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【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.22~

(注意)BL表現です。苦手な方はご注意下さい。ホミンちゃんです。











______Changmin.part______





ユノ、ありがとう。







貴方が居なかったら、

















僕は何者にも成れなかった。


















______Yunho.part______




いつも思う。
どう見てもサイズが合わないんじゃないかって。
壊れやしないかと心配になる。

だけどその蕾にぐっと力を込めると、すぐに陥落して亀頭を招き入れてく。と同時に、締めあげて快感を寄せてくる粘膜のきつさ。
誘われて欲望のまま腰を振りたい衝動をどうにか踏みとどめて、ゆっくり俺の赤黒い男根を沈めてゆく。チャンミンの細くて長い足の付け根、小さな尻の間に。
視覚だけで爆発しそうになる。だけどそれだけじゃなくて。


「ん、、あ……ぁ…」


ただ漏れてしまった、というような、か細い声が。
自分の中の認めたくない加虐心をそそる。さっきまでの不安はどこへ。こんな感情知らなかったのに。

いじめたい。攻めたてたい。自分のものにしたい。もっと気持ち良くしてやりたい。無茶苦茶にさせたい。
俺で興奮して。もっと俺を感じて。

気付くといつもむさぼってる。


「…俺の、挿いってる?」

「はい…て、る……」

「奥まで?」

「ん…っ、…動いて…」

「チャンミンから動いて。自分で腰振って…」

「、ふ…っ、ゎ、あ、あっ、」


お願いのほとんどを恥ずかしがって躊躇するチャンミンが今日は抵抗なく四つん這いになって動きだした。深々と慎重に挿れたり浅い部分を遊ぶように擦ったり。早さを変えてゆさゆさ揺れるくびれた腰は本当にかなり興奮してるよう。もちろん俺も。


「っ、チャンミン気持ちいい…、…」

「ぁ…あ、ん、っ、ふぁ…ぁ、」


上擦った声とナカの心地よさにこっちが耐えきれない。一旦離れてチャンミンを仰向けに押し倒す。こちらを向かせた綺麗な瞳はとろんととろけて、塞がらない口が唾液を漏らして。


「抜かないで……」


淫ら。


「挿れられると、気持ちいい?」

「あ、ふっ…いい……!ぁぁ、」


煽られて、焦らすこともできない。どうにかゆっくり挿入するだけに留めると、それだけでチャンミンは目をぎゅっとつむって感嘆の吐息を漏らした。手も同じようにぎゅっと縮こまらせて、本当に気持ち良さそう。でも下半身は貪欲に腰を振って俺にもっとと催促してる。チャンミンにだって、同じモノが付いてるのに。


「……挿れられるの、好きになっちゃったね…」

「すき…!すき……ユノのいい…っ、」

「っ、そんな可愛いこと言って…」



堪らない。



「んぁ、ユノが好き…っ。ユノ、ぁ、」

「…」 


ほぼ衝動的に。貫く勢いでチャンミンに挿れ直してた。ひっと短い悲鳴をあげたチャンミンの腰を掴まえて、グラインドでナカを掻きまぜながら。
もう一度聞きたかった。いや、何度でも言って。
心も身体も繋げたまま。


「俺のこと…好き…っ、?」

「好き、好、う、あ、ぅ…っ、すき…!ゆのすき…ぃ」


酷い痛さか酷い快楽のどちらかで、一生懸命に頭を振るチャンミンがいじらしくて胸が熱くなる。チャンミンの両腕を引っ張りながら最奥を小刻みに叩いてまた聞いた。俺はやっぱりおかしいのかもしれない。
こんなにチャンミンに執着して。


「、ほんと?」

「ユノがいい…ユノ好ぎ…っ!ぐ…、、、」

「…俺も好き、チャンミン」


チャンミンが身体を硬直させて黙るのはイく直前の予兆。


「俺の上、乗って」

「ぁ、はあ…っ!!っ、、、」


腕をさらに引いて、体制を変えた。仰向けになった俺の上に騎乗位で乗せたチャンミンは跨がれてるのが不思議なくらい揺れて仰いだ顔を歪めて、まるで溺れてるみたい。直接弄ってないから射精はまだだけど細い腿は小さく痙攣してる。
可愛いのかたまり、そのもの。


「、、っ、、、」

「っ、イッた……?空イキ?」

「……ぃ、た……もぅら…ダ、またくら…っ、る、」


よく分からない言葉を話しだして、思わずニヤけた。
男冥利に尽きる。いつの間にか汗だくになってる自分の身体に爽快感を感じる。
俺は今日イかなくていいや、とさえ思った。

最高に感じて欲しくて。いじわるしたくて。


「まだだよな?大丈夫、抜かないから。いっぱい突いてあげるから、ゆっくりイッて」

「ちが、いて、る……ぃま、また、ぁ…!、、、」


またぐぐっと固まる沈黙のチャンミンに舌なめずり。足を山曲げにして、ここからまた長期戦ができる体勢に構えてからチャンミンの腰を掴まえて突き始める。


「ぃま!イ、てる……からっ!…、、また…っ、、やぁっ…、、、、」

「息はしとけよ?」


口だけ注意してひたすらチャンミンを揺さぶって弾ませる。息が上がる。でも苦じゃない。胸にチャンミンの唾液が溜まっていく光景でさらに奮い勃つ。両手を繋いで見つめ合って抱き合い続ける。
好きで恋して惚れて愛する全部のチャンミンが矯声も出さず白目を剥いて倒れてきたその最後は。


「……し…ぬ………しぬ……し……」

「…っああ、可愛い…!」







俺の全神経がイッた。








































______HeeChul.side______







ユノが変わった。







「ユノ~、お前そろそろアガッていいよ。チャンミン君来る時間だろ?」

「!マジかヒチョル!!ありがとう~っ」

「……。ドウイタシマシテ…おデートだもんな、行ってこいよ……」

「そう!今日チャンミンとデートするんだよー久しぶりなんだよー映画何観ようかなってさあー!何がいいかなーチャンミンは恋愛もの好きだからやっぱそれかなー!」

「……。イラッ」


ユノ、お客様に聞こえてますけど大丈夫ですか?
ニヤニヤ顔見られてますけど、大丈夫ですか?
お前目当てのコ達が揃って肩を落としてるぞ?


「……とりあえず、離して…。犬ころみたくじゃれるな、ユノ」


腕を掴まれてしがみついてくるユノに多少のウザさを感じつつ、店内を見渡した。

店は今夜も満員御礼。
ユノがスタッフそれぞれの得意分野を本気で生かしたいと言い出して、なんとメニュー表自体を排除した。基本的なメニューはもちろん揃えた上で、客の要望によってフードやドリンクを自在で提案していくスタイルが口コミで広がった。それぞれ給料も上がった。ユノが発明した、一つの容器で二種類のテイストが楽しめるコーヒーカップも便利さからか、はたまた物珍しさからなのかよく売れてる。新しいスタッフのリョウクとシンドンも勉強熱心でうまくやってくれてる。

あらかじめ今日の早上がりのためにユノがスタッフの人数を調整してくれてるから、まあ確認せずとも万全の体制。


「まだかなー♪まだかなー♪チャンミン早く来ないかなー??」

「……。お前ら一緒に住んでるんだろ……」


手をパタパタ合わせて掛け時計の針とにらめっこしてるユノが高校生の初恋男子ようで、はたまた乙女のようで、ちょっとかわいいような気もするけど、、いや待て待て!束縛彼氏みたいでやっぱこれはコワイわ。。。と、思っていたら俺と同じように怯える影がレジカウンターの隅に佇んでた。
ユノの姿を見てびくびくしてる。。カワイソウニ。。



「チャン…」

「チャンミン!お疲れ様!」


でも疾風の如くチャンミン君に駆け寄って腰を抱き込んだかと思えば、流れるように色気ある表情で頬にキスするユノは格好良かった。なんかキマッてて。
悔しいが。
そんなユノをチャンミン君がタメ息まじりに受け流す。


「…。はぁー。。ヒチョルさん、こんばんは」

「チャンミン君、お疲れっ。調子はどう?試験勉強で今寝る時間削ってるんだろ?」

「はい。でも苦じゃないんですよ。…それより…来る度いつもお騒がせして、すいません……」






チャンミン君も変わった。






オネエ言葉とぶりっ子が消えたチャンミン君は誠実で…



完璧な美青年だった。



「チャンミン君のせいじゃないから。ユノのせいだから!ユノが本当、いっつもアホな感じで……チャンミン君も大変だな……」

「俺、アホじゃねーっ」

「メロメロじゃねーか!人前でいちゃつくな」

「僕はもう…こういう時、無視することに決めたんで大丈夫です。どうでもいいです」

「チャンミナ~♡」


腰を依然離さないまま、上目遣いでチャンミン君を呼ぶユノをぶん殴ろうかと思った。
どんな至近距離だよ?近いんだよ、だ、か、ら!!!

でもチャンミン君はぶっと吹き出して反対側に顔を逸らすと……顔面崩壊で照れ笑いした。
そんな嬉しいの?マジかよ、おい。。。

顔をしかめて一生懸命表情を戻したチャンミン君が、しれっとユノを促す。


「ユノ?まだお店終われないんだったら、僕外のテラスにでもいて、いつまででも待つけど……」





何かの暗号だったんだろうか。
自分のことを心待ちにしてるユノを見てたはずなのに、チャンミン君があざとい質問をした。


二人の世界だけの会話のようだった。






突然真顔になったユノは真剣だった。絶対に。

  

ユノは真剣に言ったんだ。






「もう二度と待たないで。チャンミンは二度と待つな」











チャンミン君が鮮やかに笑った。





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ありがとうございました。
長い間根気よく待って頂いた皆様、本当に本当に、ほんとにありがとうございました!

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【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.20~

(注意)もちのろんでBL表現ございます。苦手な方はご注意下さい。ホミン(ホ)?ちゃんです。







______Yunho.part______






俺の上に落ちてきたチャンミンが、性急で矢継ぎ早な口付けをくれる。握りしめた赤いくまのぬいぐるみと古ぼけた手紙の束を静かに外してやると、身体中の体温で包みこんでくれた。リップ音だけが響いた。


「ユ、ノ……」


震える囁きにドキッとする。

誘われるまま舌を出すとぺろりと舐められて、また高鳴る。絡めることなく先端でちろちろつつき合いながら、惚けた薄目で見つめ合って。さらに上の鼓動が鳴った。

すごく不思議な   

感動の涙は流れたまま、下半身が勃ち上がってくる。雫が耳回りを伝っているのに、ゆっくりパーカーのジッパーが開かれていく、その小さな音を鼓膜が貪欲に拾う。期待してる自分がいる。


「こんな服持ってた……?」


低い声に興奮が迫り上がる。モノはビクッと跳ねて、完全に成長してしまった。泣いてるのに。
上に股がってるチャンミンにはきっと全部バレてる。内側のTシャツと短パンも捲られて隠しきれない。


「…っ、ミノに借りた…」

「……え?」 

「え?」

「…………」

「…チャンミン…、?」

「昨日ミノ君のとこ泊まったの?」

「…え??」


でもひとまず、突拍子もない質問に涙は止まった。
チャンミンも止まってた。というかすでに引いてた。
がらりと空気を変えた真剣な形相で。


「まさか……勘違いした相手って、ミノ君なの?ミノ君とセックスしたの?」

「は!?いや、違う!それはボアさんっていう女性で…っ」

「名前なんか聞いてない。何その女とはしたの?っていうか、ミノ君もどういう関係なの?」

「っ、してないしてない!どっちも何もしてないし何にもなってない!」

「じゃあ何で下着とパンツまでミノ君の借りてんの!?おかしくないか!?お!?」

「……」

「答えろ!!」

「……」


なんか……、


「ぅ、ウソでしょ……、、…許さない……っ、」


今日のチャンミンは泣きっぱなしで

だけどどれも質の違う



いろんな色の涙を見せる。





なんか……、
 

「……。ふふっ」

「笑うな!」



愛されてるなって、心底感じる。


今は赤黒い涙のチャンミンも可愛いくて堪らない。抱き寄せてキスしようとしてもはたかれた。本当に気高い。気高くて可愛い。美しい瞳を燃やして。
格好いいのに可愛い。


「俺な?今日、ふと赤い風船を持った男の子を見つけた時、夕立の大雨の中で気を失って倒れちゃったんだ」

「…。ええ…!?」

「店の前だったから皆が運んで介抱してくれたみたいで。それでミノがわざわざ家から着替えを持ってきてくれたんだけど…その時、フラッシュバック現象が起こってて。気付いたら赤い風船を取ってあげてるポスニちゃんが当時のままそこにいて、あのキャラクターがポスニっていう名前だってことも、風船を取ってあげた男の子から聞いたんだ」

「……そんなこと、あるの?」

「うん、目に焼き付いてた映像が蘇った感じ。…あの時俺は見た目よりチャンミンの行動の方ばかり見惚れて気をとられてたけど……確かにあれはチャンミンだったなw。腕も身長も、撫で肩も仕草も性格も」


落ち着きを取り戻したチャンミンが、仰向けに転がる俺の横に並んで、肩におずおずと気遣いながら頭を乗せてきた。俺はその頭をできるだけ優しく撫でてみる。


「チャンミンと離れちゃいけないって誰かに言われてるみたいに色んな事を思い出して考えて探して、今日やっとシウォンのお店に行けた。運命の導きだよ。そうだろ?そう思わない?ん?」

「……ごめん、ユノ……疑っ…て、、」


運命を笑わない、チャンミンの額にキスを。


「可愛い。チャンミン、可愛い」

「可愛いくないって……はぁ、、僕めっちゃ醜い……」


顔を隠す両手を開いて、鼻先にキスを。


「ん、可愛い♪」

「30歳になった男に連発されても…それに皺が…」

「あはーはーはーw!チャンミンは大丈夫だし、可愛いってそういう意味だけじゃないしw。やっぱチャンミンは天然だな☆」

「む、だってそれしかないでしょ…」


赤面にちょっぴり尖らせた、その大きな唇にキスを。






「俺が『可愛い』って言うのはね   ?」




























______Changmin.part______








「『愛しくて仕方ない』。そういう意味なんだぞ」






ぐるっと覆い被さられて上からまた、口付けが降る。


「ん」

「、ふ…ん…」


熱い舌が咥内の奥まで入ってきて、僕は柔らかく吸い上げる。ユノのはだけた服を本格的に脱がせながら、肌をなぞる。飛び出した太い竿は固さを失ってなくて、尿道口を弄れば少量のカウパーが糸を引いた。


「ベッドに乗ろ…」

「ん」


すぐ脇にあるスプリングを軋ませて移動してると、裸のユノに後ろから全部剥ぎ取られた。飛び掛かってきたユノの目線が僕の顔から下へ向けられて。
始まるなって感じ。


「あ、ぅ…んぅ…っ、」


開かされた足の間に入ってきたユノに、乳首を吸われながらモノも同時に扱かれて一気に気持ちいい。
肘を立てて少し起き上がった。リモコンでライトの加減を最小にして、ベッドヘッドのローションとゴムの具合を確認する。ユノに挿れられる為に、愛撫されながらそんな準備する。卑猥な自分にいやらしくて興奮する。


「すぐ勃った…可愛い…」

「ん…っ、っ」


思わずイキそうになって踏ん張ると、身体がブルブル震えて息が詰まった。僕の様子を察したユノがニヤッと笑って、さらに下へ降りたのを止められなかった。


「可愛い、」

「っ!駄目ダメ…!イ…っ、」


急激に勃起したモノをフェラされて我慢なんて一ミリもきかない。腿裏をがっちりホールドされて、足を閉じるような抵抗もできない。


「出る…っ、、、、」


あっけなく。ユノの咥内に精液を注ぎ込んだ。開始何分?あり得ない早さで頭がぶっ飛ぶほど恥ずかしい。
それを見せつけるように腹へとろとろ吐き出されて、隠れることもできない。


……それもこれも、ギラついた目のユノが恨めしい。


「今日…かなり興奮してるね…」

「はあ、はあ、はぁ、、だめって言ったのに…ぃ、」

「チャンミンが可愛いから」

「ふ…っ、ぅ、、っ、」


余裕を装えるユノが恨めしい。





ユノに『愛しくて仕方ない』と触れられたら、

僕の全神経なんて簡単に反応する。









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【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.19~








______Yunho.part______






都心の光と星空と満月が眼前に迫る、うまく整理整頓された小振りな部屋で、チャンミンは静かに俺の傷口を観察する。俺はチャンミンの伏せた長い睫毛を眺める。


「良かった、出血は止まってる…」


クローゼットの隅から取り出した救急箱にはあらゆるものが備えられていて、左手は綺麗に消毒され、ガーゼとコットンを挟んで包帯が巻かれた。


「明日起きたら絆創膏かパットに張り替えるから。今日はそれで寝てね」

「チャンミン、ありがとう」

「どういたしまして」

「いい部屋だな。景色も綺麗で」

「うん。それでこの部屋に即決した。狭いけど、親には頼りたくないし。まあ一人暮らしだからいいかなって」


出たゴミを片付けている見慣れたチャンミンと目新しい部屋のコントラストがどこか良い。わくわくする。
そうか、二人で新しい家に引っ越したらきっと同じ景色が見れるんだろう。だからわくわくするのかな、なんて。ふと。


「……。一緒に住む?」

「え…っ、、」


チャンミンは心底ビックリしたって顔で固まってしまった。でも俺は本気だよ。


チャンミン、俺だって本気なんだ


どんなに生活がすれ違っても構わない。どんなに違う考え方でも、想い合えることを俺たちは証明できる。
ただ毎朝同じ場所から始めて、毎晩同じ場所で終わりたい。俺の人生に必要な人だから。寄り添いながら。


チャンミンを見つめていたい


「嫌?」

「や、嫌じゃないけど…ここに男二人で暮らすには狭過ぎるかもって…、」

「もっと広い方がいい?」

「…あ。じゃあ、僕がユノの部屋に引っ越し…してもいい?」

「ここのマンション、他に広い部屋ないのか?」

「もっと上の階はファミリー向けだけど家賃も高いし、ユノのお店からもちょっと遠いって」

「構わないよ。ここの景色、気に入ってるんだろ?空いてるか、明日にでも聞いてみよう?」

「……ほんと高いよ……?」

「任せろ。全部俺が出すから。チャンミンには『好きなことを楽しむ』貯金係を任せるっ。趣味とか旅行とかに使うお金を管理して?だから俺が豪遊したい時は、チャンミンにお願いして許可が下りないとできない…。涙」

「だははははは!何それっw」


泣き真似をするとチャンミンが盛大に笑った。軽やかな笑い声に、俄然やる気が出る。

この機会に新店舗を持って、規模を拡大してみたい。ヒチョルに一つ店を任せてみたいし、また次の信頼できるスタッフ達を見つけていきたい。できたらシウォンさんにもアドバイスを貰って、今まで見てきたカフェも参考にしながら。軌道に乗れば、新しい福祉会館を建てる夢も早く実現する。まさに…


「一石二鳥!?チャンミンって凄い!あーはーはーはーはーっ!」

「……。ん???」


今度は俺から手を繋いだ。
両手でしっかり、体温を感じながら。


「…俺、片付けは得意じゃないけど、料理は少しできるよ。ヒチョルにこれから教えてもらえばもっとレパートリーも広がるだろうし。美味いコーヒーも淹れられる」


チャンミンの大きな瞳が綺麗で、美し過ぎて。


「喧嘩したり迷った時は夜、窓から眺める街の光に癒されて、空の星に聞けばいい」


ロマンチックな“夢”を見る。
でもその“夢”は、現実になるんだ。


チャンミンが居れば


「俺にはチャンミンが必要。チャンミンと出会えて本当に良かった…生まれてきてくれて、ありがとう」



チャンミン











ありがとう
















______Changmin.part______






「はぁ…また会えて良かったぁ……」


ユノが安堵の溜め息を漏らして僕の胸に落ちてきた。胸元に、男にしては小さ過ぎるユノの後頭部。感じる額の感触と深い深呼吸。繋がれた両手。


「……」


涙がこぼれた。












また会えて良かった




「…………っ、っっ、…む…っ、」


答えたい。僕もユノに気持ちを伝えたい。ユノのように優しさで溢れた言葉で表現したい。

身体中の毛穴が開いて想いが流れだす。『これは貴方のものだ』と、ユノをより安心させてあげたい。


「……はぁ…っ、ふぅ…っ、、」


息が震えるのは、胸を打たれた余韻。
喋れないのは、その響きの大波が収まらないから。


「ちょ…、ま…っ、、」

「チャンミン……?」


僕を見上げたユノから離れて、落ち着こうとしても息が苦しい。胸がいっぱいで。生命の煌めきに触れて。


「……泣かせてごめんな…?」


ユノが謝る。僕は痺れたまま。

こんなんじゃダメだ。
どうにもできなくて言葉は諦めた。声が出ないなら、、

立ち上がってまたクローゼットを開けた。救急箱のさらに奥、わざわざ買った赤いボックス。収納スペースの半分を占拠してる。

ユノに背を向けて、蓋を開けてガサゴソ。
僕はやっぱり格好つかないね。肝心な時にこれだもの。



心が折れそうになった日。腹が立った日。会えなかった8月18日。楽しかった日。ちょっと嬉しいことがあった日。今日は何をして、どこにいるんだろう。
ユノを想った日。

いつも読んだ。くれた順に読んだ。

ユノから貰ったラブレター。







初めはまさかあの人に見られてるなんて思ってもみなくて、恥ずかしかった。


こんにちは。俺の名前はユノです。
突然話しかけてしまってすいませんでした…。
でもこれだけは伝えたくて!

この前、男の子に赤い風船を取ってあげてる所を見ました。その一生懸命な姿がすごく格好良くて。
感動したんです。

心が綺麗な人だなって。

応援してます!これからも頑張って下さい!





男のユノに戸惑ったけど、伝えてくれようとするメッセージは新鮮だった。僕に興味のある人は皆僕の外見しか見なかったから。


こんにちは。ユノです。
今日も暑い1日でしたね、お疲れ様です!

あれからずっと君のことが気になっていて…。
顔も声も分からないのに、おかしいですよね?

ごめんなさい……

迷惑……だろうけど一言!

君の優しさに癒されます。
そのさりげない行いに気付く人がいなかったとしても、
変わらずにいて欲しい。
誰かはちゃんと見てるから。大丈夫だよ。

君の心は美しい。







僕も男なんだけど、分かってますか?と聞けなかった。


こんにちは。ユノです。
毎日挨拶をジェスチャーで返してくれてありがとう。
すっごい嬉しい!!!俺は君のファンだから。

何て言えば分からないけど、君を見てると強い優しさをいつも感じます。

はしゃぐ子供たちが怪我しないように誘導する手の添え方とか、鳥の巣に添え木をつけて落ちないか何度も確認してる仕草は、君の内面から出る性格そのものなんだと思います。

本当に素敵だ。

正直、君とゆっくり話をしてみたい…






ユノが離れていくのが怖かった。


こんにちは。ユノです。
今日、俺は仕事休みだったんだけど、朝から少し雨が降っていて、君が出てこないかもと残念に思っていました。でも晴れた昼すぎに君を見つけて、飛び跳ねるくらい嬉しかった。
これは今、君が握手会?をしてる所で猛ダッシュで書いてる!(雑な字はそのせいで、元々じゃないからね。笑)
どうしてもこの気持ちを伝えたくて!
後で、迷惑にならなそうな時に渡しに行きます!







男と分かってるんだろうか?女性と間違えてるんだろうか?僕のことを『君』と表すユノ。
考えて、悩んで、苦しくて。


ユノです。
俺が君にさっき伝えた告白は本気です。

君が好きです。

プレゼントしたくまちゃん、
良かったら大事にしてあげてさい。







まるで僕の方が片想いしてるみたいに。


君が好き。
惚れてる。

ずっと君を見ていたい。

君の笑顔が見てみたい。

体調には気を付けて、夏風邪が流行ってるようです。
今日も一生懸命な君に会えて良かった。

俺の幸せです。








好きになってたから。


こんにちは。ユノです。
今日も話しかけてごめんなさい。

俺のこと、怖いよね?
誰かを口説いた事なんてないから、話し掛け方も分からなくて毎日押しかけて…君を不安にさせてるだけだったら本当にごめんなさい。

嫌なら嫌と言って欲しい。
1度でいいから会ってもらえませんか?

絶対君に触れないと誓うし、ここでなら会ってもいいって場所があればどこへでも行きます。知り合いや友達を連れて来ても構わないし、何か食べたいものがあれば何でも教えて下さい。

俺は絶対変わらないから。

君がどんな姿でも、必ず君を見つけて、
さらに君を好きになる。










気付いてくれるのを、

男の僕を好きになってくれるのを、




待とうと決めた。


「っ、はぁ…」


右の片手で残りのラブレターも全部掴んで、左手の腕に我が子のように愛しい“赤”ちゃんを抱いた。ユノにだめ押しの証拠を見て欲しくて。僕こそがユノと約束した相手なんだって。待っていたのは僕なんだ、と。
ユノに振り向いて、精一杯訴えた。


「こ、れ…!」

「……持っててくれたんだ……」

「これ…っ、、これ、持ってる…!」

「うん」

「っ、全部ある、」

「うん。全部俺があげた…」

「これ持ってます…!!僕…!」

「うん……」


あまりに幼稚。あまりに言葉が足りない。
バタバタ、バタバタ。
抱えた可愛らしいぬいぐるみと手紙を揺すって。
だから何だって、ねえ?


「チャンミン、愛してる」


でもユノは分かってくれた。

涙のこぼれるユノを唇から襲った。
力強い腕が背中に回ってきて、二人で沈んだ。



『僕も愛してる』を、表現した。









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【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.18~









______Changmin.part______






言いたくて、言いたくて。でも、


ずっと黙ってた。









カードキーを差し込む。エントランスを通る。エレベーターを待って、その小さな空間へ乗り込む。

すぐ隣に   、ユノが居る。
僕は意気込んでる。

二人きりになって、色んな話をきちんとしたい。あの頃のこと、会えなかった時のこと、この一年のこと、これからのこと。どう思ってたのか、とか。
やっと正直に言えて、やっと正面から聞ける。


「明日は……出勤するの…?」


それなのにユノの何気ない質問が僕の意識を別方向へ引っ張る。間を開けて発せられたセリフはセックスの気配が含まれているような気がして勝手にドキッとする。


「…そう。普通に朝から」

「そうか……」


帰ったらすぐシャワーを浴びた方がいいかもしれない。普段は冗談まじりにベッドへ倒れこんで浴びずにすることもあったけど、何かこう、今日は一段上の。特別な。

清新な身体と気持ちでユノと向かい合いたい。

って、違う違う。いや、違わないけどそれもあるけどまずはゆっくり二人で話をちゃんとして…じゃない、まずは怪我の手当て!そう、消毒!救急箱を出さないと!


「えっと、、本当に大丈夫か?テミンのことで…異動とか……ないのか?カンタさんから条件付きで済んだとかって聞いたけど、」

「大丈夫大丈夫申請してた今年の昇進試験受けれなくなっただけ」

「は!?…ごめん、チャンミン…!俺のせいで出世…」

「違う違うユノとゆっくり会える時間が欲しかっただけ役職がつけばもっと時間に余裕できるからしかも来年もあるし」

「……」


一晩にやるべきことが多すぎて、半ば上の空でその話題は垂れ流す。だって、現に処分は想像以上に軽かったし。キュヒョナにはあまりにも腹が立って停職だの左遷だの、あることないこと言ってしまったけど。あ、それよりユノは晩ご飯を食べたの…


「!」

「チャンミン……」


突然引き寄せられて抱き締められた、ユノに。
久しぶりに包まれた。さっきと違う、優しい抱擁は、ベッドの上以外では、初めてかもしれない。
小さな初めてが嬉しくて。離れてほしくなくて、僕もユノの首に腕を回す。蒸し暑い夜でもはっきり熱さを放つ肌が今、こんなにも愛しい。


ユノが、抱き締めてくれた。



「……どっち行くの?」

「あ…、右…715号室…」

「了解」


操作通り指定階で開いたエレベーターのドアに、がっかりする日がくるなんて思わなかった。一旦解(ほど)けた身体が寂しくて、廊下に誰もいない事をいいことに僕からユノと手を繋いでみる。ラブラブに。
二人だから、いいよね?


「今日は股間じゃないんだな、残念w」

「…」


そんなに触って欲しいならと一発叩いといた。ちょっとイジワルなユノはぎゃっと飛び上がって、それがおかしくて。僕は笑ったけどユノも笑ってた。僕たちの手は繋がれたまま。

部屋の前までじゃれ合って歩いた。年甲斐もなく。
ユノの頬に茶目っ気なキスを。715の扉にカードキーを。僕の隣には独白を、ユノが添えた。


「俺だけが思ってるんだと思ってた…」

「?んー?」

「今まで俺ばっかり会いたいとかもっと一緒に居たいとか思ってるんだと思ってた。だからずっと悔しくて……さ、寂しかったから…。俺今すっごい嬉しい。そう思ってくれてて、ありがとう」


嬉しいと言われて。
嬉しさで、弾けそう。


「…まあ、試験は勉強次第だから。受かるかまだ分かんないよ、頑張ってはみるけど」


あのユノが


やっと僕を見てくれる


「お前はもう頑張りすぎ!俺よりチャンミンの方が無茶苦茶なくらいだ」


いや、見てくれてた。出会った時から。


「俺は分かったから、もう。無理はしないで」
 
「…ユノ、僕ね?……」



ユノ、本当に分かる?



僕がどれほどユノを待っていたのか



ドアノブを回して玄関へ入りながら、(それさえ分かって欲しい)って気持ちがねじれて怒気を孕んだ。靴を脱いで中へ促したユノを僕は睨んでいたかもしれない。


「無理なんか一度もしたことない。あんたのためなら何でもできる」


ユノの、息を飲む空気が触れたから。














______Yunho.part______






「、、、」


惚れ直した。


というしか、言い表せない。
惚れ直すもなにもないのに。


ずっと惚れてるのに。


「入って。先に手を消毒しなきゃ」


次々と照明をつけて奥へ進んでいく後ろ姿を、すぐにはついていけなかった。その気高さに痺れてて。











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なかなか進まずすいません!もう少しお付き合いを~💦

【ホミンホ合同企画ミーアゲ】8月18日のハーモニー、運命の恋人か?なし崩し的彼氏か?~ chap.17~








______Yunho.part______






8月18日、夏の夜。
大きく光る、間近に据えたチャンミンの瞳。

左右を交互に穴が空くほど見つめて返事を待つ。何も聞き逃したくなくて、呼吸はどこかへ置き去りにした。


「……」

「……」





数秒に、俺の未来全部が詰まってた。














「やっと……」

「…」





君は過去の歩みを噛み締めた。














「だから…僕もユノが好き。手紙にも…書いたでしょ?」














二人で一つの人生を見た。














「………これって、夢…?」

「ぷっ。何言ってんのw」


目の前のチャンミンが壮絶に愛らしくて、軽い目眩がした。あの着ぐるみの人が。あのチャンミンが。
俺の名前を呼んで、好きと囁く。

あり得るんだろうか?こんなこと。
信じぬいたものがそのまま現実になって、逆に現実感なくて参る。



「!!ユノ!手…!ハンカチは!?」


血液は相変わらず流れ出て、まだ逃すまいと力の入る親指からチャンミンの肩を赤に濡らしてる。


「、、やっぱ夢かな……。全然痛くない…」

「っ、夢は寝てみて。帰るよっ」


腰を押されて大通りに向かう。
途中で思い付いたらしく、突然上着のシャツを脱いでそれを左手にきつく縛ってくれた。チャンミンは真剣そのもの。


「…ちっ。動脈切ったの……?」

「縫うほどではないと思うんだけど…」

「なるべく安静に…」

「明日にでも、やっぱ病院に行く?…」


ぶつぶつ本気で俺のぐるぐる巻きの手に話しかけながらタクシーを停めて押し込まれる、タンクトップのチャンミンに。何ていうか、そう。




現実は夢のように鮮やかで、貪欲で、

あるがままに素晴らしい世界だってこと。



それを君が気付かせてくれた。



「チャンミン、」

「ん?なに、やっぱり痛い…?」

「好きだよ♪」


人生は、そう長くない。
この“夢”が終わらない内に、俺がチャンミンにどれだけ感謝してるか伝えたい。伝え切れない妙な自信だけはあって、それが悩みの種だけど。


「…運転手さんいるんだから……」

「なんで。前のお前だったら、『きゃー♡ユノったらぁ~♪』とか言うくせにw」

「いや、まあ…、あれは何ていうか……かわいい感じの女の子になりきってやってて、だから…素ではちょっと、、」

「あんな子ヤだわ!涙」

「かわいいじゃん!?」

「そっちの方がいい」

「え、どっち?」

「どっちって…w。お前しっかりしてるのに、けっこう天然なんだなw」


車の後部座席でキョロキョロ辺りを見渡すチャンミンに。何ていうか、そう。


「普通の、今のチャンミンの方がいい。すごい可愛い」

「はぁ…やめろ」


今度は首を横に振りながら笑顔で拒絶するチャンミンが面白い。どういうこと?捉え方は無限大。


「なあ、さっきも思ったけど。何を止めたらいいの?俺の何がズルいの?」

「、、、なんか…慣れないっ。ユノの態度が豹変してズルい!色々言ってくれるのは…嬉しいけど、あんまり言われると……照れくさい」

「……。なんだ……照れてただけ…?」

「~~っ、、」


困った顔は照れてるの?
本当は嬉しいって思ってくれてたの?


「……。ははっ。チャンミン、可愛い…。可愛いな?」


だって本当のことだから。
言えば言うほど可愛くなってくるチャンミン。
君こそが無限大。


「運転手さん、ここです。ここで停めて下さい」


チャンミンは聞いてない振りしてツンと逃げる。
俺はニヤケながら怪我も忘れて追いかける。




俺たちは全然違うけど、俺たちだからこそ


ひとつになる。






















______Taemin.side______







明るい人だけど。分かるけど。


……正直、もう帰りたい。。



「なんでえ~、誕生日に振られなきゃいけないのお!?君のオーナーは酷くない!?ねえ!テミン君!?」

「はは。ですね。でもそう思ったからユノヒョンもせめて店で楽しんで欲しいって思ったんじゃないですか?」

「そうだけどさーぁー…」


酔っ払ったボアさん以外のお客さんを帰した営業後。店内にはボアさんが速攻でダウンロードしたという失恋ソングが延々と流れ、花と食べ物と飲み物で溢れてる。他の皆は「片付けは任せとけ☆」とバックヤードの中に閉じ籠った。
たぶんボアさんと仲良くなるのを躊躇ってる。ユノヒョン狙いで自分たちにも話しかけてくるあからさまなこの人を、きっと皆持て余していたから。

僕はけっこう図太い精神だからさ。ファイトある女性は尊敬する。そういうわけで、ボアさんの相手役を仰せつかった。


「すごく気が合ってたのよ!私たち!趣味も同じで、何しても同じように考えてた!全部同じ!」

「へえ……」


そう言うしかない。

ヒチョルヒョンからおおよそのことは聞いた。今頃ユノヒョンとチャンミンさんはきっとよろしくやってる。いや、絶対。かけてもいい。

ずっと想い探してた人が実は自分の彼氏だったなんて、今夜のユノヒョンは世界一の幸福の中にいるはず。今まで見てるこっちが歯痒いほどチャンミンさんにぶっきらぼうな態度をとってたユノヒョンのちぐはぐさがやっと分かった。そりゃノロケるよ、誰にも止められない。モデル級のチャンミンさんの身体が今宵、マジで心配だ。


「この街に戻ってきて偶然昔一目惚れしたユノさんを見つけて、……もうこれ運命だわって……」

「……」


運命って、何なんだろう。


「…ボアさんって、どこでユノヒョンと会ったことあるんですか?」

「遊園地でパフォーマーのバイトしてた時よ。首までびっちり装飾されたドレスの着ぐるみを着て踊りながらパレードしてた。大変だったけど、けっこう人気もあってファンの人もいたのよ♪」

「ボアさんは華やかだから相当な人気だったんでしょうね、分かりますっ」

「ありがとう♪ユノさんはぁー、来園者で遊びに来てた人♪一時期毎日のように遊園地に来てて、もう一目惚れ!でもある時TBちゃんっていう赤いくまのぬいぐるみ持って嬉しそうに歩いてた姿が私の中ですごい印象的なの!男らしいイケメンなのに、ホントかわいくて!」

「ああ…、可愛いものが好きですからね。ユノヒョンって」

「そうなのよ~っ♪♪♪ギャップ~♡」


別にそこまで話してくれとは頼んでないけどね。。


「……私はずっとアピールしてたんだけど、いつも何か探してるみたいだったなぁ。だから私のことなんて覚えてないと思ってたのに、覚えててくれて本当に嬉しかった……まあ、それだけで御の字か☆」

「……」


夜が更ける。

夜が更ける。

見えないものも、きっとある。

それで自分の心が癒されるなら、
それでいいんじゃないかと思うんだ。




「あ…、ラフマニノフの『鐘』ですか?これ」

「……さあ?失恋ソングと、あと他に暗いピアノ曲とかジャズやソウルも落としただけ。よく知ってるね?すごい!」

「妹が音大でピアノの勉強してるんです。僕は全然w。妹の学費を、今はユノヒョンが援助してくれてるんで助かります♪」

「はあ、やっぱいい男だわぁ…。ユノさぁ~ん!涙」


流れるピアノの音は複雑。素人の僕が見れば楽譜はバラバラに見える。不協和音になりそうな音符が並ぶ。

でも奏でれば、それはとても綺麗で壮大なハーモニー。


「ピアノ曲って……右手と左手で同じ音ももちろん弾くでしょうけど高低は違うし…違う音を弾いても心地よく聴こえますね」

「そうねー。それがピアノだからねー」

「、」



運命って、そういうことなのかもしれない。



「右手で弾く旋律と、左手で弾く旋律は全然違うけど。だからこそ名曲って言われるような…ひとつの完璧な曲になるのかもしれないですね?」

「ピアノだからねー」

「………」



運命って、






そういうことなのかもしれない。








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