片割れ chap.6 おまけ「貴方は気付かない」













真っ赤な海から熱風が押し寄せる






煽ると、また襲ってくる



負けじと頭から水をぶっかけて






叫ぶ







ユノと燃え尽きるまで楽しんだ







「この夏は本当に幸せでした!!!」


「それでは、TOHOSINKIでした!!!」




真っ白な光に照らされて、見上げると大輪の花火が咲き誇った。


僕たちの夏フェスは終わった。













この夏は



本当に幸せ

















「チャンミナ!打ち上げ行くぞー!!」


ユノがたくさんのスタッフさんを笑わせながら、輪の中心から僕を呼ぶ。僕は吸い寄せられるような引力が癪で抗ってみる。


「ヒョン!忘れ物ないの!?スマホとかちゃんと持ってる!?」

「ん?……ない……あれ」


しばらく皆を巻き込んだ大捜索が行われたけど、誰一人嫌な顔はしてなかった。皆楽しそうに話をしながら携帯を探す。面倒な時間が大笑いの時間に変わる。



ユノだから


ユノにはこういう力すらある





ステージ演出のSAMさんが目を合わせてきた。


「チャンミン、今度日本の映画出るんだって?お前本当に凄いね、頑張って!」

「あ、そうなんすよ。イヅツ監督の作品で……」

「えええ!!!?井筒監督の!?あの人、超厳しいって日本でも有名だよ!!」


「……マジすか」





えええ……どうしよ……










ふわりと弾力のある逞しい腕が僕の肩を包んだ。


「大丈夫だよ!チャンミナなら!!」








真っ直ぐに信じて疑わない




キラキラ輝くユノのアーモンドアイ







ユノらしいユノ







「な♪応援してるから」

「ふふっ、はい、頑張りますよ」

「よし、スマホも見つかったしご飯行こう!」

「見つかったの?」

「うん、ポッケに入ってた」

「……。皆さんに謝ってくださーい……」

「あ、はい……」


ユノがたどたどしい日本語で謝る。全然嫌な雰囲気にならない。皆大笑い。ユノは皆に愛される、ユノって本当に不思議。


「やっきにく~やっきにく~♪♪」


ユノの後ろについて行こうとしたら、僕のスマホが鳴った。シウォニヒョンからのメールで、フェスの成功をお祝いしてくれるものだった。タイミングを計って送ってくれたのが分かって、ちょっと感動する。


「ヒョン、シウォニヒョンがフェス成功おめでとうって」

「あ、そう?」

「はい、ユノヒョンにも伝えてって」

「うん、嬉しいな♪」

「……そうね」





ユノって、本当に器でかいっていうか……






「ちょっと先行ってて」

「へ?」

「タバコ吸ってくるわ」

「あー、……あれ、今日吸った?」

「えー?忘れた。今日はまだ吸ってなかったかな?」

「だよね?あんだけ吸ってたのに」

「なー?」

「てかなんで今?皆さん待たせるのもなんだし、お店着いてからでもいいじゃん」

「んー。なんか今吸いたいの!すぐ戻るから!」


早足でユノは喫煙スペースに向かった。ユノの大きな背中が格好良い。


「突然、今……?」






なんで、吸いまくってた?

なんで、急に吸わなくなった?

なんで、今吸いたくなった?






気付いたら僕はニヤケてた。








「あぁ、ユノ、それは……」

















貴方は気付かない



















すいません、確認したいんですが、携帯画面で読んで頂いてる方、ここのブログ今まで通りの大きさと色で読めてますか?私だけでしょうか?小さくてグレーの文字に変換されてるんです。そういう方いれば教えて下さーい。
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片割れ chap.6 #18


















___Y.side___








ぐったりしてるチャンミンに、「ありがとう」って何度も伝えて、抱き締めた。 経験したことのない気だるさに襲われてて、抱き締めるってよりはチャンミンに乗っかっちゃってる。


「重いっ!……もういいから。それより、少しでも寝よ」

「あ……、え?もうこんな時間か!?」


時計を確認すると、夜中とも明け方とも言える時間。チャンミンを2、3時間はベットに拘束してる。しかも俺だけ気持ち良く終わってチャンミンは受け入れてくれただけ。


「ごめんな、……痛い?」

「……痛くはなかった」

「そう……、良かった。チャンミナもイキたいだろ?俺するな?」


チャンミンのモノに触れようとしたら、ぱしっと叩かれて背を向けられてしまった。


「ダイジョウブだから」

「え……でも、、」









チャンミンにも気持ち良くなってほしい


チャンミンに感じてほしい







「すごい頑張ってくれたし、チャンミナも気持ち良くなって?」

「いらないっ」

「………………」














なんか



寂しい







「……分かりました?」






「え?」








「僕ずっとそんな感じだったっすよ、最近」

「あ……」


チャンミナの濡れた背中が、今は冷えて寒そう。鳥肌立ってる。





暖めてあげたいのに拒否されるって



寂しいな?






「ごめん……今まで気付かなくて」

「……分かればいいんですよ」


チャンミンの隣に寝転んで肩から腰までのラインを撫でた。チャンミンは綺麗な男。括れの曲線すら完璧で、正直また催しそうな自分を殴りたい……。


「チャンミナ、やっぱりだめ?」

「うひゃひゃひゃっ、ユノしつこい!」

「だって……」

「いや本当、今日はもういいんです。初体験だったし、明日どうなってるのかちょっと不安だし」

「あー、……そっか」


チャンミンの「初体験」って言葉だけで、完璧に回復した俺の竿だけは絶対に隠さなきゃと思う。変な冷や汗が出てきた。




「なんか……そのままナカに出しちゃうとお腹壊したりするらしいし……」

「え!?そうなの!?悪い!」

「……ネットで調べただけなんで分かんない。知らないことはやってみないと」

「あぁ、俺も……。何も知らないままシちゃって、、ごめん」

「だぁ~かぁ~らぁ~!謝れって言ってんじゃないって!お互い初めてなんだなら当たり前じゃん。一緒に探してけばいいでしょう!?」


振り向いたチャンミンが耳まで真っ赤にして怒るから、どうしても可愛く見えてしまう。


「……今までね、俺チャンミナには綺麗なままでいて欲しかったんだ……。人に後ろ指指されるのは俺だけにしたくて」

「……何なんすか、綺麗って。綺麗もくそもないでしょ……」

「え、でもチャンミナは綺麗だよ?」

「……っ。じゃなくて!ユノだけ何かを犠牲にするとか、そういう考えはやめて。こっちが辛くなりますよ。そんな薄っぺらい付き合い……絶対続かないって……」


チャンミンって本当に不思議。男らしい事言うに照れてる顔はやっぱり可愛い。


「お前本当に男らしいな……」

「だって男だもの」

「まあな」






やっぱり






もう








止められない




















「……もう、無理だから。連れてくからな、どこまでも」









未来が










暗闇だろうが




光の射す場所だろうが







チャンミンを連れて行く


















「受けて立ちます」


















チャンミンが笑った。





















___C.side___
















ユノは言わないと分からないから








「……で、悪いんですけど、汗だくだし色々べちょべちょなんで、タオル絞ってきてくれる?」


だってお互い、水と唾液と汗とローションとユノの精液まみれ。夏の終わり、ユノの部屋で、僕たちはそんな状態。


「あ、そうだ!」


ユノが風のような速さで持ってきたタオルもべちょべちょだった。


「ちょっと!ちゃんと絞って!」

「あれ?」

「ここで絞るな!」






ユノは言わなきゃ分かんないから






「ってか、ベットも気持ち悪いだろ?拭いたらチャンミナの部屋行こう?」

「えー……動けないっすよ~」

「大丈夫♪俺抱っこしてあげる」


絞り直したタオルでパパっと気持ちだけでも体を拭いてくれた。腕だけ回すように促されて、力の入らない僕を抱き上げるユノ。この人の体力は……、本当に底が知れない。。


「あー……スゴいねぇ……」

「だろ?任せろ~♪」

「めちゃくちゃ当たってるけどごめんなさい……。僕もう無理……」

「!!悪いっ!!!」

「離すな、パボ!!!」







僕はユノに言い続ける





小言を


文句を








僕たちだけのカタチを















いつか僕の気持ちも







素直に言える日がくればいい













「……。さー、明日は東京へ移動ですよぉ。夏フェス大トリを二人で。ユノと僕でTOHOSINKIなんですよ、これって完璧じゃない?」





















ユノが笑った。


























ありがとうございました!!!長かったですかね、すいません。これでも短くしたんです。←もう止めとけですね、分かります!ランキングに参加してますので、良かったランキングポチお願いします、励みになります!!!
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読んで頂いて、本当にありがとうございます。
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気持ちは2015年7月あたりまでのユノとチャンミンまで「片割れ」を続けたいんですけど、……いいですかね?そしたら、このブログ自体終わる予定です。

片割れ chap.6 #17

(注意)BL表現の後半です。ご注意下さい。苦手な方はスルーをお願いします。ホミンです!













___C.side___









火と水が絡むように


赤と青が跳ねるように


太陽と月が溶け合うように







不可能を可能にして



僕たちだけのカタチを探す



















「チャンミンが、好き」


時間の経過が分からない。身体が熱い。「チャンミン」って呼ばれたユノの言葉だけがすとんと僕に入ってきた。ひゅっと身体が軽くなって解れた瞬間、さらにユノが僕を拓く。指が増やされてミシミシ音が鳴る。


「………っ、…う……ぐ…」

「息吐け!」


そんなこと言われたって呼吸ができない。両足を思いっきり広げられてたからユノから丸見えで恥ずかしい、だけど抵抗する力が足先一つ出てこない。



苦しい

足がつりそう



でも止める気は少しもなかった











ユノを受け入れたい







「……やめたい?」








絶対止めない









「……っ、、『大丈夫』、でしょ…っ」


「チャンミナ……」




ユノの最近の「大丈夫」って言葉をどんな思いで聞いてたか思い出すと、これくらい何でもない気がした。

「本当に綺麗」とか「頑張ってくれてありがとう」とか「聖母マリア様みたい」とかユノが言い出すから、出産じゃないんですよって心の中でツッコんで少し笑った。





僕たちのセックスは

何も産み出さないけど、




目には見えない何かが生まれたらいい









本気でそう思った











ユノが額にキスを落としてくれて、そのまま僕の下に沈む。


「!……っ、ユノ……!!」

「ん……ちょっとは楽?」

「うぅ…っ、……変、な…感じ……!」


萎えたモノを舐められて勃ってきたけど 、後ろは苦しいままで。初めての感覚に身体が痙攣する。ユノの口の中が蠢いてすごく気持ちいい、ユノの指が四本も入って僕のナカをじっくりかき混ぜる。



「ふ……あ……、、っ、ユノ……ユノ……っ」


「好きだよ」














僕は





ユノでいっぱい












身体が火照って熱い。熱い。


「……カウパー出てきた…。気持ちいい?」

「はぁ…っ、、あ、う、あ……」

「……っ、……悪い、もう覚悟して」


ユノは指を引き抜いて、ローションをぼたぼた垂らした巨大な竿を僕のナカに貫いた。


みっちり隙間なく埋め込まれる


圧倒的な圧迫感





「あぁ……っ!!!」

「チャンミナ……!」













体中の血液が逆流した




















___Y.side___









「ふぅ……っ 、、んっ…!!」


汗で光る腹筋が格好良くて、歪めた顔が愛しくて、潤んだ瞳から目が離せない。

気持ち良くて狂いそう


「……膝、自分で持ち上げて」

「は……う……」


弱ってるチャンミンに悪いと思うけど、止められない。接合部分をみたいって欲望。力の入ってない腕で足を抱えてもらって腰を上げさせた。竿の根元までしっかり飲み込んでるチャンミンの蕾。








本当にチャンミンに挿れてる……








頭がおかしくなる。勝手に腰が揺れ出す。


「見ない……でっ……!」

「……チャンミナ可愛い」

「う、う、う……、、ユ、ノ…、ぉ…」

「チャンミナ、好き、好き……」


少しでも苦しみを逃がしてやりたくて、チャンミンのモノを扱きながら足の指もキスしてしゃぶった。たぶん後で変態扱いされるだろうけど、それでもいいやって思う。








チャンミンが欲しい








「あ、ぁ…!!」


挿れて引いて挿れて引いて、チャンミンが声にならない声を漏らす。


「……どう?」

「…っ、、やっぱ……慣れないもんだ、ね…っ…」




そうだよな。。

早く終わった方がいいのかもしれないけど、チャンミンを離せない。だから、ゆっくりしたりリズミカルにしたり深くしたり浅くしたり。

チャンミンにとっては拷問のような時間だったかもしれない。でもチャンミンは俺を受け入れ続けてくれた。


「チャンミナ」

「……う、、っ…」

「好き」

「……っ」

「好き」

「……はっ……ぁ」

「本当に、愛してる」

「う、……ん…っ、、あ、っちょっ 、と……」

「うん?」

「き、…もち、…っ、良くなってきた、かも……っ」

「……っっ!」


チャンミンの言葉で一気に上り詰めてしまってもう限界。嬉しすぎて目眩が起こった。


「ごめんっ!もうイく……っ!!」


チャンミンの腰を掴んで、感じるままにチャンミンを揺さぶって、チャンミンの一番奥に全てを放った。






本能だけの物凄いカタルシス(解放感)









なのに

















昔から知ってたような





なんだか懐かしい暖かさだった




























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片割れ chap.6 #16

(注意)BL表現です。ホミンです。







___C.side___











ユノは














極上に優しかった





















___Y.side___








本当はずっと



チャンミンが欲しくて


欲しくて欲しくて

堪らなかったから







我慢なんてもうできなかった





チャンミンが欲しい









服を脱がせることさえ焦れったくて、力ずくで破いた。手に掴んだ布切れを投げ捨てて、露になった首筋にしゃぶりついた。

「ちょ!…っと、、シャワーを……」

「そんなのどうでもいい!」

「水……欲しい……」

「待てない!!」


チャンミンが起き上がってベットから逃げようとするから、捕まえてまた押し倒す。

「…っ、喉乾いた……っ」

「あ……」


長身の身体を小さくして小声で訴える姿を見て、やっと我に返った。


「……俺が持ってくるから。ここで待ってて、……お願い」

「……はい」


部屋を出てゆっくり深呼吸する。

そりゃ強引にされたら恐いに決まってる……。 俺だってめちゃくちゃにされて辛かったのに、チャンミンに同じことしそうになってた。

冷蔵庫から大きめのミネラルウォーターを取り出して飲みながら戻った。チャンミンはさっきと同じ格好のまま全裸で丸まってる。服はボロボロに散乱してる。

最低な奴になるとこだった……。


「……。はい、水…」

「……どうも…」


上半身を起こして、肩肘をついた格好で綺麗に水を飲むチャンミン。すべてが綺麗。チェストに向いてローションを取り出した。右手に垂らしてじっくり温める。


「チャンミナ、ごめん……」

「……」

「俺もう、……無理だから」


振り返って見ると、大きな目が飛び込んでくるくらい印象的。何年たってもそう感じる。綺麗に澄んだ瞳。チャンミンのうなじに左手を添えて、ありったけの想いをこめて唇を重ねた。




『今までで、一番優しいキスになりますように……』




口付けしたまま足を開かせて、ローションで濡れた右手の中指をチャンミンの中へ挿れた。


「…ひ…!」


びっくりして離れようとするチャンミンを左手で捕まえたまま、舌を挿れて深いキスに変えて。捕らえた舌が震えながら絡まってくる。

すっごい可愛い。止めれるわけがない。

指も挿れていく。ズズッと奥に入るほどナカの感触が分かって、それだけで勃起する。


「……っ」

「痛い?大丈夫?」

「……い、たくは…ない…」


気持ち良くはできないかもしれないけど、絶対傷つけないようにってだけは誓った。

ゆっくり抜いて、次は人差し指と中指を重ねてまた挿れる。根元の締めつけられる感触で、蕾の部分を広げないとって気付いた。上下左右にゆっくりゆっくり押し伸ばすとチャンミンのくぐもった声が漏れて、艶っぽさが堪らない。


「うぅ……」

「チャンミナ、深呼吸して」


顔を離してできるだけ優しく話しかけた。上気した顔が本当に綺麗な花みたい。一生懸命呼吸しようとする姿が健気で思わず抱き締めた。

もう絶対止められない。

耳たぶを甘噛みして舐めて吸って首筋から胸の突起までは触れるか触れないかの触り方で何往復も舌を這わせる。チャンミンの好きな触り方。


「ふ、あ……んっ……」


声のトーンが高くなって少し安心。鼻や顎や肩や腕や指先ひとつ、目につく所全部にキスした。


「指増やすよ……」

「…うーっ……」


薬指もまとめて三本挿れた。すぐにでもチャンミンに挿れたくてモノが破裂しそうに痛いけど、チャンミンは萎えてて、眉間に皺を寄せて歯を食いしばってる。

さすがに辛そう。


「まずい…?」

「ちょっ……とっ、、く…るし…ぃ……」


どうにか紛らわせてあげたくて、腕を上げて脇の下を舐めてみた。


「…っ!!やだ!…やだ!」

「でもなんか……下の力抜けてるから…、いいかも」

「うーっ…!!」

「チャンミナかわいい、綺麗……」

「……っ」


もう本当に何もかも全部愛しい。自分でも気持ち悪いくらいチャンミンを求めてて、チャンミンに嫌われないか不安になる。


「……指四本は挿れさせて」

「ふぅ……うそ、ぉ…」

「じゃないとチャンミナが傷ついちゃうから……」

「……っ、……おっき、すぎ……」

「ははっ、……ごめんな?」




指は挿れたまま一旦身体を離して、ボトルの水をがぶがぶ飲んだ。喉が緊張で干からびそう。普段あんまり汗はかかないけど、汗だくだった。汗っかきのチャンミンはびしょ濡れ。

すごい負担なんだろうな……。

もう一度水を口いっぱい含んで、チャンミンの口に流し込む。水がこぼれてベットに染みた。

そんな光景も一つ残らず覚えておきたい。


「水分補給♪」

「……ばかっ」


チャンミンの瞼にキスを落とした。


「目が本当に綺麗……」

「……ユノは…っ、ここが、綺麗……」


そう言って火照った顔のチャンミンは微笑みながら俺の鼻先をぽんと押した後、左頬をなぞって、声を出さずに口だけ動かした。




『鼻と傷跡』










チャンミンが好き




心も身体も全部全部欲しい

欲張りだよな?




でも止められない







チャンミンが欲しい











「チャンミンが、好き」












伝わって









貴方が好きです












過去最大のポチポチをありがとうございました!!(°Д°)←こうなりました。次は後半戦です。宜しくお願いします。
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片割れ chap.6 #15









___Y.side___








もう、どうしよう




理性と本能の狭間で





限界ギリギリ








チャンミンには綺麗なままで



笑ってて欲しいのに














二人の撮影を撮り終えて、次の衣裳に着替えて戻ると、チャンミンはすでにピンの撮影を始めてた。

よくよく見ると、今日もスタジオの端で見学してる女性が何人かいた。最近とくに目立つ。シウォンから言われて初めて意識してみると、チャンミンを見つめる目線が多くて戸惑った……。


「ユノ、チャンミン成長したなぁ~。いい仕事するわ、あいつ」

「あーですねぇ、僕もびっくりですよ」


昔から知り合いの現場監督が担当する撮影だから、その分リラックスできる。チャンミン待ちの間、スマホにシウォンから連絡が入った。チャンミンの予定を教えてくれと俺の所に連絡するあたり律儀だなって感じる……。




もう、俺本当どうしよう……




「……ごめんなさい、ちょっと喫煙してきます……」

















___C.side___










ユノはやっぱり何事もなかったように




僕をやり過ごした。







休憩中、撮影現場のスタッフさんと冗談を言い合って寛いでた。さりげなくユノを確認すると、現場監督とカメラマンとパソコン画面で最終チェックをしている。スマホで出来上がった画像を撮るのはユノの習慣。


「ユノさん、誰かに送るんですか?それ」


アシスタントの一人がユノに話しかけてる。俄然、面白くない。さっきからユノの周りをチョロチョロしてた。中性的で細身だからどんな服でも着こなせそうな男。なんでユノの周りにはこういう奴らが集まるんだ……。


「いえいえ、そういう時もあるんですけど、だいたいは自分用ですよ。撮られる角度やポーズを研究します、昔うちの代表から叩き込まれた戦法というかね」

「はーっ、スゴい……!!そこまでする必要、今ですらユノさんにありますか?」

「もちろんっ。後でまたチェックして、次の撮影の参考にします。自分用に写真集作ると変化が分かってまた面白いです」

「なるほど、確かに。良かったら、いくつか見せてもらっていいですか?僕も参考にさせてもらいたいです」

「もちろんいいですよ!じゃあ連絡先教えますね」


彼と会う日にちと場所を決めてる。笑いあって、肩を組みあったり。ユノにはパーソナルスペースがほぼないから、どれだけ顔を近付けられても全く気にしない様子で、こっそり見てる僕だけがどっと疲れた。







その日の夜、急にシウォニヒョンに呼び出されて、飲みに出かけた。

ユノは「楽しんでおいで♪」っていつも気持ち良く送り出してくれる。たぶん相手が誰だろうとユノはそう言うんだろうと思う。

ユノの器が大きすぎて、そこにちゃんと器があるのか分からなくなっていく。もうないなんて認めたくなくて、自分の中でそんな表現使ってみる。


「お待たせしましたー」

「おぅ、チャンミン!お疲れ様」

「どしたんすかー?急に」

「うん、ユノに連絡してたら今日もう予定ないって聞いたからさ、久しぶりに一緒にチャンミンとも飲みたいなって思って♪」


シウォニヒョンはワインバーを予約してくれていて、僕好みの雰囲気でしっかり選んでくれてる感じが伝わる。ユノとの考えなきゃいけない結末を、少しの間忘れられた。


「ところでユノから二人のこと聞いたよ」

「あ、……そうなんですか」

「うん、お前もよく決心したな。俺はチャンミン達のこと見守ってたから、そうなるのも無理はないなって思うよ。困った事があればいつでも相談のるな♪」

「はは……ありがとうございます……」


シウォニヒョンは丁寧にワインを喉に流した。様になる。普段はおちゃらけてユノとふざけたりしてるけど、さすが財閥の御曹司で、身のこなし方やマナー全てがジェントルマン。僕も見習いたい。


「チャンミンは最近ぐんと素敵になったから、俺も惚れないように気をつけないとな」

「だはははっ、シウォニヒョンには可愛いスジュのメンバーがいますし大丈夫でしょ!ふはは!」

「嘘。本当はもう惚れてる」

「あはははははは!シウォニヒョン!」

「チャンミン?」

「はいはい♪」

「……チャンミンに惚れた」

「…………」


真面目な顔で言うから、思わず引きつってしまう。だって別に男が好きなわけじゃない。ユノだから、いいんだ。


「ユノに嫌な思いさせられたら俺のとこに来てみなよ、女性とのスキャンダルになるよりこっちの方が来やすいだろ?」

「……止めてくださいよー、ビックリしますって。ユノヒョンに言い付けますよ?ふふっ」

「言ってる」

「え?」


耳を疑った。


「俺の気持ちは伝えさせてくれって言って了解もらってる。だから今日ユノ、何も言わなかったろ」

「…………」








信じられない……。



分かってて、会わせるか?普通……






…………。





「ユノと別れて付き合ってくれって事じゃないんだよ。ただ、チャンミンはすごく気になる存在だから、それだけは伝えたかった。嫌な思いさせたとしたら、悪かった、すまん」

「……い、え」


完璧に紳士的なシウォニヒョン。こんな人、普通の女の子なら絶対ぐらつく。ユノは分かってる……。


「よしっ、じゃあそろそろお開きにするか!ユノによろしくな」

「……はい」










この時の感情は







今でも何て表したらいいか分からない









絶望と




怒りと悲しみと








憎しみ












宿舎に戻って玄関の靴を確認すると、珍しくユノは帰ってきてた。そのままの勢いでユノの部屋を開けた。

寝そべってまたタバコ吸いまくってる、もう最悪。


「あ、……おかえり」







ユノは僕を




放置する







「そういえば……」

「へ?」

「さっき、現場のアシさんと連絡先交換してたよね?」

「うん」

「なんで?」

「あー、勉強のために欲しいって言うから俺の撮影してきた画像あげるの」

「それ本当に勉強のため?アイツは別の目的なんじゃない?」

「別のって?すごい熱心なコだったよ?」

「……何でアイツの肩持ってんの?」

「へ?」






僕は




嫉妬の塊







「ユノ、好きになったの?」

「あははっ、ちょっと待って?チャンミナ。あのコ男だからっ、興味ないって」

「……じゃあ、僕も男だから無理っすか」

「違うって。チャンミナだから好きなんだよ♪」

「じゃあ、誰か他の女の子に気があるの?」

「……チャンミナ聞いてる?」

「僕ユノに酷いことしたよね、なんで責めないの?」

「それは……俺も、悪いトコあったんだろうなって思うから」

「悪いトコって?何か僕に言えない事したんすか?」

「してないよ。チャンミナちょっと落ち着いて?」

「あんた何か僕に罪悪感感じてない?……本当に僕のことまだ好き?」

「……まだ、、伝わらない?」


血の気の引いていく音が聞こえる気がした。責められるべきは僕なのに、僕がユノを責める。


「なんでそんなに優しいの?」

「……何でって」

「なんで何でも許しちゃうの?」

「……」

「本当に好きなの?」

「……好きだよ」

「他にやましい事があるから何回も好きって言って誤魔化してるんじゃない?」

「チャンミナ……」

「タバコ吸い出したのも、僕が重荷で困ってるのが原因じゃない?」

「違う」

「今日なんでシウォニヒョンに会わせた
?あっちとくっつけば楽に別れられると思ったか!!?」

「チャンミナを信じてたからだって……」

「僕なんてもういらないんでしょ、だったら早くそう言えよ!!」






僕は鬼だった。









責めて





責めて







責めたてて







追いつめて








「好きじゃないなら、もういい……」


「チャン…」



「抱きたくもないくせに愛してるなんて言うな!!!」







ユノを罵倒した。



























美しいヒョウのような速さだった





突然手首に傷みが走ったと思ったら、ユノが僕の手を掴んでた。










荒々しいトラのような力強さで





ユノの有り余る筋肉が一瞬で盛り上がって、僕はベットに投げ飛ばされた。













「もう、止められないからな……覚悟しろよ」










鋭い瞳に捕らわれて、足掻くように睨み返した。服なんて滅茶苦茶に剥ぎ取られてボタンが何個か吹っ飛んでいくのを見て、僕は、やっと……、



安心できた。














どうしてもユノが欲しくて







欲しくて欲しくて



とてもじゃないけど素直になんて



言えなくて








こんな風にしか貴方を動かせない



















僕が憎かったでしょう



ユノ
















本当に毎度お手数で申し訳ないんですが、ランキングと拍手良かったらお願いします。病気明けの体にしみわたります。
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