______Yunho.part______
俺の上に落ちてきたチャンミンが、性急で矢継ぎ早な口付けをくれる。握りしめた赤いくまのぬいぐるみと古ぼけた手紙の束を静かに外してやると、身体中の体温で包みこんでくれた。リップ音だけが響いた。
「ユ、ノ……」
震える囁きにドキッとする。
誘われるまま舌を出すとぺろりと舐められて、また高鳴る。絡めることなく先端でちろちろつつき合いながら、惚けた薄目で見つめ合って。さらに上の鼓動が鳴った。
すごく不思議な
感動の涙は流れたまま、下半身が勃ち上がってくる。雫が耳回りを伝っているのに、ゆっくりパーカーのジッパーが開かれていく、その小さな音を鼓膜が貪欲に拾う。期待してる自分がいる。
「こんな服持ってた……?」
低い声に興奮が迫り上がる。モノはビクッと跳ねて、完全に成長してしまった。泣いてるのに。
上に股がってるチャンミンにはきっと全部バレてる。内側のTシャツと短パンも捲られて隠しきれない。
「…っ、ミノに借りた…」
「……え?」
「え?」
「…………」
「…チャンミン…、?」
「昨日ミノ君のとこ泊まったの?」
「…え??」
でもひとまず、突拍子もない質問に涙は止まった。
チャンミンも止まってた。というかすでに引いてた。
がらりと空気を変えた真剣な形相で。
「まさか……勘違いした相手って、ミノ君なの?ミノ君とセックスしたの?」
「は!?いや、違う!それはボアさんっていう女性で…っ」
「名前なんか聞いてない。何その女とはしたの?っていうか、ミノ君もどういう関係なの?」
「っ、してないしてない!どっちも何もしてないし何にもなってない!」
「じゃあ何で下着とパンツまでミノ君の借りてんの!?おかしくないか!?お!?」
「……」
「答えろ!!」
「……」
なんか……、
「ぅ、ウソでしょ……、、…許さない……っ、」
今日のチャンミンは泣きっぱなしで
だけどどれも質の違う
いろんな色の涙を見せる。
なんか……、
「……。ふふっ」
「笑うな!」
愛されてるなって、心底感じる。
今は赤黒い涙のチャンミンも可愛いくて堪らない。抱き寄せてキスしようとしてもはたかれた。本当に気高い。気高くて可愛い。美しい瞳を燃やして。
格好いいのに可愛い。
「俺な?今日、ふと赤い風船を持った男の子を見つけた時、夕立の大雨の中で気を失って倒れちゃったんだ」
「…。ええ…!?」
「店の前だったから皆が運んで介抱してくれたみたいで。それでミノがわざわざ家から着替えを持ってきてくれたんだけど…その時、フラッシュバック現象が起こってて。気付いたら赤い風船を取ってあげてるポスニちゃんが当時のままそこにいて、あのキャラクターがポスニっていう名前だってことも、風船を取ってあげた男の子から聞いたんだ」
「……そんなこと、あるの?」
「うん、目に焼き付いてた映像が蘇った感じ。…あの時俺は見た目よりチャンミンの行動の方ばかり見惚れて気をとられてたけど……確かにあれはチャンミンだったなw。腕も身長も、撫で肩も仕草も性格も」
落ち着きを取り戻したチャンミンが、仰向けに転がる俺の横に並んで、肩におずおずと気遣いながら頭を乗せてきた。俺はその頭をできるだけ優しく撫でてみる。
「チャンミンと離れちゃいけないって誰かに言われてるみたいに色んな事を思い出して考えて探して、今日やっとシウォンのお店に行けた。運命の導きだよ。そうだろ?そう思わない?ん?」
「……ごめん、ユノ……疑っ…て、、」
運命を笑わない、チャンミンの額にキスを。
「可愛い。チャンミン、可愛い」
「可愛いくないって……はぁ、、僕めっちゃ醜い……」
顔を隠す両手を開いて、鼻先にキスを。
「ん、可愛い♪」
「30歳になった男に連発されても…それに皺が…」
「あはーはーはーw!チャンミンは大丈夫だし、可愛いってそういう意味だけじゃないしw。やっぱチャンミンは天然だな☆」
「む、だってそれしかないでしょ…」
赤面にちょっぴり尖らせた、その大きな唇にキスを。
「俺が『可愛い』って言うのはね
______Changmin.part______
「『愛しくて仕方ない』。そういう意味なんだぞ」
ぐるっと覆い被さられて上からまた、口付けが降る。
「ん」
「、ふ…ん…」
熱い舌が咥内の奥まで入ってきて、僕は柔らかく吸い上げる。ユノのはだけた服を本格的に脱がせながら、肌をなぞる。飛び出した太い竿は固さを失ってなくて、尿道口を弄れば少量のカウパーが糸を引いた。
「ベッドに乗ろ…」
「ん」
すぐ脇にあるスプリングを軋ませて移動してると、裸のユノに後ろから全部剥ぎ取られた。飛び掛かってきたユノの目線が僕の顔から下へ向けられて。
始まるなって感じ。
「あ、ぅ…んぅ…っ、」
開かされた足の間に入ってきたユノに、乳首を吸われながらモノも同時に扱かれて一気に気持ちいい。
肘を立てて少し起き上がった。リモコンでライトの加減を最小にして、ベッドヘッドのローションとゴムの具合を確認する。ユノに挿れられる為に、愛撫されながらそんな準備する。卑猥な自分にいやらしくて興奮する。
「すぐ勃った…可愛い…」
「ん…っ、っ」
思わずイキそうになって踏ん張ると、身体がブルブル震えて息が詰まった。僕の様子を察したユノがニヤッと笑って、さらに下へ降りたのを止められなかった。
「可愛い、」
「っ!駄目ダメ…!イ…っ、」
急激に勃起したモノをフェラされて我慢なんて一ミリもきかない。腿裏をがっちりホールドされて、足を閉じるような抵抗もできない。
「出る…っ、、、、」
あっけなく。ユノの咥内に精液を注ぎ込んだ。開始何分?あり得ない早さで頭がぶっ飛ぶほど恥ずかしい。
それを見せつけるように腹へとろとろ吐き出されて、隠れることもできない。
……それもこれも、ギラついた目のユノが恨めしい。
「今日…かなり興奮してるね…」
「はあ、はあ、はぁ、、だめって言ったのに…ぃ、」
「チャンミンが可愛いから」
「ふ…っ、ぅ、、っ、」
余裕を装えるユノが恨めしい。
ユノに『愛しくて仕方ない』と触れられたら、
僕の全神経なんて簡単に反応する。
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