒョンのくせに、この可愛さは反則。


「お前からかうにも程があるだろ!?」

「あはははははははは!!」

「あ~マジでびっくりしたぁ~」

「ユノすごいっ!」


ユノの肩に腕を回して顔をうずめて笑いをこらえる、兼、ユノに触りたいだけ。


「チャンミナお前ねー!」

「すいません♪」


振り向いたユノに唇を押しつけた。お詫びのキス、兼、ユノにキスしたいだけ。

お酒飲むと酔った勢いで何でもできそう。気持ちいい。


「チャンミナ……」


もっと深いキスがしたい。もっとしたい。脱いで素肌に触れて、ユノを感じたい。


「ユノ……」

「ちょっと恥ずかしいんだけど……いつも一緒に居てくれて、ありがとう」


こっちが照れる。直球の言葉が降ってきて、全身に幸福感を浴びる。俯いてこの嬉しさを噛み締めことしかできない。


早くちゃんとキスしたい



それでもユノの言葉は続く。






「これからも一緒にいてくれる?」












プロポー…ズ……??







「……はい」


脳味噌が吹っ飛ぶ。天使が見えそう、いや見えるはず。リンゴンリンゴン鐘が鳴る。





「俺はね」

「うん……」

「将来、福祉施設を作りたいの」

「そうでしたよね?」


知ってる知ってる。
どこまででもついていきます。死が二人を分かつまでサポートしていきます。




だから


抱き合ってキスしよう、ユノ





「TOHOSINKIの活動を続けながら、40か50歳あたりに建てられたらいいなと思ってて」

「いいね。素敵な夢ですよ、ユノ」

「で、今世界中で活動してるだろ?夢が膨らんでさ、世界中に、特に発達途上国にも福祉施設や学校を建てられたらって考えてる」

「あ、うん?」

「それまでにTOHOSINKIがもっと世界中に知られて、そういう取り組みをしてるって知られたら、もっと色んな人が協力したりボランティアしやすい世の中になるんじゃないかな?チャンミナはどう思う?」

「……え、と……そうですね、確かに」


それより今はキスしたい、なんて……、、この空気で言えない。。


「それにライブもまだまだ改善したい所がたくさんあるしな。あ、ライブをさ、ミュージカルみたいに、話の流れを作って進めていくっていうのやってみない?俺の夢のライブはそれ!チャンミナの夢は?」


……言えない。怪我なく無病長寿、だなんて。冗談でも言えない。。


「はい、、いいと思います……。ごめん、ビール飲みながら聴いていい?」

「いいよいいよ、飲もう、俺も飲むし」


折角飲んでいい気分。飲まなきゃこんな真剣な話いちいち聴いてられない。飲みが進んでいく。

顔は赤いまま、ユノもちびちび飲んでいく。ユノの話はどんどん建設的で真面目になっていく。


「ライティングの加減を細かく調整してさーーー」

「ダンサーの位置もっかい考えるべき、だってさーーー」

「国によってアプローチの仕方を変えなきゃ受け入れてもらえないよな?ーーー」

「福祉施設って年間費用いくらかかると思う?ーーー」

「教育が必要ーーー」






「……はい」

「うんうん……」

「なるほど……」









なんか、、、




真面目過ぎて……、、






ちょっと…………







もう、、……









「聴いてる?チャンミナ?」

「あ、うん…」


「それでな?子供たちに、歌やダンスを教えたら楽しいだろ?絶対そういうの楽しいよな!?」



「……そうね、楽しいっすよね……、、」





「ダンスは俺担当するから、チャンミナは歌担当で!この夢叶えられるの、チャンミナだけだから。本当に、よろしくお願いします」


「……え」





「二人でそうやって、生きていこう?」









この人本当に天然なのか?







「……僕はやるとなったらけっこう自信ありますよ。でもユノは大丈夫?ダンスなんて始めは鬼レッスンしちゃダメっすよ。ユノのレッスンはマジで恐いから」


「あはーはーはー!!!大丈夫だって、俺子供大好きだから優しく教えるって♪」

「ふふふ」




ユノはきっと、力が入り過ぎて結局教えてる子泣かしちゃうんだろうな。それで僕が悔しがる子を集めて慰めて、またユノの地獄のレッスンへ送りだして繰り返して、



いつか


僕たちみたいなグループが出来たら







「……有りっすね、その夢」


「チャンミナー!ありがとう!!」








そうして僕はユノに思いっきり抱き締められて、頬にキスされた。


これだけであっという間に僕は天国。







ユノって、本当にすごい














シリアス続いておりますので、箸休めの物語で休憩します!
SS
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片割れ chap.7 #13










___SNSの一部抜粋にて___






LOVETVXQ @6568909huk… 1分
http://change0818.blog.fc2.com/です。TOHOSINKIありがとう。一生愛してる。
#TVXQ
LOVETVXQ @6568909huk… 1分
自宅に戻ってすぐ詳細のブログを書きますので、良かったら読んで下さい。ユノが素晴らしい対応をしてくれました。自分達が傷付いたはずなのに。#TVXQ

LOVETVXQ @6568909huk… 2分
ただいまです。先ほどサイン会終わりました。参加者です。今回の騒動はアンチペンによるものです。TOHOSINKIの二人に非はありません。#TVXQ

Guyana@uuu___iirtyp…… 18分
TOHOSINKIのサイン会場にて。ジュースが飛び散ってます。服汚れた人いる。何事?瓶だったみたいだけど、怪我人なし。よかた。#TVXQ

ロゼッタ@till.ruyu_m… 21分
拡散希望!
今ショッピングモールでTOHOSINKIのサイン会してる!なんか事故!?テロ!?誰か叫んでる!#TVXQ

ゆんこ@live.jp1212… 20分
今髪ふり回して絶叫してるTOHOSINKIアンチ女が目の前にいます。コワイ……。これはマナー違反越えてる、取り締まるべき。#TVXQ

かうかう@menukiiu… 21分
警備員慌てて走ってるとこに鉢合わせなう。事件か?TOHOSINKIの二人でイベントやってるとこ。詳細分かり次第アップ。
#TVXQ

fffu675@i9iwi67th… 45分
TOHOSINKIいる!!!チャンミン可愛い~~~っ、てかめっちゃ綺麗!!美し過ぎる!超絶美人!!( TДT)#TVXQ

POPOKO@yunyuuini… 1時間
今TOHOSINKIのサイン会に偶然遭遇した。超ラッキー!!!!#TVXQ

LOVETVXQ@6568909huk… 1時間
もうすぐTOHOSINKIのサイン会始まります!やっと当選した!対象商品買いまくったけど、後悔ない!ドキドキする~っ(T^T)#TVXQ















___ LOVETVXQのブログ ___






こんにちは、LOVETVXQです。私はTOHOSINKIのユノとチャンミンペンです。

今回は、今日行われたTOHOSINKIのサイン会で起こったことについて書きます。初めてこのブログに来て下さる方もいると思うので、もし良かったら、これを機会にTOHOSINKIの二人のことも知って欲しいと思います。


本日、某巨大ショッピングモールの特設会場にて、TOHOSINKIのユノとチャンミンのサイン会が行われました。

TOHOSINKIの分裂騒動は皆さんご存知だと思いますが、分裂経緯については過去記事あげてますので、コチラからご覧下さい。

こうして色々な誤解で、物凄いバッシングにあった二人をこれからも応援していきたいと思って、今日参加しました。

今回のサイン会は某会社の対象商品を買って、応募者から抽選で選ばれた方がサインを貰えるイベントでした。

私は花束のプレゼントを二人に持って行ったのですが(許可されてたので)、ユノはわざわざお花の香りを嗅いで楽しんでくれたり、ちゃんと目を見てしっかり話してくれたんですが……すいません、頭がバーンと真っ白になってしまって、、どういう内容を話したのか覚えてないんです。もんのすごい格好良かった、それしかないです。「カッコイイですね」「あははっ、ありがとうございます」くらいしか覚えてない、ごめんなさい。ただすごく真面目で誠実な印象でした。歌ってる時の男らしい格好良さとは違って、すごく優しい感じ。


今回、騒動をおこした女性の方なんですが、たぶん私の前にサイン並ばれてた方でした。警備員に連行されていく時、確認しました、たぶんあってます。

実はチャンミンのサイン時に、その方がチャンミンを批判してるのを聞きました……。普通の口調で平然と、「チャンミンなんか見たくない」とか「TOHOSINKIのペンやめて元メンバーの応援する」とか言ってて、始め自分の耳を疑いました。

だってわざわざサインしてくれてる本人に言うことですか?商品購入してまできた場所で。ファンミーティングもわざわざチケット購入して、ディスるカード掲げてる方いらっしゃいますが。色んな考えはあるし、自分の自由だと思います。だけど、それをユノとチャンミンに押し付けないで欲しい。明らかに二人をわざと傷付けようとする行為です。それは悪意です。

チャンミンは女性のディスを聞いて……、とても丁寧に何か言い返してました。傷付いてたはずなのに。。そして最後にとても柔らかく笑ってその女性の方を見送ってました。

もう私胸がいっぱいになってしまって……、その後すぐ私の番で、お花をプレゼントで渡して、チャンミンは目を見開いて「ありがとうございます」と受け取ってくれました。その目がこぼれるように大きくて綺麗で!!仕草ひとつひとつも綺麗で、お肌もつるつるでキラキラしてました。思わず「綺麗……」って呟いてしまって、そしたらチャンミンが「ん?」って感じで今度は下がり眉で見上げてくれた顔がもう可愛くて可愛くて。。ころころ表情が変わっていくチャンミンが愛らしい!!

こんなに素敵なチャンミンを、あの女性は本当にちゃんと見たのかな?きっと憎しみで見えなくなっちゃってるんだろうな。


それからサイン会も順調に進んで、最後に二人の挨拶で終了という時でした。

突然、どこからか罵声が聞こえてきました。……とんでもない内容です。。書くのも辛いですが……二人が生きてるからよく寝れない、死ね……と。。

本当に涙が出てきます。こんな事って現実にあるんですね?いや、二人はこれまでもっと酷いこと言われたりされたりしたと思いますが、普通の人間なら耐えられない。


その後、何か壊れる音が聞こえて、何が落ちたか確認しました。



瓶入りのオレンジジュースでした……。



目眩がしました。咄嗟に分かりました、「これ今叫んでる人が落としたんだ」って。トンペンさんなら皆知ってるはずです。ユノの昔の事件を。ここでは辛すぎて今とてもじゃないけど書けません、また落ち着いたら次の機会に。


もし今これをユノが見たら……って、思って、でも絶対ユノから見える場所で割れてる瓶。チャンミンからは見えるか見えないか微妙な感じでした。周りのペンの方皆真っ青になってたはずです、すいません、周りなんて見る余裕なくて、ステージ上の二人を見ることしかできなかった。

チャンミンは、犯人を特定したようで、上の方を凝視して止まってました。そして私達の方を見て、また止まってました。

ユノは割れた瓶を見てました……。本当に、もう……私が辛くて……何て言うか……苦しい。

でもね!!!

ここからですが、ユノがその後犯人じゃなくてまずチャンミンを確認するように見たんです。止まってるチャンミンを見て、なんて言うの?、そっと、そっと慰めるように笑ったんです。「チャンミン大丈夫だよ」みたいな微笑み。

それから上にいるであろう犯人に向かって、何て言ったと思います?



「ありがとう!!」って言ったんです、ユノは。とびっきりの笑顔で手を振って。



あの光景を、皆さんに見て欲しかった。ユノの言葉で、ユノの姿で、その場にいる全ての人が救われた感覚。光が射したんです、確かに。

ユノって強い、本当に強くて優しい。この人のペンで良かった、心からそう思いました。

そしたらチャンミンがユノをびっくりしたように振り向いた後、俯きながら笑って、ユノもチャンミンを見て笑って、頭を撫でて……もうね、涙が止まらなくて……二人の世界があまりに完璧で。。美しかった。



すぐに女性は連行されて、こぼれたジュースも瓶も撤去された後、二人からお騒がせしましたと謝罪されて(二人のせいじゃない!)、ユノもチャンミンも「僕たち精一杯努力しますので、暖かい愛で見守って下さい」と言って去って行きました。


その後しばらく待機の指示が出まして、関係者スタッフさんから、協議の結果、

・今回のサイン会と騒動は報道されないことになった
・女性は興奮状態だったため、厳重注意で帰路につかせた
・瓶ジュースを落としたのは、わざとではない。怪我人はいないと確認した。服が汚れた人は、スタッフに伝えるように
・今回のことは、TOHOSINKIにとっても協賛会社にとってもあまり良いイメージを与えないので、情報を拡散しないで欲しい。二人もそれを希望している

と、いうことでした。



なので、このブログ記事も二人の意志を尊重してすぐ消します。でもどうしても誰かに知って欲しくて、書かずにはいられなかった。本当にごめんなさい。



今、あまりの怒りに文もめちゃくちゃで、ちゃんと伝わってるか分かりませんが、しっかりこの怒りは鎮めます!怒って、憎んで、アンチをディスると、今日の女性と同じだから。






TOHOSINKIのユノとチャンミン

ありがとう


一生愛してる













片割れ7UK2
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片割れ chap.7 #12

(注意)蔑む不適切な表現があります。ご注意下さい。













左右の薬指でマジックペンを回して遊ばせる。手の中の小さなリラックス方法。


「こんにちわ~♪」

「こんにちわ、□□□さんですね?」

「はいっ、お願いします!」


事前にメモしてもらった希望の宛名と自分のサインを指定された対象商品に添える。


「はい、どうぞ」

「ありがとうございます、応援してるのでこれからも頑張って下さい!」

「ありがとうございます」


サイン会って、こういうもの。でも人間だから、一人一人違う応援の仕方をしてくれる。それが温かくて、愛を感じる。一人一人の想いを感じる。




「こんにちわ、オッパ格好いい!超綺麗!!」

「そんなわけないだろっ。眼科をお勧めします」

「あははははは!」


くすぐったかったり。


「チャンミン、今日寒いね~~」

「世間話か、お?来たの後悔してます?」

「はははは!!」

「寒いから気を付けて帰って下さいね」

「ありがとう!ずっと応援してるよ!」


然り気なかったり。


「チャンミンオッパ、三秒だけ見つめてもらっていい!?」

「はい。…、…、…、いいかな?」

「ありがとうございますっ♪♪」


小さなお願いだったり。


「ユノと頑張ってね!!」

「はい、ありがとう」

「すごく仲良しだけど、ラブラブの秘訣は何??私も彼氏とラブラブしたい!」

「喧嘩です。とにかくたくさん喧嘩をしてね」


楽しくイジられたり。


「本当に愛してます!TOHOSINKIを守ってくれてありがとう!!」

「ふふっ、ありがとうございます」


そのままの言葉をくれたり。






その国最大級のショッピングモールは空間が広い。広いけど明快な照明が隈無く照らすから、吹き抜けの特設ステージから座って眺める気色はいつものステージより周りの人の顔がよく見える。階ごとにこちらを見学する人の帯も圧巻で、まるで人のカプセルに包まれているみたい。

それでも一人一人近付けば、それぞれの表現が。その一つ一つに一つ一つ支えられる。


少し間隔を空けて隣にユノが座る。ユノはスキンケアなんてしないし、メイクも落とさず寝ちゃう時も多々あるから、今日も鼻の周りがかさついてる。近付けば近付くほど目立つはずなのに、ユノに近付けば近付くほど見惚れてしまうのは、目。

ユノの目は生きた宝石。

優しくて、あたたかで、きらきら光る。黒目がちの瞳が光を集めて輝く。光の人。




だから、大丈夫







いくらかの悪意を落とされたって








その人は、とても綺麗な人だった。


「こんにちわ~、チャンミン!」

「はい、こんにちわ」

「チャンミン素敵ですね♪」

「恥ずかしいからやめて下さーい」

「なわけないでしょ。□□□□の方がずっとずっと素敵。なんでユノの隣がチャンミンなの?有り得ない」

「…」




一瞬、反応が遅れる。


ざっと体温が下がる。


側でタイムキーパーをしてるマネヒョンがすかさず、「チャンミンも応援してやって下さいね」って言う。



ユノからは視線だけ感じる。助けはない。







そう、








僕は僕で闘わないと




ユノは僕のものだから









「その人は群れを離れた鳥です。僕はずっとココにいますから、安心して下さい」

「チャンミンなんか見たくないからもうペンやめますね。次はあっちのグループ応援するから」

「僕の方がこれから『ズットズット』素敵になるのに残念です。でも、さようなら。お元気で」

「……っ」


怯んじゃいけない。
それは悪意を喜ばせるだけだから。


そして僕はユノに約束した通り、





その場で笑った。











ユノのサインは遅すぎる。サインを止めて相手の話をしっかり聴くから、後ろの列がよく渋滞する。僕は水を飲んだりサインペンで遊んだりして、ユノを待つ。やっと書き終えたユノが、僕をヒョンらしく労ってくれた。


「チャンミナ、よく頑張ったね?」

「ユノのサムゲタンを思い出したら笑えてきましたよ。あれ本当、ある意味傑作、、ふふっ」

「……はは…」

「うそうそ、冗談ですって!ご馳走さまでした。それに僕は弱くないっすよ。ユノよりよっぽど強い」

「あはは!そうかも!」


そう思う。僕は冷静に対応できる。さっきはユノのことを引き合いに出されて、言い返してしまったけども。

アクシデントにはユノの方が危うい。ユノは何でもすぐ頭に血が上るから。


「さ、最後の挨拶してハケましょ」

「はいはーい」


正直僕は気が緩んでた。仕事を終えたつもりだった、まだステージ上だったのに。

サイン時の長机と椅子が外されて、二人でマイクを持った。ユノの腰に手を一度当てて、「ユノからどうぞ」と伝える。








その時だった。












「あんたらが生きてるからゆっくり寝れないんだよ!!!早く消えろ!!!死ねーーっ!!!」










上から金切り声。



次にガラスを落としたような破裂音。



何か落ちた?


通行人も足を止める。目の前の人達が一斉に見上げて頭を動かす。首を揺らす。探す。




二階? 三階?



いや、二階




だってすごく近くに聴こえた





ほぼ前方から聴こえた、



少し右か?







吹き抜けの二階に、そこだけ人波が途切れてる箇所。一人だけぽっかり晒された人が見える。





さっきの綺麗な女性だった。









ヤバい……、、、









警備員が走りだした。到着するには時間がかかる。客席のペン達は全員同じ顔で青冷めてる。僕たちを心配してくれてる。特設会場全体が混乱しかけてる。僕も対応できない。




どうしよう、


どうしたら……、、





目の前が








暗く






淀み、そう……







































「ありがとう!!!!!」


























僕の隣から、






言葉が光って、貫いた。













昨日は本っ当にありがとうございました!!!卑しいおねだりにも関わらず10000拍手達成させて頂きました!!すごく嬉しい、本当にありがとうです。10000はどちら様だったんでしょう?良かったら教えて下さい♪
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10000拍手です!








こんにちはー、りょうです。


いつも来て頂き本当にありがとうございます。

今回も全然私事なんですが……遂に、そろそろ、この小さな小さなブログが、、

10000拍手を頂きそうです。


(あと80ポチで10000拍手なんです!ねだってるって?いやいや、別にねだってなんて……そんなそんな……ポチ下さいっ!!前の回でも全然オッケーです!気に入ったとこで!←必死すぎ)


……。


……。






……、、。涙







奇跡です、本当に皆さん、ありがとうございます!!!






そんな皆様に興味ない話はつまらないと思いますので、画像でお楽しみ下さい。(←丸投げ)

ただお礼が言いたかっただけです、ありがとうございます!!!








これが、東方神起だ!!!皆さんをおちょくっているわけではありません。私が興奮してるだけです、気にしないで下さい。













……。……惚れた、、(°Д°)








射抜かれた……。。( TДT)









ぎゃあぁあぁぁ~~!!!このギャップがまた堪らんっっっ!










……ドコドコドコドコドコドコドコ!!









きき、来た、来た、嫁来たぁぁああぁ~~!!!←ご存知かと思いますが、トラシカ号はガチホミン信者で出来上がっております。再度、ご乗車にはご注意お願いします。






女子力高過ぎ、最強様……。

誰も敵わんがなっ!










「ひっひっひっ、当たり前だろ!僕がどれだけ努力してユノの隣を勝ち取ったと思ってるんでっすか~?!?」


ですよね!!!本っ当にすいません!ユノはチャンミンのものです!!(T^T)










「イエス❤❤❤」


……ユノをよろしくお願いします。。←私一体どういうつもりでトンペンなのか、たまに分からなくなる時があります。ユノもチャンミンも大好きだけど、私が付き合えたらなんて妄想したことない、常にホミンホ。。













皆さん、ここまでお付き合い頂きありがとうございました。

しっかしリアルホミンホって何ですかね?書いてる私も謎です、ごめんなさい!!!




「片割れ」の裏側を少し。

chap3のカラム君を覚えてますか?



見えない……。笑

カラム君の履歴と、ユノさんに関わった記事をメモしたものです。

ユノさんに初めて会う時、緊張して「嫌われたらどうしよう」と悩んでたこと、アルバムをちゃんと自費で買ってサインを求めたこと、カラム君の乗った飛行機が偶然ユノさんと一緒の便で挨拶したとか、放送中に「愛する東方神起のユノ先輩のおかげで新人賞を取れました」と発言したことは事実です。履歴も分かる範囲で事実です。





「片割れ」の至るところに、ファンカフェさんやブロガーの情報を散りばめてます。でも空想です。時系列もできる限り合わせてますが危ういです。



これ事実??空想??



そうやって読めるホミンホ小説があったら素敵なんじゃないかな?と思って、トラシカ号は発進しました。



実際の出来事やコメントも入れてますので、当然「ユノはこんなんじゃない、チャンミンはこんなんじゃない!」という方出ていると思います。本当に申し訳ございません、誰か様の気分を害しているはずです。

それは本当に私の力量のなさです。











でも図々しくも、行けるとこまで行ってみたいと思ってます。


こんなに素敵なお二人なんですから。
















楽しんで頂けてますか?



皆様が楽しんで読めるよう、これからも精一杯努力しますので、夢特急トラ☆シカ号をこれからもよろしくお願い致します!








りょう(ゆのっぽん)






東方神起完全合体
☆2017年8月18日☆






(画像内、すべてお借りしました。)
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片割れ chap.7 #11












___C.side___







ユノが嫌い。

僕を振り回すから、顔も見たくない。






ユノが好きだから、嫌い。












___Y.side___








寒かった。まだ秋なのに、室内なのに、どこへ泊まっても寒さを感じる夜が続いた。チャンミンと別に喧嘩してるわけじゃない。宿舎に戻る時くらい、あっためてあげたい。

でも、失敗に終わってた。



「おい!!」

「んー?」

「あんた台所使った!?すんごい汚ないけど!」

「……あっ!」


片付けるの面倒で後回しにしてた。第一、大量の生ゴミの捨て方なんて知らなくて。


「そうそう!でも失敗して。初めてやったんだけど俺やっぱ料理ダメだな!はははっ」

「……何作ったんすか?」

「あー、いいのいいの!失敗したからゴミに出すわ。どうやって捨てるんだっけ?」


チャンミンが無視して台所に入っていくから焦って後を追った。相当怒られるレベルの汚し方してたから。

シンクには山盛りの洗い物。平台には食材の余りが点でバラバラに。ガスコンロにはそのまま置きざりにしてた鍋。その鍋の蓋を開けて、チャンミンが止まった。


「……え、と……サム……ゲタン、、?」

「サムゲタン作ってみたんだけど、全然ダメだったわ~。チャンミナが料理作ってくれて格好良かったから俺も真似したかったんだけどさ」

「…………で、この赤い物体、は……?」

「いちご♪サムゲタンってなんか見た目地味だろ?でもいちご入れたら綺麗だなって思って」

「いちご使いたいんなら、普通はもっと他の作るよね!?どうした、これ?発明料理か!?」

「だって……コラーゲンたっぷりだし、最近チャンミナ肌気ぃ使ってるからこれにしてみた!けど不味い!!あははははっ」


何だか恥ずかしくなってきて、喋りまくってしまう。片付けなんて頭からすっぽり抜け落ちてて、本当に後悔しだした。


「……確かに、、雛鳥丸ごと入ってる……鳥肉にいちご、マジか……」


ネットで食材とレシピを調べて、けっこう本格的なサムゲタンを作った。鳥の中に食材を入れて煮込むだけで、以外と簡単。チャンミンの帰りを待って一緒に食べようと思った。




でも食べたら、不味かった……。。



「でも本当に不味くて……高麗人参の味しかしなかったわ……もち米もパサパサだし。チャンミナ本当に料理上手いね、やっぱりすごい!」

「もち米って、水に浸すんでしたよね?」

「え、そうだっけ?やったかな?忘れた」

「ちょっとー食材勿体ないでしょうが!ちゃんと作り方確認しながらしましょうよ!」

「ごめん確かにっ!これさすがに食べれない!チャンミナ、捨てちゃうからそこどいて。あ、片付けもやるからお前自室でちょっと休んでて!」


慌てて棚からゴミ袋を取り出した。チャンミンと新しい思い出を作りたかったのに空回り。いいアイデアは色々思い付くんだけど、実践はなかなか難しい。


でもチャンミンの溜め息は聞こえないから、それだけで良しとした。次のアイデアを考えればいい。




「……見た目はあんま気にしないんで……いちごは別が良かったかも……。でもまあ、食べれなくはないんで、、」


「あー、そっかー。可愛いかなって思ったんだけどなぁ、、」







「……頂きます」


「へ?」


「食べる」


「は!!?いいっていいって!腹壊すって!」


「お腹は壊さないでしょ」


そう言ってコンロにガスを付けたチャンミン。


「……別に無理しなくても」

「ユノが初めて作ってくれたんでしょ?」

「……まあな」


温め直したサムゲタンを、チャンミンは「美味しくはない……」ってそれだけ言って、ひたすら食べてくれた。一羽まるごとのスープを平らげてくれた。


「いちごはさ、まだ山のようにあるから♪」

「……はいはい」







チャンミンって




優しいね











寝る時は二人で一緒に。喧嘩しててもそうじゃなくても。

俺たち、やっとここまできたね


「よし、明日は、、サイン会っっ!!」

「おぅ、気合入ってますね~」

「腱鞘炎(けんしょうえん)になりませんようにってな」

「あ~、、年寄りは気苦労が多いっすねぇ。同情しますわ」

「……その年寄りは誰の恋人だぁっ!」

「くくくっ、知りませーん♪」


俺をからかって笑うチャンミン。それに、癒されてる。頼ってる。


「ちょっとこっちおいで♪」

「尻を触るな~」


気まぐれな猫みたいに腕からするりと抜けるから捕まえたくなる。


「……明日さ」

「分かってます」

「うん。……何かあったとしても、笑っとけよ」

「クロッチョ。……どうする?……今日、暖め合っとく?」

「お前ね……」


優しくしたいのに煽るから、剥き出しの俺が暴かれる。


「……曲は?まだ聴こえる?」

「…………もういいじゃん、それは僕が悪かったですって」

「いや、、何かいいアイデア考えるから。な♪」









どれもが本物の自分で



チャンミンを手離せない







守るから、必ず















___C.side___








「……やっぱり僕が悪い人間に思える……」

「へ?」


ユノが料理を作ってくれた、初めて。ときどき料理を作るようになったから分かる。初めての料理がどれだけ大変か。

美味しくはなかったけど嬉しくて、「ありがとう」なんて言えないけど嬉しくて。


僕は身体で伝えようとする


未だに曲が何気ない時響いてきて吐き気がするけど、それでもユノに伝えたかった。
ユノはいろんなカタチで伝えてくれるのに、何だか僕だけヨコシマ。


「チャンドール?」


暗い僕を優しく笑って見つめてくるから眩しくて、僕はユノをまともに見れない。いつもだけど。

ユノの指が僕の頬をなぞる。





「だって、それがチャンミナの魅力だろ?悪くみえて、本当は優しい。知ってるよ?」



「……、、」





僕が悪い方向に考えると、ユノは良い方向に考える。僕はユノに押し上げられる。




こんな一言で、僕は有頂天になる







「あはは!チャンミナの目がキョロキョロして顔真っ赤~~♪見てて飽きないわ♪」


「……っ!やってない、なってない!」



恥ずかしくてまともにユノを見れなくて。

でも柔らかい視線を確かに感じて、僕は自分の両手に息を吹きかけて擦った後、髪を耳にかけてみる。

ユノの好きな仕草たち。


「ん?寒い?もっとくっつく?」

「うん」








ヨコシマで結構




だから何だってんだ











それでも、ユノの琴線全てに触れたい















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片割れ chap.7 #10














俺だってバカじゃないから、




チャンミンの不安が見えたよ











「あっ……と。。下から下から……!」


チャンミンにいつも注意される歯磨き粉の出し方。今までの癖で、また無意識に真ん中から出そうとしてた。慌てて持ちかえて端から出すと、手元が狂ってどばっと中身が落ちる。


「あぁ……まいっか」





「ちょっと!拭いて!」

「!居たの……」


鏡越しに俺の後ろからチャンミンが出てきて、心臓が少し縮まった。寝起きのチャンミンは寝惚けてるし、何だか恐い。


「僕が居ても居なくても拭いてよ、歯磨き粉溢れてるじゃん!」

「え、と……」


拭いてから歯みがきした方がいいのかな?

歯みがきしてから拭いても大丈夫?

一応下から歯磨き粉出そうとしたってアピールした方がいい?

てか、歯磨き粉くらい落ちても問題なくない?

チャンミンの小言を無視することになるのかな?


「…………」

「……止まってないで、拭くか歯ぁ磨くか何かしたら?」

「いや、今一気に色んな考えが浮かんできてな……?」


そうこう言ってる内にチャンミンが溜め息を吐きながら、洗面台にお湯をかけてスポンジで綺麗に歯磨き粉の跡を消した。


「気を付けてよ……」

「おー、ありがと」





リビングに戻ると、チャンミンはホテルを出る準備に忙しそうだった。まだけっこう時間あるはずなのに、本当にきっちりしてると思う。


「昨日は……すいませんでした」

「え」

「どうしようもないこと言って。僕だって彼女いたし本気で好きだったしお互い様だから気にしないで」

「……」


荷物を片付けるついでのように呟いて、そそくさ浴室へ入って行った。あー昨日のこと謝りたくて洗面台まで来てくれたのかってやっと分かって、何とかしたくて。





だけど、過去は、消せないから。

























シャワーを浴びてるチャンミンにドア越しに話しかけた。


「チャンミナー」

「なにー」

「『告白』歌ってみて、ここで聴くから」

「…………は?」


暫く待ってたけど、ずっと水飛沫の音しか聴こえない。

俺たちはお互いのことよく知ってる。「告白」はチャンミン作詞の歌。初めて付き合ってフラれてぼろぼろ泣いてた。別れても好きで好きでまた告白したいって気持ちで書いた曲。作詞してるの隣で見てたことだってある。


「おーい」

「……頭おかしいんじゃないの?」

「何お前、俺がいる限り歌わないつもりなの?じゃあ一生歌えないな?」

「ここで歌う必要ないだろ!あっち行け!出れない!」

「薄っぺらい付き合いじゃ続かないって言ったのチャンミナだろ?ちょっと聴かせてよ」

「……今は、、過去を振り返りたくないんですってば……!」


うん、分かるよ。
分かるんだけどな。


「歌って」

「…………」


シャワーの音でほとんど聴こえないほどの小さな声から始まったアカペラの「告白」。途中からヤケクソになったのか、声量全開にしてチャンミンが歌いだす。想いを紡ぐ。

確かに聴いてて辛い。痛い。痛い。どれだけチャンミンが彼女を好きだったか知ってる。痛いなぁ……。



だから……、、









「いい歌……」







いい歌なんだ。



チャンミンの想いと経験が乗って、チャンミンの震えるようで力強い、優しい声で奏でるチャンミンだけの歌。

誰かの救いになる歌

浴室から出てきたチャンミンの目は赤くなってた。バスタオルを差し出すとぶん取られた。


「……あんたがこんなドSなんて知りませんでしたわ……」

「え、知らなかった?俺EQ検査で支配力98%出たことあったじゃん」

「知ってるわ!!ってか、なんでこんな事させんの!?本当に意味が分かんない。人がせっかくユノの過去を忘れ去ろうとしてんのに……!」

「何で?それで忘れられんの?」

「飲み込むしかないでしょ!?過去なんだからどうしようもない!変えられない!」




俺、やっぱりバカなのかも



チャンミンに苦しい思いさせて






それでも、前へ






「それでちゃんと納得できんの?できねーだろうが、ちゃんと自分の過去も俺の過去も見ろよ。俺は過去のチャンミナも含めて、好きだから」

「強要させんな!!」

「過去がなかったら、あんないい歌作れないし歌えない。そしたら俺たちここまで来れてない」

「……」

「……あと悪いけど、強要させるからな。俺だって闘わなきゃいけないの。チャンミナがいないと困る。どこまでも連れてくから」







チャンミンとならできるって









俺ね、バカみたいに



信じてるから

















今回のアルバム宣伝は、過去最大の費用がかかってた。事務所やレコード会社のバックアップ。協賛会社とのCM契約。出演させてもらえる番組はできるだけ長く、何でもやるからってマネヒョンにお願いもした。当然話す量が増える、お互いのことを語る機会も増える。


「新曲とCD発売の告知だけじゃなくて、二人になったって事と俺たちのこともっと知ってもらおう!チャンスチャンス!」

「チャンミン!頼む!ユノのフォローを何とか!お前に懸かってる!」

「え?マネヒョン何言ってるの?だから俺も頑張るって♪ロングトークにゲーム対決とかクイズとか?大丈夫大丈夫、チャンミナ頑張ろう?」

「……。チャンミンすまん!頼む!!」

「あー、、大丈夫です。ユノヒョンはもうそのままが逆に面白いと思うし。空気は僕がカバーします」

「にゃははっ、ありがと!俺ダジャレとか自作ソングとか動物モノマネ得意だから任せて♪」

「チャ、チャンミン~……、、っ」

「ははっ……。ヒョン本当に頑張って下さいよー?」


チャンミンが消え入りそうに笑うのを見て、俺がやらなきゃって尚更思った。収録も受け答えする以外は何だか俺の影に隠れるように静かだった。




けれど、ときどき、本当に数秒だけど、


「ちょ…ユノ!ふっ」


俺の好きな笑い方で笑ってくれるから。




「あ」

「うん」

「だよね?」

「だな」


目を見るだけで、分かるから。








チャンミンとならできるって









俺ね、バカみたいに



信じてるから















「ユノ、今が勝負所だからな」

「はいよ」

「……これだけメディアと費用をかけて盛り上げていくからな、当然TOHOSINKIのアンチが騒ぎ出すぞ。過去のTOHOSINKI越えろよ」

「絶対できる、チャンミナがいれば」















チャンミン、消せないなら















二人で過去を





塗り変えよう

























亀更新申し訳ございません!!頑張ります!!!
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片割れ chap.7 #9

(注意)少しBL表現ございます、ちょっと胸が痛いです。ご注意下さい。ホミンホちゃんです。











煩い



うるさい



ウルサイ








熱いシャワーをかけても、激しい水飛沫を浴びても、頭の中で流れ続ける切ないR&Bが鬱陶しい。


「……っ、ううぅー……っ」


僕にだって過去がある。人生最大の大失恋をして皆に慰めてもらったことがある。今でも物思いにふける時がある。

分かってる、どうにもならない。自分のことは棚にあげて、分かってるんだけど。


どうにもならないのに、嫌だ

すっごい、嫌だ


「あぁ……、もうっ!……止まれっ!!」


浴室の壁に頭を着いて、熱湯に近いお湯を背中に浴び続けた。







ユノのすべてが欲しい







何時までたっても消せなくて、諦めてそのまま浴室を出た。すぐに脱ぐ予定のルームウェアもちゃんと着て寝室に入る。ユノは仰向けの格好でゲームに夢中だった。すでにバスローブがはだけてパンツまで見えてる。


「あー、さっぱりしたぁ」

「お疲れー」

「お疲れ様でーす」


ユノが端に詰めてくれた。僕は隣に寝そべって、ユノの横顔を改めて見た。


モテるんだよなぁ、この人は……


別にモテたいわけじゃないけど、ユノは桁が違う。誰でも懐に入れてちゃうから皆つけあがって、ちょっと恐いくらい惚れられる。


「ゲームどこまでいけたの?」

「……んー」

「ユノ聞いてる?」

「……もうちょっとで……クリア」


だから優しいだけじゃ、不安になる。誰にでも優しくするんだから、この人は。


「チャンミナ、なんか今日おかしくない?」


ユノの半開きの口が綺麗に動く。


「おーい、聞いてる?」

「はいはい」

「おかしくないかって、今日」

「普通でしょ」


僕の知ってる限り、ユノが遊んだことなんて一度もない。真剣に誠実に付き合ってた。付き合ってもほとんど会わずに電話ばっかしてた。


「……クリアー!終わったー!」

「良かったっすねー、Bランクだけど」


忙しくて寝る時間もほとんどないのに電話してた。しょっちゅう電話しながら寝てた。でも彼女に限ったことじゃない。他の友達にだって、そうやって電話してた。


「よっ!」

「……投げたら壊れるって」


iPadを空いてる方のベットへ投げて、ユノが僕の額にキスをした。照明を暗くしてバスローブを脱ぐユノにどきっとする。上半身なんて見慣れてるけど、これから始まるなって感じにどきっとする。


「うりゃ!」

「ぐえ!重っ!」


背中に乗り掛かられて重くて。でもぎゅっと抱き締められるから退けてほしくない。


「本当に大丈夫?」


耳元にユノの息と声。


「……やっぱ止めよっかなぁ~」

「えー!!」

「あははははっ」







言えないよ



ユノの過去まで欲しいなんて







「だめ。逃がさない」


「……っ」





耳を甘噛みされるから一気に高鳴る。ぺろんっと舐められるから一気に興奮する。


「脱いで……」


もう逆らえない。

背中に乗った重さから開放されて、自分でTシャツを脱いだ。下は纏めてユノに脱がされる。生まれたまんま。仰向けになるとユノのキスが落ちてきた。


「ん……」






















あのコともシたんだよね






















「……チャンミナ?」


「いや、……大丈夫」











最悪









最悪の想像が浮かんでしまった。









「……。ユノ、……もっとキス」

「うん」


舌を入ってきて気持ち良い。ユノの舌を緩く吸って絡めて。離れて舌と舌で舐め合って、また深いキスをした。










あのコともこんな風にキスした、よね







「…………」





ユノの唇が僕の唇を離れて顎に、首に、鎖骨にゆっくり何度も触れて舐めて。











やば、い…………








曲が聴こえる










「ユノ!」


「え?」



「……上に乗っからせて」


急いでユノとポジションを変えて、ユノの体を舐めた。喉とか肩とかとにかく隙間なく舐めて、綺麗な指もくわえた。




どうなんだろう……

あのコもこういうこと、したの、かな












「ちょ……、チャンミナ。俺もやらせて」

「今日僕がする……」

「……俺だけされるの、なんかあんまり好きじゃないんだけど……」

「やらせて」

「…………ふぅ、、」



ユノが溜め息をついたのが分かったけど、それどころじゃない。







耳鳴りがするほど頭にがんがん響く曲



切なくて苦しくて、想いが溢れて苦しいって曲調の「With Me」


ユノがどれだけあのコのこと好きだったか、知ってる。








ユノの陰部まできて、


「……」


躊躇った。





絶対コレしてる……、、



でもやらないと負けた気がする




ユノの反り上がった竿を口に含んで一生懸命吸って舐めて扱いて誰よりも気持ち良くなってもらいたくて。


「ふ…っ…」

「……ユノ気持ちいい?」

「スゴイいい……っ」










あのコもこうやってユノの……











吐きそう







聴こえる、過去の思い出が……








「チャンミナ、もう、……っ、いいから!交代して」

「もう挿れて……」

「は!?」

「いいから」

「……お前どうしたの?」

「早く」

「……ちょっと待って……」

「強引な方がいい!」







吐きそう









ユノが本当に渋々って感じでローションを出して指に絡めた。


「もう指なくていい」

「……チャンミナ、ちょっとだけ後ろ触らせて?」

「もういいって……」

「……」


突然ユノが僕の尻を掴んで、片方の指を挿れてきた。息が止まりそうになる。


「……っ……、、、」

「……たぶん初めての時より固い、無理。今日やめよ」

「……、、ごめ……抜、いて……っ」

「……抜いたらちゃんと言えよ」

「……っ」

「言えよ」




吐きそう。なんでだろう。





ユノはちゃんと目の前にいるのに



僕はちゃんとユノの前にいるのに










「ちゃんと言ってチャンミナ、お願いだから……」

「……元カノさんとの思い出がちらついてしょうがない……」

「え??」

「……僕たち、何で今まで気付かなかったんだろ……」

「……」


お互い初めてだったら過去もなかった。お互いの気持ちに気付いてたら、詳しくお互いの彼女のことなんて話さなかった。

僕はユノとあのプリクラの女の子のことを知りすぎてる。

「With Me」はユノが彼女とケンカしてる時に聴こえてきた曲。結局フラれてユノは傷付いた。すごく傷付いてた。だからこれが思い出の曲になった。


「……今日聞こえた『With Me』が頭から離れない……どれだけ好きだったか昔散々聞きましたからね……どうしようもない……」


「……そういうこと」


「……そういうこと」













ソウイウコト












ユノはチャンミンの受け手としての初めての人です。初めての人の過去って、気になって傷付いた経験ありませんか?
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片割れ chap.7 #8










ちゃんと見て





ユノの隣にいるのは僕









「チャンミン、今が勝負所だからな」


マネヒョンの言葉が重い。


「……ですね」


ふいにショッピングや飲みに行きたくなると、いつもマネヒョンに付いてきてもらう。一人で行けないのは仕方ない事だから、いつの間にか素直に弱音や愚痴を言えるようになったのは自然の流れ。

今夜も溢さずにはいれなかった。
今夜のビールも美味い。美味いけど、……苦い。


「まだ事情をよく理解できてないペンが多すぎるんだ。でもチャンミンなら大丈夫、もう十分ユノと釣り合ってる。自信持っていけよ」

「……そうかな?未だにそう思ってない人が多い気する……」

「そういう人達を納得させろ、ユノの隣はやっぱりチャンミンだって振り向かせろ。 しばらく露出度の高い衣装でいくぞ、 成長したお前を見てもらえ」

「頑張ってはいますけどね」

「……それとも何か?またカップリング営業するか?ユノにあからさまに甘えてみたり意味深な言葉でも発言してみるか?認められやすいぞ、アンチも増えそうだけど。がははははっ」


僕の性格を分かりきってるマネヒョンが、嫌味な煽りをしてビールを飲み干した。

死んでもやりたくないし、死んでもやれない


「絶対嫌ですよ!!やれるか!」

「じゃあどうすんだよ」

「…………パフォーマンス」

「そういう事だろ。自信持て、ユノの隣で本当によくやってる。特に最近色気も出てきて新しいペンも増えてる、これは本当だから」

「色気……」

「いや本当に。……なんで突然?」


じっと見詰められて、言いたいことが分かってしまった。動揺を隠したくて、ジョッキに口を付ける。

落ち着け、飲み干してからでも変じゃない


「ぷーっ、うま!スキンケア気ぃ使ってますもん、当たり前でーす♪」

「……それにしては肌艶が良すぎて………チャンミン、プライベートは任すけど、、スキャンダルは止めてくれよ……」

「……ないない、大丈夫」

「本当?決まりだと思ってたんだけどな?」

「オシャレにも目覚めたんです」

「あははは!」







ユノにも絶対言えないけど、



踊る時、意識するようになった。






指先から足先まで


骨盤の動き


表情





ユノとベットの上にいる時みたいに。





溢れる気持ちでユノに触れる指先

足先までキスされて伝わる気持ち




ユノのリズムに合わせる腰




気持ち良くて緩む顔








ユノはもう僕のものだから









ちゃんと見て















「チャンミナ?何考えてる?大丈夫か?」


ユノが何気無く手の甲に触れて覗き込んでくる。


「……別に。寒いだけ」


今日は慶州。リハーサルで外気に触れるともう寒いくらい。日ごとに違う場所や国へ行くから、暑かったり涼しかったり寒かったり。

野外コンサートのゲスト出演の前に、まずは会場外でプレス撮影を終えた。ユノの背中をぼんやり見ながら楽屋へ歩き出す。広い背中が羨ましい、僕は撫で肩で頼りなく見えるから。


「確かに。昨日のソウルはそんな寒くなかったのにな?」

「昨日は北京だったでしょ。しかもほぼ室内だったじゃん」

「あ、そか」

「今日の気温八度だって。僕らの出番は遅いからもっと寒くなりそう、嫌だぁ!」

「空気が澄んで星が綺麗に見えそう」

「……あ~、、ユノペンに比べて僕の比率は少ないから心まで寒くなりそうですよぉ~」


僕は明るくマイナスのことを言う。


「何言ってんの?TOHOSINKIのペン全員がチャンミナのペンで俺のペンでいてくれるだろ?」


ユノは真面目にプラスのことを言う。


「……、、なるほど。ユノは……」

「ん?」


振り返ったユノを見てやっぱり思う。
純粋な人だなぁって。


「狡いよね。僕が悪いこと言うと、ユノは必ず優しいことを言うから。僕が悪い人間に思える」


本当のことなのに。

自分で言って自分で落ち込む。



僕はマイナス、ユノはプラス



ユノは目を見開いてキラキラ笑う。

寒空の中、ユノだけ光輝く。太陽がユノだけに射して、髪の色が変わっていく。





「あっはっはっは!大丈夫だよ、チャンド~ラ♪」

「…………」


僕にとっては全然笑える話じゃなかったんだけど、話を流すことにした。これ以上墓穴掘って落ち込むことない。


「……ユノこそ大丈夫なの?寒くない?」

「全然」

「さっきコート、マネヒョンに渡しっ放しだったけど」

「あ、そうだったわ」

「はい、取りに行ってー」

「はいはーい」


軽快な後ろ姿のユノを見送りながら思う。



ユノに甘えて、すがって、「本当は大丈夫じゃない、過去が辛くて悔しい」なんて、死んでも言えないし、死んでも言いたくない。


これは僕の問題だから。













でも








「あ……」







悪いことって続くよね










「お」



「この曲……」







それまで全く気にもしてなかった。とりとめもなくランダムに会場外のスピーカーから流れてる、過去のヒットソングのことなんて。


イントロで僕は動けなくなった。
背中を向けてるユノも立ち止まった。

ユノから目が離せない。

嫌な予感。ユノの顔を見たくない。でも、見たい。まずい。見てみたい。見て良いことなんて一欠片もないのに。









「……これ『With Me』だね?ユノ」






昔、ユノに思い出の曲だって散々語られた。挙げ句に無理矢理カラオケに連れて行かれて、嫌と言うほどコーラスに入らされた。

何度も、何度も。







振り向いたユノは微笑んだ、にっこりと。




「懐かしいな、よく歌ったよな?」

「……ですよねぇ」

「寒いんならお前先戻ってて。すぐに追いつく」


ユノはそれから関係者ブースに姿を消した。



たったそれだけ。些細なこと。

ユノは過去を懐かしんだ。自然なことだけど。


だけど……、、




無茶なことだけど、











せめて今の僕の前では過去へ振り返らないで欲しかった。カメラも回ってないのに。










過去のメンバー


過去の恋






過去、カコ




また、カコ





そこから動けないまま、視覚だけは生きてて。金縛りってこんな感じなんだろうなってアホみたいな事分析した。分析?いや、どうでもいいこと考えようとしただけ。



じゃないと……、、






「あれ、チャンミナまだいたの?行くぞ」


「……は、い……」






どうしよう




カコに飲み込まれそう……





楽屋で出番待ちしてても、「With Me」が頭の中にかかって終わらなくて。ひたすら僕は親指と薬指で左右のこめかみを押して揉み続けた。幻聴がウルサイ。

それどころか、曲と一緒に当時見せられたプリクラの残像まで浮かんで離れない。僕はそのプリクラに写ってる女の子に電話口で何度か話したことがあった。ユノがよく電話してたから。

その人は、ユノの初体験の恋人だった。




「お前本当にどうした?頭痛いの?」

「ユノ」

「大丈夫か?」

「今日ホテル戻ったら、……セックスしよ」

「……」

「…………イヤ?」

「チャンミナ格好良いね……」

「……そんなんじゃない……」










馬鹿げてる




ユノの過去さえ欲しいなんて












チャンミンってたぶん色々悩んで考えたんだろうなと考えてたらうまく書けずお休みになっていました。何回も書き直してこれです、すいませんです……。待って頂いてた方本当に申し訳ありません。そして、また来て下さってありがとうございます。
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決して一人にはしないから









こんにちはー、りょうです。


いつも小さなブログにお越し下さりありがとうございます




ところで先日「FEEL」へ行きました❗
(↑今更!?)

楽しかったです~~⤴⤴⤴

この後、新大久保に行って、「東方神起のDVDを流してくれるんだったらランチ入ってもいいよ💕」というヤクザまがいの交渉をお店の方としまして、サムゲタン鍋をビール飲みながら堪能しました🎵(*´∀`)♪




「FEEL」で展示されてた衣装なんですけど、、、





分かります??








「ユンホ」って書いてある❤❤❤


こうやって日本語で、しかもカタカナ表記で二人の衣装の名着けしてるんだなぁって感心しました。



チャンミンも撮ろうとしたんですけど、警備の方に「それ以上近付かないで下さい!!(ケガれるだろ!って心の声までばっちり聞こえました……涙)」と言われてしまい、駄目でした。

ごめんなさい。。





あと、フェチの質問には、、、







うん…………、、






告白かい??

(注:すいません、トラシカ号の管理人相当腐っております。ご乗車には十分お気をつけ下さい)







で、こうやって色々なものを見ててですね。私もリアルホミンホを素人ながら書いていて、自分なりに調べるんですけど。




ただ、ただ、




本当に凄い二人だなと





思います。








皆さん、よーくご存知ですが。。






かわいい❤😆


ここから一気にスターダムを駆けあがって~












(ねぇ、泣き顔が綺麗ってどういう事!?おかしいでしょ!?やっぱ大天使様なんですね……そうなんですね、オッケー、分かりました)











か~~ら~~の~~、、


見たくない方は高速スクロールで!!!

























と、いう事になり…………、、






私もさらっとしか調べられませんでした。





エグ過ぎて吐き気と目眩に襲われまして……



とにかく、



事件とか事故を起こしたわけじゃない。

言い方悪いですけど、

ただの人気グループのアイドル二人が、、













ぶっ叩かれます

もうめちゃくちゃです

戦犯扱いです

















はい、いいですよ~スクロールされた方、ここからお戻りくださ~い♪







明日すら見えない、暗闇から










二人でやれるかな?


やれるよね?












二人なら絶対できる









大丈夫だから










楽しもう

二人で笑いながら








笑いながら









苦しい時はお互いを信じて













❤❤❤ハレルヤ!!!❤❤❤







あ、あれ、おかしい……

真面目に書いてたつもりなのに


気付いたら








ホミンホの世界に……❤




おっかしぃ~でっすね~ぃ、それはアナタの目が腐ってるから~でっすね~?










もう、それでいい!!!
←大丈夫か?








と、いうことで、

(ええ、ええ、まとまっておりませんですとも)




もしかしたら、こういう言葉を交わし合ってたんじゃないかな?とか、こういう事があったんじゃないかな?とか、楽しみながらこのブログを読んで頂ければ嬉しいなーと思ってます。


今日も誰か様の暇潰しになりますように❗





それではっ!






東方神起号、しゅっぱーつ!!!







そしていつも、ポチを押して頂いたりコメントを下さりありがとうございます。本当に励みになります。

(「FEEL」展示以外の画像内、お借りしました)

お時間あれば、これからも是非応援して下さい♪
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片割れ chap.7 #7

(注意)二人になる前の過去に囚われます。ごめんなさい、元メンのマイナス描写が弱冠出てきます。オルペンの方、注意、または、バックをお願い致します。












___Y.side___










真面目過ぎて面白くない、空気読めないって言われる。忘れ物番長だし、言ったこと言われたこと、全然覚えてなかったり。


「ユノさんは、女性がどんな料理が上手だったら惚れちゃいますか?」

「僕が個人的に好きなのはぁ、スパゲッティのカルボナーラが好きなので」

「へー、そうなんですか!」

「でも大切なのは、料理っていうよりは、料理を作る姿がいいんじゃないかなって思います♪」

「百点の回答だね、ユノさん!そうですよね、味じゃないと!」

「はい♪」


日本で歌番組の事前収録に参加した。自分でも満足できる日本語インタビューの受け答え、パフォーマンス。

二人のアルバムが秋に発売されて、日本での活動が続いてた。


「こぉぅらぁぁああ!」

「へ??」


楽屋に戻るやいなや、後ろから恐ろしい声音が聞こえてきて戸惑う。長期戦になりそうな気がしてひとまずソファに腰を下ろした。チャンミンは目の前に仁王立ちして。長身だから迫力ある。


「……チャンミナ、、どうした……?」

「あんたさっきのインタビュー、どうすんの?マズイでしょ、あれは!」

「へ?」


意味が分からない。周りの反応も悪くなかった。


「……なんでカルボナーラって答えちゃったんすか……あんた前チゲが好きって答えてたじゃん」

「え、だってチャンミナが初めて作ってくれたやつで美味しかったから。今はカルボナーラが一番♪」

「……っ、じゃなくてぇぇええ!!」

「……ふえ」


とにかくチャンミンの機嫌が悪い。こういう時は、黙って聞くに限る……。


「僕、年明けの日本の番組でカルボナーラ習ったって答えたことありますよ?ユノは僕の料理を食べたいって答えてた」

「そうだっけ?」

「そうですよ!」

「……で?」

「はい!?」

「いや、だから何なのかなって……」

「……分かんない?」

「さあ?」


チャンミンから深い溜め息が漏れた、というより思いっきり吐き出された。チャンミンは思慮深くて、俺が気付かないこともよく見てる。


「……勘繰られますよ、僕たちの関係」

「はあ!?全然大丈夫だろ?一緒に住んでるんだし、カルボナーラ作ってもらったのもおかしくないだろ??それに皆もう覚えてないって♪」


何よりチャンミンの料理を挙げたかった。料理を作ってくれる後ろ姿に感動したから。チャンミンを守るために隠すものは絶対隠し通すけど、必要ないところで嘘はつきたくない。


「あ~~ユノは僕より二つも!年取ってるんで知らないかもしれないけど!今はYouTubeという便利な動画サイトがあるんですよー。昔の映像も簡単に観れるんですよー?」

「二つしか違くない……って、知ってるわ!!そんな事言ったら、昨日俺が好きな仕草聞かれた時、チャンミナだって『私、どう?』ってめっちゃ可愛く言ったじゃん。あれだって十分おかしいだろ!」

「それはユノがあまりにつまらない答えばっか言うからでしょ!?普通に答えてどうすんの。ユーモアユーモア!空気読んで!」

「……空気、俺の苦手な……」

「……ユノは化石みたいに昔から変わらないから……無理か……」

「でもお前と二人しかいないからな。頑張らないとな」

「……そう、もう二人だからね?」


珍しく真っ直ぐ俺を見つめるチャンミンが格好良くて。


「……チャンミナちょっとドアの鍵閉めて」

「……なんで」

「いいから」

「……」


チャンミンが黙りこくって楽屋のドアに鍵を掛けた。手招きしてソファの隣に座らせて、ひたすらチャンミンの頭を撫でた。


「……これのために鍵かけたの?」

「そうだよ。絶対守るから」

「……」

「今は無理だけどさ、来年あたりからバラエティも出てみようか?俺すっごい面白くなるかもよ?」

「やめて下さい。ユノの人生が終わってしまう」

「あはーはーはー!やっぱチャンミナの方が面白くできるか♪」



「……とにかく、トンペンは覚えてますよ……」

「そうだな、気を付けないとな。悪い」









トンペンは覚えてる。

再始動の前、最後のアルバム発売から(空白期間が)二年三カ月。そこから俺たち二人で再始動して十カ月、色んな応援をもらって色んな声をもらった。










昔、


俺たちは


二人じゃなかった








___C.side___







昔、


僕たちは


二人じゃなかった












ユノは僕のものだ

僕はユノのもの



僕たちは日本での活動以外でも、海外フェスティバルの出演やファンミーティングのために各国を周る。

ペンと目を合わせて話す、感謝の気持ちを伝える。それは僕たちが希望していたことであり、また過去のシガラミを見せつけられる事だった。

カップリングという名のシガラミ。



「TOHOSINKI~~!!!」

「ユノーー!!!」

「ユーーノーー!!!!」

「チャンミーン!!」

「ユノ・ユノ!!!」

「シム、チャンミ~ン!!」


ユノの人気はどの国でも絶大。

一見男らしい顔の中に繊細で官能的なパーツ。誰よりも顔が小さいから、スタイルが飛び抜けて抜群に良く見える。のに、妖美な筋肉。そんな肉体が唯一無二の完璧なダンスを踊れば、誰だって魅せられる。




アジアのカリスマ

ユノ・ユノ





僕自身が見惚れるんだから仕方ない。

観客と対面で、舞台の上でトークすると、ダイレクトに伝わる。ユノがお茶目に口を尖らせるだけで悲鳴。上を見上げて考えこむだけで悲鳴。パフォーマンスが始まると気絶して運ばれる人もいた。


ユノは格好良い

ユノは可愛い

ユノは自慢のメンバー

ユノは僕のもの

僕はユノのもの









「チャンミーン!!こっち見てーー!!!」


気を付けてても反射的に目線を向けてしまう。

「ユノ&□□□□LOVE」の、僕の名前なんて書かれていないプラカードを掲げて笑っている人がいる。


「……」


分かってた事だけど。





他のメンバーに未練なんてない。
ただ、ユノの隣に僕じゃない元メンバーの名前が書かれている現実、希望、嘆願。

昔、TOHOSINKIのメンバーの二人を合わせてカップルにしてペンに楽しんでもらってた。ユノと僕は一番人気のないカップルだった。でも気にしなかった。だって本当の恋人じゃない。ゲイじゃない。





でも今、ユノは






たった一人のメンバーで



僕の人生を駆けた恋人だから







































つらかった



















チャンミンが好き過ぎて私がつらいです……。ユノさんはなんか、真っ直ぐ過ぎて気付いてないトコロは本当に分からない人ってイメージがあるので。←本当にユノペンか?
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片割れ chap.7 #6












チャンミニヒョンの宿舎で、楽しく飲んでた。いい気分だった。しかもなかなか飲めない赤ワインまであって、ますます盛り上がる。


「美味しい!!!『オーパスワン』なんて贅沢!しかも二本も!チャンミニヒョン、これペンからの贈り物ですか?」

「いや、ユノヒョンが家飲みするんなら何かいいの準備しとけって買ってくれたんだ。ミノに話したいことがあるから特別に」

「話したいことですか?」

「チャンミニお前……ねだったんじゃないだろな……」

「違うわ!!こういう時は譲らない人だから!」


キュヒョニヒョンとチャンミニヒョンが楽しそうに騒いでて、なんか面白い事なのかなってワクワクしながら次の言葉を待ってたから、チャンミニヒョンの告白で顎が外れそうになってしまった。


「う……そ……、、チャンミニヒョン……」

「ミノ……」

「……キュヒョニヒョンは知ってたんですか?」

「俺も最近知った。てか気付いたんだけど」

「…………」

「ミノ……嫌な気分にしたんならごめんな?やっぱ、気持ち悪い……よな」

「いや……それは……」


気持ち悪いとか清々しくとかって問題じゃない。

優しくて、楽しくて、尊敬して、格好良くって、大好きな大好きなチャンミニヒョン。キュヒョニヒョンとも固い友情で結ばれてるけど、正直、僕が一番可愛がられてる自信があった。


「とりあえず……飲もうぜ。ユノヒョンとチャンミニの宿舎だし、今日はとことん呑んだら帰ろう」

「……はい」

「あ、でもマネヒョンの部屋もあるし。今日はいないから使って大丈夫だよ」

「……はい」


キュヒョニヒョンが僕のワイングラスにオーパスワンをまた注いでくれた。本来なら僕がヒョン達に注がないといけないのに、手が動かない。


「すいません、その……チャンミニヒョンはユノヒョンのこと、尊敬はしてるでしょうけどあくまでメンバーとしてだけって、、思ってたんで……ごめんなさい、すごい失礼な事言ってますか、僕……」

「いや、いいよ……。そりゃそうだよ」

「おい、ミノ。別にチャンミニが別人になるわけじゃないんだから……。チャンミニはチャンミニだろ?これからも変わらないよ、何も」

「……だって……」


だってなんか……、、


「……ヒョンを捕られた気分なんですもんっ。ちょっと寂しいっていうか~~!」

「あ~……それはなんか分かる気がする」

「はあ?キュヒョナまで何言い出してんだ、ったく、ははっ」


悔しい。確かにユノヒョンは格好良い。格好良すぎて近寄れないくらい格好良い。人気もある。実績もある。女でも男でも惚れちゃう人だと思う。いつもチャンミニヒョンを守ってた。だけどチャンミニヒョンはユノヒョンよりギュラインといる時の方が楽しそうだと思う。


「まさかユノヒョンから強引に……とかじゃないですよね?」

「ミノ……違うよ?」

「……そうですか、じゃあ、いいですけど……」


チャンミニヒョンが『そんな風に言われて傷付いたよ』って顔で寂しそうに薄く笑うから、それ以上追及できなくなる。

でも僕はチャンミニヒョンが大好きだから。もちろんヒョンとしての愛だけど、もしチャンミニヒョンにお願いされたら付き合えるかも。そのくらいの愛。そのくらい人として大好きなチャンミニヒョン。

とりあえず、注がれたワインを飲み干した。


「……やっぱ、うま。。」

「良かった……」


今の僕じゃ、こんなワインぽんと買えないけど……。


「……僕だって、ですよ……」

「え?」

「僕だってチャンミニヒョンとだったら付き合えるくらい大好きなんですからね!!」

「あっはっはっはっはっ!!僕も大好きだよミノ!!サランヘ~♪♪」


ほらね。

チャンミニヒョンがいつもの腹の底から出す大笑いで僕を抱き締めてくれた。僕も抱き締め返す。

チャンミニヒョンだって僕のこと好きなんだ。もしかしてチャンミニヒョンと僕が付き合う可能性だってあったんじゃないの?

男同士でなんて考えたことなかったけど、男だったらチャンミニヒョンがいい。




男を選ぶんなら、僕を選んで欲しかった……。



「……チャンミニヒョン、僕って選択肢もありますけど?」

「あっはっはっはっはっ!!!」

「ミノ止めとけ~、こいつユノヒョンにマンションも車も買わせてるんだぞ~悪魔だぞ~」

「え!!??」

「ばっ…、キュヒョナ!!いい加減なこと言うなよ!!ミノ、嘘だから……」

「……はあ」

「半分は本当だろ」

「キュ~ヒョ~ナ~っ!!ミノ、それは本当に違うから……ユノヒョンがご両親に贈ったもので、そこに少し僕との事が絡んでるだけだから……」

「……はあ」


そこまでやる、か?
僕は……さすがに、そこまでは……


「あ、ごめん。ユノヒョンから電話だ。ちょっといい?」

「いいよーここで話せ、面白いから」

「お前最低だな!いいよ、隠すことはもうないし…………アンニョ~ユノヒョ~ン!」


めちゃくちゃ明るいトーンでチャンミニヒョンがユノヒョンと電話しだした。

これって恋人って感じじゃないだろ?
ヒョンとマンネでしょ、やっぱり……。

キュヒョニヒョンに小さく話しかける。


「キュヒョニヒョン……本当ですか?二人……」

「……だろ」

「……」

「寂しいけど、俺らしか応援できないんだから。な?」

「……でも全然付き合ってる感じじゃないっすよ……」


二人でチャンミニヒョンを見た。


「えぇ~頂いてますよぉー!めちゃくちゃ美味い!!あざーっす!!」


酔っ払いだしてるチャンミニヒョン。


「……キュヒョニヒョン」

「……あれは、、酔ってるな……」

「酔ってたとしても甘い雰囲気なんか微塵もないですけど……」



「ええ!?……うん……うん……うーん、、どうしようかなぁ………………なぁーんてね!!絶対嫌です!!!お断りーっ!!」

「……」「……」

「はあ!?入れるわけないでしょ!?無理無理!!僕がヤダ!!!」

「……」「……」

「じゃあ、もう切りますよ!…………ん、大丈夫、ちゃんと待ってるからユノ」

「お……」「あ……」


最後に微かな甘さ。


「ごめんなー?なんかアホみたいな事言い出すからあの人ー」

「どしたんすか?」




二人ってどんな恋人?




「ボトルもう空いたんだったら買って帰るから、皆で一緒に飲もうってー、嫌だよね~♪」

「ああ……ユノヒョン……

「お前他にも断ってなかった?」

「それでー、ユノもギュライン入りたいって言い出したから絶対嫌って言ったぁ♪だって嫌だろ?ここにユノいたら!あはは~♪でもそろそろ帰ってくるってー」

「……あの断り方はカワイソウ……なんか、、チャンミニヒョンが振り回してるんですか?」

「あっはっはっはっはっ!!!さあ、呑もう!!!」

「お前うるせーって。もうそろそろタクシー呼ぶわ」

「お、お!?泊まってけ、パボっ」

「さっきユノヒョン帰るって言ってたろ!チャンミニは精々怒られろ!」

「あっはっはっはっはっ!!」


ひたすら大笑いのチャンミニヒョンは、一人でどぼどぼワインを継ぎ足して飲んでる。目を細めながら味わってるけど、美味しさなんてもう分かんないはず。


「……ダメですね、こりゃ」

「悪い、ミノ。タクシー呼んで。魔王がくるぞ……」

「……すぐ呼びます」


でも本当に本当なの??

二人には切っても離せない絆があるのは分かる。でも恋人っぽくない。確かにチャンミニヒョンは女性的な顔立ちだけど、中身はちゃんと男らしい。プライベートは特にそう感じる。ギュラインで飲んでる時だって、ヒョンだし頼りがいあるし、可愛いなんて感じたことない。むしろユノヒョンの方がまっすぐ過ぎて危うい感じ。二人は親子のような兄弟のような繋がりのはずなのに。







「……僕やっぱ泊まろうかな」

「ミノ~!!サランヘ~♪♪」


チャンミニヒョンはさっきから上機嫌。僕の肩を抱いて思いっきり揺さぶるから、酔いが回りそう。細見だけど鍛えてるから力は半端ない。


「止めとけって。行くぞ」

「お、いらっしゃい♪」


振り向くと黒のトレンチコートに黒ズボンのユノヒョンがリビングにもう入ってた。全身黒ずぐめで、今夜のユノヒョンは本当に魔王に見える。寒気がして、思わずチャンミニヒョンの腕を引き剥がした。


「ユノヒョン!お疲れ様です!」

「お疲れ様です!!」

「おかえり~♪」

「すいません、もう帰りますんで!」
「すいません、もう帰りますんで!」


キュヒョニヒョンと声が自然にハモった。自然に声が出た。


「ええ!?ミノ言ってること違うーーっ」

「へ?もっといろよ?泊まれば?」

「いいえ!」「いいえ!」


そりゃそうなる。


「オーパスワンありがとうございました、俺たちタクシーも呼んじゃったんでそろそろ出ます」

「そっか。気にしないでな?美味しく飲めたなら良かった♪ミノーちょっとおいでー」


この人の言葉には誰も逆らえない。ユノヒョンがキッチンの台所へもたれ掛かって、僕はただ近くに寄って突っ立つことしかできない。


「チャンミナから聞いた?」

「あ、……はい」

「お前のヒョンなのにごめんな?俺がしつこくて強引で、チャンミナが折れてくれた感じだから……」

「え??」


チャンミニヒョンがさっき言ってたことと違う。


「だからあのコのことは気持ち悪いとかって目では見ないであげて。ミノだからちゃんと言いたかったんだと思うし。今まで通りにしてあげてな?」

「……それは、……はい、もちろん」

「なんかあったら、俺にも教えてね?」

「……はい」






チャンミニヒョンは

優しい人だから




ユノヒョンに流された……?





だったら助けるべきじゃない?








「…………」

「ミノ、行くぞ!」

「玄関まで送ってくね♪」

「え~~キュヒョナもミノも裏切り者~~っ」


四人で玄関までバタバタ移動して、ユノヒョンとチャンミニヒョンに見送られる。酔ってふわふわのチャンミニヒョンはユノヒョンの肩に腕を落としてるけど、ただのメンバーだってする動作。


「お邪魔しましたー」

「どうも、ありがとうございました……」

「またねー♪」「またねー♪」


並んで手を振る二人はただの兄弟だろ、普通の……。

僕がチャンミニヒョンと付き合ったら、もっといい感じになると思う。少なくともチャンミニヒョンにあんな一緒に飲みたくないとか言われない。皆で飲んだり遊んだり、楽しい関係になるはず。


「…………」



キュヒョニヒョンが外に出て、僕も後に続いた。








……やっぱ、僕の方がいいんじゃない?


















振り向くと玄関のドアが閉まりだしていた。









咄嗟に僕が手を伸ばすと、ドアをギリギリの隙間で掴まえられた。











そのドアを開けて




















すいません、やっぱ僕泊まります!














言ったつもりだった













んだけど、声に出てなかった。











初めは、後ろ向きのチャンミニヒョンの少し傾いた後頭部だけ見えた。次にチャンミニヒョンの両手が見えて、その手は前向きのユノヒョンの顔を挟んでる。二人は向かい合って重なってた。ユノヒョンも少し傾いて、目を瞑ってる。チャンミニヒョンを抱き締めながら。

































キスしてた
















「ユノ……」









今まで聞いたことのない


高くも低くもない柔らかい






甘いチャンミニヒョンの声








覗き見る僕は、目を開いたユノヒョンと目があった。






ユノヒョンの目だけが三日月のカーブを作って、チャンミニヒョンを抱き締めてた右手をそっと上げて……






















『バイバイ』
























僕は音を出さずにドアを締める、それだけだった。僕にできることは。汗が噴き出してた。


「ミノー?何やってんだ?顔赤いけど酔ったか?」


エレベーターのある場所から戻ってきてくれたキュヒョニヒョンに、僕は意味不明なことばかり言った。でもそれが、僕が二人を垣間見た真実そのものだった。


「…………えっろ……、オーラがエロすぎ……っ、、あの二人……」

「は??」

「完璧……」

「はあ?」

「完璧なカタチ……」

「……やべーな、ミノもべろべろか今日は……」







パズルのピースがみっちりはまった


一枚の美しい絵だった






















完璧な恋人だった
















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片割れ chap.7 #5








___C.side___










ユノと触れ合う箇所が


分からなくなる時がある




熱くもなく寒くもない。溶け合っているような一つになっているような。羊水の中に浸っていた記憶が還ってくるような。





不思議だね






ねぇ、ユノ











宿舎に一人でいると、途端に寒気がして寂しくなる。ヘッドフォンをつけて、手には缶ビールを抱えてベランダに出た。僕の厳選したお気に入りの切ないバラード曲が鼓膜を震わせて、切なさが込み上げる。


「夏も終わりかぁ……」


ユノは夏が一番似合う。夏が一番似合うのはユノ。熱くて激しくて、燃え上がる心。燃え上がる身体。

暑くて堪らない日々が少しずつ過ごしやすくなってきて、頬を撫でる風に冷たさを感じる。秋の気配が近付いてきた。

ユノの季節が過ぎようとしてる。


「はあぁぁぁ~~…………」


腹の底から溜め息をつく。
切ない。寂しい。

今ここに貴方はいない。

恋は人を詩人にすると言うけれど、今の僕なら確かにいい作詞ができる気がする。次のアルバム用の詞でも考えようか……。


「……はぁぁぁぁ~~……」


切ない。切ない。
ユノがいない。寂しい。
寂しい。


この息も苦しい想いをどうにか落ち着かせながら、缶のプルタブを開けて、胸いっぱい染み渡るようビールを一気に飲み干す。






「…………っ、、」










ビールは僕の大好物。







「……っ、かぁ~~!美味いっっ!!!」







……最っ高……!!









肩を叩く指の感触。

振り返ると、ユノ。


「ユノ……おかえり……」



会いたかった……








「……何やってんの?チャンミナ……なんで泣きそうな顔で飲んでるの?」

「マイブームです」

「……は??」

「『セッツナ~~……!』って思いながらビールを一気飲みすると、めちゃくちゃ美味しいことに気付いたの」

「はあ……」

「バラード聴きながら、寂しい!苦しい!切ない!って感じでビールぐいっといくと、これもう堪らない!!止まらない!」

「ふははっ、チャンミナ面白いことしてるね。でも風邪引かないようにしろよ?」


ユノはころころ笑うと、リビングへ戻って行った。


そう、これは『寂しいごっこ』。ユノが外出してる間の些細な「サビシイ」とか「セツナイ」とかいう気持ちを楽しんでお酒のツマミにして飲む遊び。

もし本当にユノと別れたら、こんな落ち着いてビールなんか飲めないと思う。やけ食いの深酒の、人生堕落コースだ、きっと。


「…………」


ヘッドフォンを外して空き缶をかき集めた。帰ってきたユノの隣に行くために。


「ユノー、ご飯食べてきた?ピザでも頼もうよー」


でもね、少し寂しかったなんて未だに僕は言えないから。気付かれないように、今日も僕はユノにくっつく。












___Y.side___







チャンミンって昔から大食漢。ヒョンとしてはちょっと悔しい。


「もう、駄目だ、俺……」


ピザ一枚一人で食べた、過去最高記録。無理しすぎてちょっと吐きそう……。


「ユノすごい食べたね?僕もそろそろおなか膨れてきたかも」

「……。お前二枚も食べてまだいけるの?」

「食べようと思えばまだ入る」

「……」


負けず嫌いとしては悔しい。ただ、もう本当に無理。チャンミンの勝ち。


「ちょっと、横になるわ。食べ過ぎて気分悪くなってきた……」

「え!?なんでそんな無理したの!?」


チャンミンが「本当もうバカじゃないの!?」とか「ティッシュ置いといて~」とか言いながら、いつも携帯してる針と糸を持ってきてくれた。


「ちょっとチクってしますよ?」

「うん、チャンミナやって~……俺慣れてない」

「もうっ」


腕を揉んで先の親指を糸で巻き付けて。針を刺して絞りこまれる。そこから赤黒い血がぷっくり膨れるように浮かんだ。


「よくこんなのいつもやるな~……」

「胃もたれにはこれが一番」


チャンミンが食後しょっちゅうやる血抜き。絞り続けると血の色が変わって一気に澄んだ。鮮血が流れる。


「あっ…と、ティッシュティッシュ。ティッシュは?」

「…………」

「……あんた本当に……仕方ないね……」


チャンミンが俺の親指をぱくっとくわえてモグモグ吸う。血を飲むなんて吸血鬼みたいな妖しさ。


「……俺チャンミナがバンパイヤだったら吸われてもいいわ」

「気持ち悪い……」

「チャンミナ」

「……」


何も言わずに手首をゆっくり引っ張って導くと、俺の膝の上にすとんと降りてくれた。


「ありがとね、楽になった♪」

「……別に」


チャンミンを見上げてみるけど、なかなか目が合わない。吸い込まれるように綺麗な瞳だから、こっちを向いてくれる瞬間を逃したくなくて、じっとその機会を待つ。


「……何、穴が開きそうなんですけど」

「うん、じゃあこっち見て」


そうやって強引に向かせた瞳に、分かってたはずなのに吸い込まれる。腕が勝手に動いてチャンミンの顔を引き寄せた。











初めてチャンミンとセックスした時より、楽に指がナカに入るようになった。

チャンミンの身体が拓いてきてる。


「もう、……大丈夫そう?」

「……ふっ、……う、ん……」


足を持ち上げて少しずつ少しずつチャンミンに挿れていく。ローションで滑りやすいから、気を付けながら進めた。額に汗で張り付いた髪とぎゅっと目を瞑って火照った顔が健気で毎回胸がいっぱいになる。


「ちょっと、このまま話でもしよっか」

「……そんなん、萎えるって……っ」

「あはーはーはー!!大丈夫、絶対萎えないから!」

「……っ、笑うな……下に響く……」


夏は、一線を越えるとチャンミンを汚してしまうような気がして立ち止まった。マンネの可愛い皆のチャンミン。綺麗なままだった。





けれど、今目の前で身体を繋げてるチャンミンは……、、





「お前……」


「……ん」






「恐いくらい、綺麗になったな」


「なんすか、それ……」




チャンミンの身体を拓き尽くしたい




「……凄く。自分で分かんない?」

「知らないっ。もう、大丈夫だから……」


チャンミンが俺の手首をゆっくり引っ張って導くから、すとんと覆い被さってキスをした。同じ唇。同じ体温。同じ呼吸。同じ身体。


「なんか……どこから俺でどこからチャンミナか分かんなくなりそうだな?」

「……また、キザな事を……」

「感じない?」

「…………そうね、溶けちゃうかもね」

「好き……チャンミナ……好き、、」


動いて突いたチャンミンからまたむせるような色の空気が漏れる。突いては漏れて、引いては広がる。持ってかれる、堪らない。気持ちいい。めちゃくちゃにしちゃいそう。


「チャン、ミナ……は、、どういうのが……気持ちいい?」

「……っ、へ……わか、んない、……っ」

「……」

「……っ」


一度動きを止めて、抑えた。


「こら、ちゃんと言え」

「……、……っ、」

「チャンドラ~?」

「…………、、」






顔を両手で隠して、

言えないチャンミン






でも、まあ……








「まあ……、気持ち良くはある?挿れても萎えなくなってきてるよな?」

「……っ!!気付いてるんなら聞くな!」

「ごめんね♪」





少しずつ





少しずつ








チャンミンの身体が拓いていく








「少しずつ、教えて」


「……はい」













ゆっくり溶け合おう




ねぇ、チャンミン










のほほん回です、のんびり楽しんで頂けたら嬉しいです。次かその次から急転直下になりそうです。。未定ですけども。申し訳ございません。
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片割れ chap.7 #4












___C.side___







シャワーを浴びようとベットから立ち上がると、初めての感覚に戸惑った。


「……腰がだるい」


女の子との行為で経験した、痛いとか疲れたとかの感じじゃない。
どーんと重い、という感覚。

もう一度シャワーを浴びたユノはいつも通りに鼻歌を歌いながら「パンツどっこかな~♪」ってバスローブ姿で徘徊してる。強靭な筋肉と体力を正に体当たりで思い知らされて、素直に羨ましいと思う。

もっと鍛えないとこの人についていけない、ステージの上でも、ベットの上でも。


「ベットの近くでしょ?」

「ないなー。昨日ぶん投げてどっか行っちゃったー」

「うん、でもあるはずだから。窓開けてくれる?換気しましょう」


シーツにはあまり痕跡らしいものがなかったけど皺だらけ。何となく気恥ずかしくて剥がして丸めた。

眠くてお腹もすいて極限にイライラしてるけど、ユノにできるだけやんわり話しかける。


「僕もシャワー浴びてくるね。そしたら朝食行こう?」

「んー」


甘い雰囲気を壊したくない。

ユノが僕を求めてくれて、嬉しかった。幸せだった。欲しくて我慢できないって空気がスイートルーム中、朝まで満ちていて、何もかもすべて捧げたい気持ちに溢れた。気持ちというか、もはや願望。
ユノに食べられたい、なんて。


シャワーを浴びた後、腰にタオルを巻いて出た。僕もパンツがなかった、探さないと。

戻ってパンツ一丁なユノの姿を見つけて唖然。

もう甘い雰囲気なんて吹っ飛ぶ。


爆発。



「ユノ!!それ、僕のパンツ!!!」

「あれ……?」

「ちょっと聞いてる!?」

「チャンミナ、俺こんなパンツ持ってたっけ?」

「五秒前に僕のパンツだって言いましたけど??」

「え、いつ?」

「ゴ、ビョ、ウ、マ、エ!!!」

「……チャンミナが般若……昨日はあんなに可愛かったのに……」

「なんだと、お!?」

「と、…とりあえずご飯!朝ごはん行こ
!チャンミナ」

「だからその前にパンツ返して!!」





















でも、大好き




















___K.side___









ベーコンエッグやソーセージをトレーの皿に並べていると、ユノヒョンとチャンミナの声が近づいてきた。


「窓も開けてくれてなかったよね?僕頼んだよね?」

「そうだったっけ?」

「言ったって!あと、トランクに入れる服はちゃんと畳んでって言ってるじゃん、なんであんなグチャグチャに詰めちゃうの?信じられないっ」

「だって、どうせ着るから一緒じゃん?」

「そんなズボラだから、いーっつもどこに何があるか分かんなくなるんでしょうが。スマホなんて今まで何回無くした!?」

「でも俺二台持ってるから結局困らないじゃん……」

「そういう問題じゃねー」


チャンミニって、少し言葉遣いが悪い時がある。俺のクセが移ったんだと思う。自分特有の物言いが朝から聞こえてげっそりする。しかもマシンガン張りの小言。事務所の帝王的存在のあのユノヒョンが可哀想に見える。

隣で朝食を選んでたソンミニヒョンも茫然としながら二人を見てる。


「……チャンミンって、すごいな……ユノに文句ばっかり……TOHOSINKI、うまくいってないのかな……?」

「いや、あれでけっこうユノヒョンのこと尊敬してるよ」

「…………あれで?」

「……たぶん、きっと、そう思いたい……」


今日は予想が外れた。てっきり昨日のフィナーレの事でユノヒョンに怒られて、チャンミニがショボくれてると思ってた。気付いてないだけか、知ってて許してるとしたら、もはや仏レベルだと思う。俺が恋人だったら絶対嫌な気分になる。

ユノヒョンはチャンミニを甘やかしてる。ユノヒョンの優しさに甘えるチャンミニに少し腹が立った。


「チャンミニ!朝からうるさい!」

「お、キュヒョナ♪アンニョン。眠いーおなかすいたー早く食べよう」


チャンミニが近付いてきてトレーにどかどか日本食を積み上げていく。


「お前納豆三個も食べるの?」

「慣れたら本当にうまいよ!日本食って健康にもいいし、とにかくうまい」


ご飯を目の前にすっかりご機嫌になったチャンミニなのに。

なんか違和感。


「……なんか、メイクでもしてるか?」

「へ?するわけない、撮影カメラも入ってないのに」

「……だよな。なんだろ、なんかいつものチャンミニと違う感じがするだけなんだけど」

「ふーん?」


今までのチャンミニと何か違うものが漏れてる感じ。でもそれが何かはっきりとは分からない。

不思議な心地のままチャンミニと席について、俺は食事を始めた。チャンミニは水を飲んでて食べる気配がない。


「チャンミニまだ食べないの?」

「まだ大丈夫」




「キュヒョン、アンニョン♪」

「あ、ユノヒョン。おはようございます!」


ユノヒョンがすっとチャンミニの隣に座った。


「いっただっきまーす♪」

「いただきます」


ユノヒョンが日本式の食前の挨拶をすると、チャンミニもそれに続いて二人同時に食べ始めた。

























すごい二人だなと思った。





























片割れ7
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片割れ chap.7 #3

(注意)BL表現があります。ホミンです。苦手な方はスルーをお願いします。












初恋は小学生の時、クラスで一番人気の女の子。いつも注目されてるコだったから、俺も見てたら好きになった。だけど年を重ねて改めて感じる。女の子って皆、一人一人魅力的で可愛らしい。守ってあげたくなるような存在。だから何よりも気持ちの繋がりが大事で、身体なんて二の次っていうのが、誠意ある男の姿勢だと思う。



なのに……、、



先にシャワーを使ってベットに戻ると、チャンミンは寝息をすーすーたてて眠ってた。ころんと丸まってる。大きな目も口も今は完全に閉じてて、なんかコアラみたい。俺より背は高いはずなのに、めちゃくちゃ可愛い。胸をぎゅっと鷲掴みにされる感覚。

チャンミンの横に寝ころんで、「ありがとう」って気持ちを込めて目尻に唇を落とした。少し赤く色づいてたから。


「ん……」


チャンミンが声を漏らす。


「あ、悪い。起こしちゃったな」

「いや、……僕も、シャワー浴びたい。ちょうど良かった……」

どくん、とした。まずい。

掠れた声と開いた気だるそうな瞳に心臓が打たれた。ぶわっと色香が沸き立ってむせるような錯覚。抱き締めてチャンミンの鎖骨に顔を埋めると、汗とベビーパウダーが混ざった独特の香りが鼻を刺激してゾクゾクしだす。まずい、とは思う。



なのに……、、



「チャンミナ……」

「…え?」


何度かゆっくり唇を唇に押しつけて、欲に駆られて舌をチャンミンの咥内にねじ込んだ。我慢できない。
お願いだから、受け入れて。


「ちょ……ふ、ぅ……ん…っ」


熱い。溶けそう。
いっそ溶け合えればいいのに。


「…っ、また、できる……?」

「え」

「チャンミナ触って」


チャンミンの手を取って俺自身に導いた。びっくりされてぱちぱち瞬きするチャンミンの気持ちも分かるんだけど止められない。止められないんだ。


「……すご…」

「頼む、もう一回つきあって」


俺は完全に駄々をこねる子供で。
こんな格好悪い自分知らない。


「……ユノ……」

「もう少しだけ」


呆れられてると思う。
当たり前だよな、自分でも呆れてるんだから。


「……じゃあ、、僕もう動けないから……口で」

「え、それ悪い……。いいよ、じゃあ」

「今まで散々やってくれたでしょ、……僕もする」

「……」


重たそうに体を起き上がらせて、口も喉も肩も胸もヘソも柔らかくキスを落としてくれながら下がっていくチャンミンを止めるべきなのに止められない。
謝るべきは俺なのに。


「ごめんね、ユノ……」

「……なんでチャンミナが謝るの……」

「僕下手かもだけど……頑張るから」

「……」


まずい。まずい。
底なしにチャンミンへ堕ちてく。


「さすがに、飲めない、けど」

「いや、そこまでは……」


ずっと繋がってたい。
チャンミンがいい。

俯いて舐めだしたチャンミンが焦れったくて、さらにねだった。


「こっち見ながら舐めて……」


色々畳み掛けてやっと目の合ったチャンミンは可哀想なくらい耳まで真っ赤で、なのに唇と舌と俺の竿が唾液で艶めかしく濡れてる。

清楚で淫ら。


「すごい、気持ちいい……もう、イキそう。くわえて……」

「ん……」









マンネなのに


メンバーなのに


男なのに







もうチャンミンしか考えられない









「気持ちいい……やっぱ、一緒にしよ?俺もするから、足こっちに回して」

「いや!いい!」

「……なんで?」

「なんでって……無理だから」

「そう?」

「……うん」


俺は竿を見ながら喋ってるチャンミンにすら興奮しちゃうんだけど……。

俺だけひたすら求めてる。

上体を起こして反転して、チャンミンの下半身に顔を近づけた。強引にでもチャンミンを高めようと思った。押し返すチャンミンの手を握ると無意識にキスしてた。何もかも欲しくて。




「やだ!いいから……!」



「…………勃ってる、、 ……舐めてるだけで?」


「……っ、本っ当にやだっ……恥ずかしい……っ」

「なんで?俺嬉しいよ?」

「パボパボパボパボ!」

「お前本当に可愛いな……」


清楚で淫らなチャンミン。


「眼科行け」

「いいじゃん、一緒に感じ合おう?」

「……そうね」


お互い横向きにベットに沈んで。
俺はチャンミンのモノを舐めてくわえて、チャンミンは俺のモノを舐めてくわえ続けた。下肢に痺れる快感を与えられながら、タマも竿も夢中で舐めて貪って休んでまたくわえて。



なんだか永遠に続く輪っかみたいだね



大きな窓からは朝日が射し込んできて、それでも止められない。気持ちいい。

チャンミン。気持ちいい。


「ユ、ノ……そろそろ、イきた、い……」

「まだこうしてたい……」

「もう、朝ぁ……」


チャンミンが俺の身体の一部になればいいのに。本気でそう思った。狂ってる。


「……じゃあ、これでイって」

「ふ……、あ!!」


まだ柔らかいままの後ろに指がすんなり入る。咥内に力を入れると、チャンミンはぶるっと震えて精液を吐き出した。

指を抜くと、チャンミンのナカからさっき出し切った俺の精液がとろりと漏れた。とてつもなく愛しい。



























本当にもう







チャンミンしかいらないよ



















片割れ7は肉体編です。初めてキスしてから、一年半たった設定です。身体を拓くということについて、やっていきまーす。
片割れ7
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