片割れ chap.2 おまけ





【問題】

チャンミンが頑張った手料理の行方は?













【答え】










「そういえばチャンミナさー」

「はい」

「スヨンちゃんって何作ってくれたの?」

「あー…、食べる前に火傷しちゃって病院行ったんで、結局食べれなかったんですよ……」

「…そうなんだー、ああ、手作り料理とか食べたいなぁ~。最近外食ばっかだからなぁ~。さりげなくさりげなく!

「…………」

「そういえば……自然に自然に!、チャンミナって料理できるんだっけ??」

「……えっと、まあ、昔は実家でちょこっとやってたんで、少しくらいなら…ホントは全然やったことないけどここ一週間は鬼のようにやりましたよ!

「まじで!?すごい!!何できるの!?」

「えっと……、パスタ、とか?カルボナーラだけ……

「うっそ、俺めっちゃ食べたい!!今度作って、お願い!!マジで食べたいっ!!

「あー仕方ないっすねー。まあ、いいっすよ♪」

「ありがとう!えーっとな、えっと!確か~……

「はいはい」

「ベーコンと卵と~」

「ふふ♪はいカルボナーラならラッキーだな♪

「赤ワインと~あと何入ってたかなぁ?

「え?頭沸いたか?

「チーズと生クリーム??と~…」

「……ちょっと、え…まさか

「なんかそういうの入ってるパスタ食べたいな♪」

「ヒョン、もしや……ご、、ゴミ袋みまし、た……MA・SA・KA?」

「え!?全然見てない!!やば!!!

「あと何入ってた?ま~さ~か~……

「いや料理器具まで捨ててるから俺まじビビっちゃってさー」

「……………っ!!ユノヒョンには絶対一生作ってやらんっ!!!恥ずかし過ぎる……死にたい。。涙

「えええええええええ!?なんでぇ~~~?涙






【A.持ち越し】









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片割れ chap.2 #9











___Y.side___










マスターの優しい物語が 




頭の中で聞こえる








『昔プラトンという哲学者が、

恋や愛の始まりがどこからくるのか説きました。

その人によると、人間は太古の時代、二人で一つの球体の生物だったと言うんです。

頭が二つ、耳は四つで手と足も四本。背中同士がくっついた状態のね。そういう生物が三種類いた。男と男、女と女、男と女の三種類です。

けれどその生物たちはあまりに完璧な完全体で、いつしか神をも凌ぐ力を持ち出しました。その力を恐れた神は、その生物たちの体を切り裂いて、二人に分けました。


それが今の人間の形です。


引き裂かれた二人はお互いの顔を知りません。だって、もともと外向きでくっついていたんですから見えなかったんです。

そこで人々は、ありのままの完璧な自分を取り戻すため、自分の片割れを探す旅に出た。

それが恋や愛の始まりで、人生最大の醍醐味だと言いました。




人間は、およそ300万年前からいるそうです。
今この地球という星には、73億人もの膨大な人間が生きています。

196もある国の中で、同じ大韓民国という場所に住んで、同じ時を生きて、たくさんの人の中から、その方と貴方は巡り会えているんですね?



その方が貴方の片割れかもしれない。
違うかもしれない。


旅の途中だからまだ分かりません。


導かれた気持ちは大切にして、

確信したら、伝えるべきです。




貴方の人生を、

半分きりにしないで下さい』

























なんで急に距離を置きだしたのか


なんで突然料理を作ってくれようとしたのか


なんで最近外泊してたのか


なんでスヨンちゃんの料理だと誤魔化したのか


なんで火傷したのか


なんで大量のゴミが隠されてるのか


なんで怒ったのか


なんで泣いてたのか


















チャンミンはたぶん


自分からは一つも教えてくれない

































でも俺、チャンミンがいい















俺の片割れが





チャンミンだったらいいな





















___C.side___







熱に浮かされて



朦朧とした意識の中で





ユノヒョンが僕にキスをして、


僕を「好き」だと言ったように聞こえた。







「…………」

「……あ、そうだ!薬だ」


ヒョンはそう言って、今度は薬と水を口へ含むと、僕の顔を両手で挟んで口に移してきた。


…………さっきのキスってもしや、口移しのつもりで薬と水忘れちゃってた、、とか?


……有り得ないか

いや、ユノヒョンなら有り得るかも……





もういい、本当にしんどい







「……僕も






「え?チャンミナ飲めた?」

「……はい」





だからこの一瞬かすめた感情は、

熱のせいで

本心じゃないんだ……






















雀の鳴く声が聞こえる。
昨日カーテンも閉めずにベットへ潜り込んだせいで、部屋にあるもの全てが何かを主張するようにはっきり見える。

熱は格段に下がっている感じが掴めた。



良かった……







…………やっぱ良くない










「ちょっと……」


僕は左手を使って揺すった。


「……ん」

「起きて……」


ユノヒョンが隣の真横ですやすや寝てた。
朝日に照らされて、目にかかった前髪がキラキラ輝いてるように見えた。少し伸びた髭の先端一本一本にさえ光が集まってる。

この人は、太陽にまで愛される。


「あ、おはよチャンミナ。熱はどう?」

「……体がだるいくらいですね」

「俺も一緒。体が少しだるい。一緒だな♪」

お互い向かい合わせに体を動かす。
ユノヒョンはようやく目を開いて、しぱしぱ瞬きをするとコロコロ笑いだした。

でも一緒ってだけで、なんでそんなに嬉しそうなんです?


「チャンミナ、ところでさ……」


『チャンミナ』、か……


「お前のこと好きになった」


ユノヒョンははっきり言った。夢でも熱のせいでもない。誤魔化さない。


「…………あの、ヒョンって、……すいませんゲイとかバイ、なんですか?」

「……分かんない。男を好きになったのは、……チャンミナが、初めて。今までは全部女の子だったから」

「……いつから、ですか?」

「気付いたのは一昨日」

「は?」


好きだと思ったら男でもすぐ告白できちゃうの??

やっっっぱ信用できないわ、この人!


「一昨日玄関にスヨンちゃんの靴あるの見て、俺チャンミナの彼女来てるんだって勘違いしちゃったんだ」

「え?」

「だから部屋まで入れなくて、朝まで一人で飲みに行った」


そう、だったんだ…


「……っ、彼女なんていないですよ。ってか、いたとしても宿舎に連れてくるわけないじゃないですか。ちょっと考えれば分かるでしょっ」

「いや俺もうパニックになっちゃってさ、思いつかなかった」


ユノヒョンは両手で両目で塞いだ。


「…………」




ユノヒョン、僕もです

僕もユノヒョンが帰ってこなくて、パニックになってたんです

絶対言えませんけど





「あの……、正直僕、は……」

「……うん……」

「ヒョンを大事なメンバーだとは思ってます。TOHOSINKIも、ユノヒョンとならできるって思ってます」

「そっか……、ありがとう」

「いえ、……でも、なんていうか、その……」






言えない

一瞬感じたあの感情を



僕はノーマルだ

男を好きになるはずがない






「……恋愛感情、ではないと、思います…」









認められない


興味本意や冗談に付き合えるほど

僕らは若くない

大人なんだ





だから、



『チャンミン』って、両親からもらった名前そのままで呼ばれた時








痺れるように頭を貫いたあの気持ちは







ただユノヒョンが僕にとって

誰よりも特別な存在だから



ただそれだけ









…………でも、









「そうだよな……。本っ当にごめんな?チャンミナに嫌な思いさせて。……俺、ちゃんと頼れるヒョンに戻るように努力するからさ。
これから、も……っ!」






























今、この人の気持ちを手離したくない















「…………。チャンミナ……、なんで俺フラれてんのにキスするの?」































悪魔は




僕だ
























「これは……、親愛の証です。前にもやってたじゃないっすか」

「……キスは、するの?」

「必要性があれば」

「…………」


訳分かんないだろうな

だって言った僕も意味分かんない


「……じゃあさ!」


ユノヒョンが肩肘をついて僕を見下ろす。とてつもなく綺麗な瞳で。


「毎日しよう」

「え!?」

「好きになってくれなくても、俺はお前が居てくれたら嬉しいから」

「いやいやいやいや……、だからって毎日する必要ないでしょ」

「必要だよ?いつかチャンミナに彼女とかできても、俺もうパニックにならずに済む気がする」

「えー彼女できてもするんすかぁ~?」

「親愛の証なんだろ?大丈夫!」

「…………」


確かに。いや、流されてないか?
でも言い出したのは僕だよな?
えっと、えっと、、

考えたくない……

いやいや、そんなの逃げだよな?
ちゃんと考えないと!


「逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ…」

「何それ?」

「……エヴァンゲリオンですよ、アニメの」

「へーおもしろいの?教えて」

「仕方ないっすね~、いいですよっ。あ、でもエヴァ観るんだったら先にナディア観て下さい!」

「何それ?」

「制作会社が作った前作なんですけど、めちゃ構成似てて、比べて観るとおもしろいですよっ」

「へー!じゃあ、それも教えて!」

「仕方ないっすねー。じゃあ、一緒に観ましょ!今日は撮影終わったらなるべく早く帰ってきて下さいね。借りときます」






そうして僕たちはキスをした。

何度も、

クスクス笑いながら。

舌もちょっぴり絡めて。






髭があたって痛いけど、
そんなの比じゃないくらい

気持ちいい








こうしてまた

元の僕たち












悪くない、でしょ? ははっ♪















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Fc2

片割れ chap.2 #8






「……チャンミナ?入っていいか?」

「……もう入ってるじゃないっすか……」


一応返事が返ってきたから、そのまま部屋の中に進んだ。窓際にベットヘッドをつけてベットを配置してあるチャンミンの頭は遠くて、さらに顔なんて壁側を向いてるから表情は全然見えない。後頭部だけちょこんと布団から出てて、月明かりに照らされてる。


「さっきはあんな言い方しかできなかったけど、マジでチャンミナのこと心配だからさ」

「……もう、さっきも聞きましたよ。本当に、大丈夫、なんで、寝かせて下さい」

「う、ん……そうなんだけど。……あっ!右手しばらく使えないんだよな?俺が何でも手伝うから、困ることあったら何でも言って?」

「……分かりましたって」

「えっと、スヨンちゃん元気してたか?留学楽しいって?俺も会いたかったわ」

「…………っ、元気です……。また、、戻ってきたら、、来る、でしょ……」

「チャンミナ?」

「……。……すいません、本当に、……体調悪いんで、寝たい……」

「どうした??ちょっと顔見せてよ」

「……っ、今ムリ……」

「いやムリとかじゃなくてさっ」


なんか、おかしい

チャンミナの肩を引いて、向かせようとした。けど、すごい勢いで手を振り払われた。一瞬触れた手が異常に熱い。


「もうっ!!!マジでうるさいっすよ!!本っ当イライラする!!!」

「お前、もしかして熱ない!?見せてみろ」

「いいからほっとけ!!!!」

「ほっとけるか!!」


痛いくらい肩を掴んで強引に振り向かせた。


「……お前、なんで泣いてんの?」

「マジでうぜー!黙れ、ヒョン!!!」


チャンミンは火照った顔を涙でぐちゃぐちゃにしてた。なんで?って考えた瞬間、不意打ちで足が飛んできて腹に直撃した。


「…っ。お前、いてぇよ」

「うるせー!!あんたマジでイライラする!!!出てけ!!!」


また顔を背けて、今度は布団をスッポリ被ってしまった。
チャンミンが見たことないくらい興奮してた。なんで泣いてなんで怒ってるのか全然分かんない。分かんないけど、熱が出てるのだけは分かる。


冷やさないと


今やらなきゃいけないことは、とにかく部屋を出て氷枕と薬と水を取って戻ってくること。



薬ってあったっけ?氷枕ってあったっけ?

いつもチャンミンに任せてたから全然分かんない。

リビングへ向かって、パスポートや重要書類が入ってる棚をひとまず探すと、一番下の引き出しに救急箱と薬箱を見つけた。解熱剤と目に入った体温計を取り出して、次は氷枕。……検討もつかない。

作っちゃえばいいか
氷と水をポリ袋に詰めてタオルで巻いちゃえ

洗面所へ行ってタオルを数枚持ち出した。キッチンへ向かって今度はボールとポリ袋を探す。キッチンの下についてる扉を片っ端から開けていく。


「……何これ」


隠れるように大量のゴミ袋がシンクの下置き場を占領していた。大量の見慣れない料理器具と生ゴミと空のワインボトル。普段のチャンミンなら有り得ない捨て方。

昨日の、スヨンちゃんの料理?ってか材料全部?道具まで捨てるの?

とにかくその隅に追いやられる格好のボールを引っ張り出して、氷と水をその中に入れる。何番目かの引き出しからポリ袋を見つけて、ようやく氷水を入れられた。
不格好な即興の氷枕と薬と体温計とペットボトルを持って、もう一度チャンミンの部屋へ入る。


「……チャンミナ」

「…………もうホント、いい加減に、して……」


また近づいたら、今度こそやばいよな?


「いや、えっと。薬とか持ってきたからさ。俺は部屋戻るからあとで飲んでよ」

「…………」


そのままチェストに持ってきたもの全部置いて、なるべくチャンミンの寝てる場所まで寄せてから、静かにチャンミンの部屋を出た。









今はチャンミンを休ませてあげないと

自分の部屋へ入って、ベットへ近付いた。



横目に違和感



サイドボードに真っ白な封筒が置いてある。手にとって裏をめくると小さくて綺麗な文字で名前が刻まれていた。


「スヨンちゃん?」


封筒を開けて手紙を読む。







『ユノさん

お久しぶりです、お元気ですか?
いつも兄がお世話になっています。
私が見ていたのに、兄に怪我をさせてしまって本当にすいません。
マネージャーさんにも病院でお会いした際、謝罪させてもらいました。
今後の活動に影響が出ないよう祈ってます。

ユノさんに一つだけお願いがあります。
いつでもいいので、いつか兄の作った料理を食べてあげて下さい。
ここ一週間、実家に何度も戻ってユノさんのためにって何回も練習してました。
日頃の感謝を伝えたかったみたいです。

これからは兄と二人きりで心許ない時もあるかもしれませんが、兄は本当に心からユノさんを尊敬しています。
恥ずかしがり屋で感情表現の苦手な兄ですが、兄をどうか宜しくお願いします。
ユノさんと一緒なら、TOHOSINKIは大丈夫です!

トンペンのスヨンより』


















チャンミンの怒りと痛み

























だめだ、俺




確信した
















お前きっと


気持ち悪がるだろうな


























ごめんな?


こんなヒョンで















「チャンミナ!!!」

ドアを開けると、チャンミンはちょうど俺の置いて行った薬に左手をのばした所だった。驚いて固まっているチャンミンの手をそのまま引っ張って、上半身を勢いで起こした。


「……なっ!」

「移せ」

「は?」

「俺に移せ、熱」


チャンミンのポカンと半開きに開いた唇に頭を傾けて唇を重ねた。そのまま舌を差し入れてチャンミンの熱い舌も唾液も自分の中に吸い込んだ。離れてチャンミンの目を見る。済州島で見たチャンミンそのものだった。





怒りも、憎しみも、痛みも

熱も、喜びも


分かち合うんじゃなくて


全部チャンミンと一緒に感じたい























「チャンミンが、好き」















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片割れ chap.2 #7









___C.side___









距離を置けば置くほど

些細なことで舞い上がって




馬鹿みたい
馬鹿みたい
馬鹿みたい

本当に馬鹿みたいだ

あの人に関わると僕はまるでバカになる

イヤだ イヤだ イヤだ

バカだ バカだ バカだ


ホントウニバカダ





















愛しさと憎しみで



頭がいっぱい










___Y.side___







早く帰りたくて、メイクも髪のセットも落とさず帰ってきた。マネヒョンはチャンミンの右手が写らないように雑誌撮影の交渉をまだ続けているとのことだった。

宿舎に戻ると、チャンミンのリビングソファーで本を読んでいる姿を見て、改めてドキッとした。右手に包帯がぐるぐる巻かれてる。


「チャンミナチャンミナ!!!」

「あーお疲れ様です、ヒョン」

「お前、火傷どうした!?大丈夫か??」

「大丈夫っすよ。サポーター巻いて固定しますけど、1~2週間で治るみたいですし」

「そっか……。チャンミナ何してたんだよ。。」

「スヨンが来て、料理作ってくれてたの手伝ってたんです。そしたら間違えてお湯の中に手ぇ突っ込んじゃって」

「そう、なの?」

「はい」


じゃあ、昨日玄関にあったハイヒールはスヨンちゃんのか

早とちり……マスターの言う通りだ

落ち着かないと


「心配しなくても、再始動のスケジュールは変更なしですよ。ダンスレッスンも大丈夫です」

「バカ!今はTOHOSINKIの活動じゃなくて、お前の心配してんだぞ、俺は!」

「……そうですか」

「当たり前だろっ!!何だよ、その言い方はっ!!」


まずい

また前のチャンミンに戻ってる

俺も……

落ち着け


「あーあと、、」

「……なに」

「シャイニーのヒョンジュンがヒョンのことビビってましたよ。後輩にまであんま気ぃ使わせないであげて下さいね?」

「今、それ言うこと?」

「忘れない内に言っておきたかっただけです。そんな突っ掛からないで下さい」

「…………」

「まあ、よく休むことがいいらしいんで、僕は早めに寝ます。また明日よろしくお願いします」




このままじゃいけない気がした。


そうして俺は、面倒くさいと言われる覚悟で、シャワーを浴びてから、チャンミンが消えて行った部屋のドアをそっと開けた。

















___11月1日(月)___a daily(日記)


事務所でチャンミニヒョンと久しぶりに会えた!
そんでやっと謝れた!!!

上海ファイナルライブのフィナーレで、ヒョンと水をかけ合って遊んでたけど、結局ヒョンをビショビショにしてしまった事。
ヒョンは「楽しかったよ?」と言ってくれた。

……まじで良かったぁぁ。。涙


気になっていたユノヒョンの機嫌を聞いた。
状況を知らないらしいチャンミニヒョンに思い切って説明した。

あの時、水を嫌がって逃げるチャンミニヒョンを追いかけていたら、ユノヒョンに物凄い形相で蹴りを入れられて(その後笑いながらヘッドロック……涙)、終了後わざわざシャイニーの楽屋まで来てもらって「チャンミナがまじで嫌がることだけはすんなよ。ジョンヒョン潰しちゃうよ♪」と可愛らしく(……逆にゾッとしました。。)注意されたことを言った。


洒落にならんっ。
今思い出しても恐くて泣ける。。。

あんなユノヒョン初めてでマジでビビった!!!

いつも何しても可愛がってもらってるのに。。。



チャンミニヒョンは大笑いした後、なぜかユノヒョンのミュージカルが凄かったとか、ユノヒョンはマイケルジャクソンの着用予定だった靴を贈られたとか、(……相方自慢?すいませんウソですウソです!)たくさん教えてくれた。

「恐がらせてごめんね?日頃のお礼も兼ねて僕がちゃんと言っておくから、心配しないで」って言ってくれたから大丈夫、、、かな??

あーチャンミニヒョン、めっちゃ嬉しそうだったー。

……分かるっっ!!!

だってあのユノ・ユノを冗談も効かないくらいムキにさせてるんだ。特別だって全身で言われてんだもん。




よし!!!俺もシャイニーを全力で守っていける存在になろう!!

あの二人みたいに本物のグループにしてみせる!














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片割れ chap.2 #6









「スヨン、早く手伝って!ザル取って!」

「やっぱ一週間じゃ無理じゃない?もうどこかいいお店でも予約した方が確実だよ~」

「それじゃあ、結局僕の方が奢られて終わりだろ?外だとゆっくりできないし」

「……私だって留学先から戻ったばっかでゆっくりしたいんですけどぉ」

「頼むよ、できるだけさり気なくお礼がしたいんだ」


……それにしたって、『いつもありがとう、感謝の気持ちでいっぱいです!これからは二人でまたやっていきましょうね♪』くらい言えるでしょ……。


「オッパ、料理したこともないし……。カルボナーラだって、一から作ったらけっこう大変だよ?」

「……だから今練習してる……本日3回目」

「……夜中の2時にね……」


私が留学先にいる彼氏にパスタを作って、すごく喜んでくれた話をオッパに自慢してしまったのがいけなかった。オッパもユノさんに料理を振る舞いたいと言い出した。わざわざ練習したのが恥ずかしいらしく、『実は前から料理できてた』体(てい)にしたいんだって。買ってきた壮大な料理器具とこだわりの食材が実家のキッチンに山盛りに置かれて6日目。明日当日なのに、オッパはまだ納得いかないみたい。


「……やっぱ、なんか、ソースが固まっちゃうんだよなぁ」

「いいじゃん、別に。作ったっていう心意気でしょ?こういうのはっ」

「スヨン、お前の兄さんは『妥協嫌い』って知ってるだろ?」

「あーーーねーーむーーーいーーー肌荒れちゃうーーー」

「スヨン!!高級美容品買ってあげる!!日本製のSK-Ⅱとかどう!?」

「え!?オッパ本当!?」

「好きなだけいいぞ!」

「オッパ~~~、サランヘ~~~~!!!」

「明日、宿舎来て一緒に手伝ってな♪」

「…………」


こうして、私の帰省予定は見事に潰れた。
その後もオッパは、最近自室にユノさんが来てネット検索できないと小言を言いながら、実家のパソコンで材料や飾り付けの最終チェックをしてた。
翌日の夕方、オッパと一緒に荷物を宿舎に運んだ。







「でもユノさん、よく外出するんでしょ?晩ご飯食べて来ちゃうかもよ?」

「大丈夫。ユノヒョンはドラマのクランクインの前日は予定入れないんだ。ライブとか映画とかミュージカルの初日前日もそうだった」


えーっと……サセンですか?オッパ
よく覚えてるなぁ。


「それにマネヒョンからも今日は遊ばず帰れって言ってもらうようにしてるんだ。予定だと、宿舎にヒョンが着くのは21時半だよ」


……用意周到過ぎやしない?オッパ


大きなパスタ鍋にお湯が沸騰し出した。もうすぐ予定時刻だ。ダイニングテーブルにはサランラップされたサラダ、手作りのドレッシングがすでに用意されてる。それと「アルマヴィーヴァ」。オッパが選りすぐって買った赤ワインらしい。それに合うように、オッパが何回も練習した濃厚カルボナーラ。

「言葉では気恥ずかしくて伝えられないから、料理を作ってさり気なくお礼がしたい」と言ったオッパ。キッチンに並んで、ベーコンを包丁で慎重に刻むオッパの横顔を見た。





真剣そのもの








「オッパ…………、綺麗…………」








「へ?」

「いや、なんか、キラキラしてるっていうか……。ここまで準備したんだから、ユノさんも絶対喜んでくれるよ!帰ってくるのが楽しみだね!」

「…そうかな?」


そう言って今度は耳まで真っ赤になったオッパを見て、妹ながら可愛いオッパだなと思う。

早く帰って来て、ユノさん♪








ユノさんはなかなか帰ってこなかった。

「おっそいねーユノさん」

「……おかしいな」

さっきから、すぐパスタを茹でられるようにって、オッパはガスを止めずにパスタ鍋へひたすらお湯を継ぎ足していた。その姿にちくりとする。

オッパ、もう1時間以上立ちっぱなしだよ……


「ちょっと連絡してみたら?」

「そうだな…」


オッパがスマホを取り出して、メールを打ち始めた。これでユノさんの帰宅時間がはっきりすれば、一安心。私はテレビをつけて、おもしろそうなチャンネルを探した。ユノさんといつも座っているんだろう大きなソファーが心地よかった。








ガサガサガサガサ!!!

突然、ビニールの擦れる大きな音が後ろから聞こえ始めた。







びっくりした






「オ、オ、オッパ!オッパ!!何してるの!!????」

「捨ててる」


いきなりキッチンでオッパがゴミ袋を大きく開けて、今から使うはずのパスタサーバーやトングやフォーク、スプーンやフライパンを入れ始めた。


「今から晩ご飯じゃん!」

「帰ってこないって」

「……え」

「ヒョン、メールで帰ってこないって」

「えっと……でもでも!!今日は私と食べて、また別の日にユノさんに作ってあげたらいいじゃん!全部新品なのに捨てることないって!!」

「……これからTOHOSINKI再始動のスケジュールで予定が見えないんだ。あっても意味ないよ」


パスタもベーコンも卵もサラダやナプキン全部ゴミ袋に入っていって、私はソファーの上で体を捻ったまま、呆然と見ていた。
オッパはワインも乱暴に栓を抜いて、中身をシンクに流す。


「…………」

「オ、 …ッパ……?」


そのまま動かなくなってしまったオッパの背中が恐い。
ゆっくりオッパが右腕を振り上げた。

……!」



急いで駆け寄ったけど、全然遅かった。


「オッパ!オッパ!!」


オッパは腕をそのまま振りかざしてパスタ鍋を叩き落とした。


「オッパ!!!」



それでもオッパは動かない




落とした鍋は壁側に飛んでいってもの凄い湯気がたちこめた。


「オッパ!!!冷やして、冷やして早く!!」


オッパの右腕を掴んで、水道水に暫くさらす。床はびしょ濡れだけど幸い足にはかかってない。だけど右手はお湯に突っ込んだようで全体が赤く盛り上がった。手首は思いっきり鍋の縁に叩きつけたらしく、曲線のミミズ腫れができていた。


「 オッパーー……、どうしちゃったのぉぉぉ……」


気がついたら涙が溢れ出してはっきりとオッパが見えない。









それでもオッパは動かなかった












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